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求人媒体って結局何が一番いいの?

大前提、母集団形成を求人媒体に頼ると仮定した場合と、
転職顕在層にアプローチすると仮定した場合の考察。
そしてその範疇での考察であるので、もっと上流のブランディングやリブラディング、CX等の考察はここではしないのでご了承を。
その他の手法や採用を内政化できているならそれでいい。

少なからず人事担当の方や経営層の方でもこの選定に悩まされることはあるはず。
僕も大量採用を行っていた時代は媒体の力にはかなり助けられた。
その頃の経験や採用を支援してきた経験から僕なりの答えを導き出したい。

結論・・の前にそれぞれの特徴

早速結論といきたいところだが、その前に簡単に各種サイトのプロフィールを。
もうそんなこと知っているという方は飛ばしていただいて結構。

えーっと、、
かなり面倒くさい作業になりそうだったので、転載でご容赦いただきたい。

▽各種媒体比較表▽

結構見やすいかな。
若干の忖度具合は否めないがとても参考になる。
ぜひご参照を。

結論

では結論にいこう。
結論は3つ。

①何でもいい
②最上位プラン
③課題と差別化

①何でもいい

まさかの。
ただこれは事実で、
自社のブランディングとペルソナさえ間違わなければどこに出稿したとしても結果はそんなに変わらない。
逆に言うと、自社の強みは何なのか、競合はどういう打ち出しをしているのか、市場分析とまではいかないが、求職者の方がどういう動きをしているのか等を分からないまま、「安いから」「付き合いが長いから」などの理由で予算を投下するのはナンセンス。
上記分析の基、自社ブランディングの基、どこに出稿するかを初めて悩もう。
そうなればサイトパワーがあって安くて長くてみたいなCPを打っている媒体が強くなるが・・。
それはそれでいい。そこで勝負して負けないようにすればいい。

②最上位プラン

これに関しては予算の関係ももちろんあるが妥協してはいけないところ。
各媒体でばらつきはあるものの最上位プランとその一つ下のプランとでは、
IMPで月5000PV~10,000PVぐらいの差が生じる。
こればっかりは仕方がない。そうでもなければ最上位プランで掲載するメリットがない。

いくら応募CVRで勝負するといっても限界がある。
一昔前は応募CVRが5%なんて夢の時代もあったが、今の時代そもそもチャネルが多様化してきているのに加え、リテラシーもどんどん上がってきている。
であればやはりいかにPVを稼ぐかというのが改めて大事な時代である。
迷わず最上位プランだ。

③課題と差別化

一番大事。
媒体選定の決め手となること。
媒体を使う上で何が課題なのか。
何を解決したいのか。どこの数値を伸ばしたい改善したいのか。
これが決まらないと絶対に走りだしてはいけない。
100%結果は出ない。

「少しPVが良くないのでサムネイルいじってみますか」
「同時に職種名も変えますか」
「応募CVRが悪いので中身刷新しましょうか」

もちろんこんなノリではないだろが、
具体的にKPIのどこの数値に問題があるのか。
(KPIを引いていないのは致命的なのでまずは引こう)

※下記よければ参照ください

その数値が悪い要因は何なのか。
要因たる構成要素は原稿のどの部分なのか。
それによってアウトプットは大きく変わる。

加えて大事なのが、

そこに一貫性があるかどうか。

これはブランディングとも重複するが、
すべての問題をセグメントしすぎてバラバラなアウトプットになると本末転倒だという話。
課題を抽出してカテゴライズしていくと自ずと優先順位は決まるのでそこから派生していけばいい。
リクルートコンセプトが重要だという議論がよくなされるのはこういう背景から。
▽下記ヒントになり得そうな記事があったので良ければご参照を▽

3C分析やSWOT分析といったフレームワークを駆使し、
まずはコアとなるコンセプトを策定する。
そこからデザイン云々の話である。
もっとも、このデザイン云々で勝負も決まるので併せて重要なのだが、今回は少し話が違うのでまた今度触れる。
いいデザイナーはセンスはもちろんだが、戦略の理解が素晴らしい。

後記

求人媒体って結局何が一番いいの?という問いに対しては正直分からない。
無責任だとかはぐらかしてるわけではない。
企業によって課題は当然違ってくるので、何が最適かなんてのはその企業にしかない。

ただ上記結論3つをまずは重要視してほしい。
そしてそういう情報をどんどん収集してほしい。
そうすれば必ずいいパートナーや素敵な商材に出会える。

まずは自分(自身の企業)を見つめることから。

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