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~累計8校の塾を見てきた現役講師が教える塾の選び方(講師編①)~

第2回目は、「塾の選び方(講師編①)」をお伝えします。

中学受験、高校受験、大学受験が控えているのではないのでしょうか。
また、進級し、塾を探したいと思われているかもしれませんね。

日本には、塾が多く、個別か集団、駅前か家の近くか、名前の知っているところか、名前の知らないところか、と選択肢は無限です。

ただ、決め手は1つです。
それは、

「人」


です。この「人」とは、塾の室長や講師の方々を指します。
つまり、「良い塾」とは、立地やブランドではないということです。
それはなぜか?

それは「学歴=教えるのが上手い・生徒想い」にはならないからです。
例えば、塾の講師が東京大学に通っていたとしても、教えるのが上手いとは限りません。いかに生徒の目線に合わせられるか、質問しやすいオーラがあり、疑問を分かりやすく答えてくれるかが重要です。

私の塾に、県内1の高校を卒業し、国立大学に通う先生がいました。
しかし、その先生に偏差値30~65までの生徒を見てもらうことはありませんでした。それは、細分化して説明することが難しいかったからです。

例えば、
My sister has finished (           ) lunch.
1. have   2. had   3. having   4. to have
という問題があります。答えは、「3」です。
解説は、finish ~ing「~し終える」だからです。

この説明を受けて、「そうなんだ~」と思いましたか?
これをかみ砕いて説明すると、
「一つの文には、主語と動詞が1つずつしかないんだよ。
 今回の動詞は、had finishedだから、動詞の1,2は消えるんだよ。
 ところで現在完了覚えてる?不定詞と動名詞はどう?」
とこんな風に復習と実践を繰り返しながら、納得するまで説明します。

しかし、このつまづきを経験してこない先生は、気づくことができません。
だからこそ、「人」が大事なのです。

この先生は、大学受験の授業では、即戦力です。
人には一長一短があるように、講師にも一長一短があります。
適材適所があることを知っておいてもらえると、「この先生がいい」や「この先生頭良すぎるから変えてほしい」と伝えることができると思います。
ぜひ、実践してみてくださいね!

「塾の選び方(講師編②)」をお伝えします。
 ポイントは、「熱量」です。


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