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大樹町で牛の爪を切る(削蹄)仕事しませんか?

[軽く自己紹介]

西尾削蹄所の代表、西尾良太と申します。
出身は、十勝の浦幌町で生まれで小規模ながら畑作と酪農を営んでいました。小さい頃から畑より牛が好きで、いつも牛舎をうろついていました。そして士幌農業高校卒業後は、大樹町にある南十勝酪農ヘルパーに努めその後削蹄師を目指し、鹿追町の削蹄師に弟子入り、そしてヘルパーを4年間努めた酪農家さんの繋がりを生かし、大樹町に戻った形で削蹄業を独立しました。

意外に知られてない削蹄師(さくていし)という仕事

丁度、良い動画があるので僕達の仕事を御覧下さい。


皆さんは、牛の爪を切る仕事がある事を知っていましたか?酪農関係で働いてる人は、大体知ってると思いますが全く関係無い方は「そんな仕事があるのですか?」「牛って爪切るんですか?」とか過去に何度か言われた事があります。自分が思っている以上にマイナーな仕事なんだと。

昔は牛の爪を切る必要が無かった!

凄く昔の話ですが頭数も少なく、放牧がメインだったため必要はありませんでした。土の上を歩いたり走ったりしてると、爪は伸びますが自然にすれてバランス良く爪の形が整っていました。現代では、効率化や大規模化などで大きく酪農の環境が変わり、放牧は少なくなり牛舎の中でずっと飼われてたりフリーストール牛舎で、コンクリートの上に立っていたりとかなり環境が変わり牛にとって削蹄は無くてならないものになりました。

牛の健康維持に欠かせないのが削蹄

爪が伸びすぎると姿勢が悪くなり、歩行するのもストレスになりエサの食べる量も減り、そして乳量が落ちたり牛の発情が来なくなったりと損失が色々出てきます。妊娠して出産しなければ牛乳は出ないので経済動物である以上、淘汰しなければいけません。爪をしっかりとケアしていると、姿勢も悪くなくいつもスタスタ歩けばストレスも軽減され、健康維持の基盤となるのです!凄く良いエサ、良い環境だったとしても爪が悪ければ元も子もありません。


牛を引っ張る事も技術

削蹄の魅力とは

削蹄の魅力は酪農経営までも良くしてしまう事です。健康維持が基盤となるので、そこを手助け出来る事はプレッシャーもありますが、とてもやりがいを感じる部分となっています。
西尾削蹄所では、すぐに刃物を持ってもらい最初は少しずつですが爪を切ってもらいます。自分が弟子時代の時は1年も刃物を持たせてはくれませんでした。他の削蹄所の従業員に聞いた事も話すと、6年も爪にも触らせてくれないとか、牛の移動しかやらせてくれないとか削蹄がやりたくて入ったのに、中々出来ない所もあるようです。過去の記事ですが削蹄の魅力についても語っています。


削蹄の仕事って難しいの?
自分なりの教えとは?

削蹄の仕事は技術が必要で、ちゃんと削蹄技術を習得するには、時間がかかり向上心や努力をしないと身につきません。ただ難しいだからこそ良いと思ってます。削蹄のスキルが習得した頃には、色々苦労もすると思うので人間性もアップしている!
誰でも試行錯誤が出来る様に配慮して、削蹄中刃物の切り方や、グラインダーの削り方など基本的な事を教え、理想の爪の形はこれ!とゴール地点を教えます。
例えば、10がゴールとします。1〜3は基本で、4〜9が自分が考えてクリアしてね(試行錯誤の部分)10(ゴール)はこの形にしてねの部分!って感じなので自分なりに考えて10を目指してもらうので10までくるには沢山悩み試し失敗し、その経験は確実に成長すると自分は思ってます!

削蹄の仕事は大変な部分があるが故に人間性も成長する!だから面白い!

最後まで読んてもらいありがとうございます。少しでも興味をもってくれたら嬉しいです。


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