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記憶は曖昧。価値観もダイナミックに変化する。

土曜日は六本木で、デザイン経営関連のセミナー取材でした。朝ごはんはりんご。

尊敬するクリエイターの方々が講師を務めるセミナーで、午前10時から夕方までの長丁場でしたがあっという間。

数日前にも六本木に行ったばかり。森美術館のSTARS展で奈良美智が生み出す意志の強い女の子たちを見て癒されたり、新しくなった蔦屋書店のお洒落カフェでお茶したり。

美術館の作品を拡散狙いで撮影許可する時代。世の中の価値観は、ダイナミックに変化するなーと改めて。

ライブ中の動画撮影タイムとかもそう。コンサートの入場時にカメラや録音付きウォークマンの持ち込みチェックがあったなんてね。水を買うことも当たり前になったけど、それもかつては考えられなかった。

STARS展は平日だからかな、空いてました。

そういえばライターの学校に通っていたとき、好きなものを紹介する課題で奈良美智について書いたことがある。なんて書いたかは思い出せない。


記憶は曖昧だけど、曖昧で救われることもたくさんある。なんでも白黒ハッキリさせればいいってもんじゃないよね。

でも、コミュニケーションは分かりやすいほうがいいな。

「ありがとう!」のひと言に、私は何度も救われている。心が軽くなったり、嬉しくなったり、また頑張ろうって思えたり。

だから、私も感謝の気持ちは惜しみなく伝えるし、伝えてくれる人が好き。悪いと思ったら、素直に謝る。

一方、気持ちが透けて見えることもある。

取材のとき、相手が自分のことを「本当に」見ているかどうかはすぐ分かる。初対面の人と会って、いきなり深い話をすることが仕事なので、相手のリアクションを尋常じゃないほどよく見て、気持ちを察しようと「全集中!」しているからだと思う。表情はもちろん、目線や声のトーン、受け答えの間や息づかいとか色々。

オンラインの取材や打ち合わせで、話しているとき相手がメールか何か、違うことしていると分かっちゃう感覚に近い。

人はそんなに鈍感じゃないもんね。

最近は少なくなったけど、出版社の編集者と一緒に取材に行ったりすると、「私のことを見ているようで、心の中では出版社の人しか見ていないな」と気づくことがある。(特に女性と年配の男性に多かったりする)

気持ちは分かる。そりゃそうだ。フリーランスのライターより出版社の人とダイレクトでつながったほうが、得なことが多そうだよね。

実際、得なこともあるかもだけど。

でもね、その取材は私が企画して出版社に提案したから実現した、、ということは少なくない。

社名や肩書き、有名か無名か。今どき、そんなことだけにとらわれるなんてね。本質を見極める力がないことを露呈しているようで、逆に勉強になる。反面教師。

今日は日曜日。のんびり家で仕事します。ゲラの最終チェックや原稿の下書きなど。今、テレビではバイデンが勝利宣言中。

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