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~累計8校の塾を見てきた現役講師が教える塾の選び方(講師編②)~

第3のキーワードは「熱量」です。
前回、塾選びの極意①「人」をお伝えしました。
今回は、極意②「熱量」です。

私は、今まで8校を塾を見てきましたが、「良い塾=熱量」だと感じています。
塾のアルバイトは、1コマ〇〇〇〇円という給与の出し方をします。
つまり、時給制ではないということです。
授業が始まる5分前に来て、終わった5分後に帰ってもよいのです。

では、子どもを塾に通わす親になってみてください。
①授業の少し前に来て、終わり次第すぐ帰る講師
②授業の1時間前に来て、準備をする講師
どちらがよいですか?

②がいいなと思うでしょう。しかし、②はサービス残業になってしまいます。ただ、親御さんからしては、それくらい熱心に働いてもらえるほうが嬉しいです。

良い塾の見極めるポイント上で、講師の求人を見てください。
そこで、講師の口コミをじっくり読んでください。
意識の高さや講師の関係性が分かると思います。
また、相談会や説明会に参加してください。無料で行っています。
「百聞は一見に如かず」です。
授業の教室、自習の場所、生徒の雰囲気が重要です。
よく、生徒が自習室でうるさい、静かに勉強できていないとマイナスに取る方がいます。これは、正しいですが、生徒の問題よりも、講師の問題だと捉えてください。
学校では、進路指導の先生、生徒指導の先生、保健の先生など様々な役割がいます。厳しく近寄りがたい先生や温厚で困ったときに助けてくれる先生もいます。塾も同じです。先生ごとに役割があり、それが全うできていないと、授業中にうるさくなる、自習できる環境にないと感じ取ってしまうのです。

もう一つは、実際に宿題の量の例を見せてもらってください。私が勤めてきた塾や生徒で、「宿題が多すぎるため辞めます」という生徒は、1人もいません。一方で、塾を辞める原因のトップ3は、宿題が少ない、学力が上がらない(定期テストの成績)、人間関係です。
宿題の量が少ない理由の大きな原因は、生徒に嫌われたくないという大学生講師にありがちな理由です。しかし勉強は、やり方や知識を学ぶインプットの3倍のアウトプット(復習)を行わなければなりません。
私が担当していた生徒では、1日A3両面1枚の宿題を出していました。1科目45分で解いて、15分で復習(⇒小学生、中学生向け)が理想の形です。

まとめると、塾はブランドではなく、講師自身の真剣度、生徒への向き合い方で変わります。教育学部の講師は、他の学部より、少しは熱量高い講師が多いです。私は、経済学部出身ですけど…

次回は、塾の選び方(校舎長編)です。
これが一番重要です。


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