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【赤裸々大人中学生女子】その思い…親にぶつけるその前に。

モデル/レンタル彼女PREMIUM/心理カウンセラー/結婚相談所助手/イラストレーター/西岡まゆ(@mayu_rkp)です。

こんにちは!毒親バスターの「生きにくい」さんガイドのまゆお姉さんです。
さて、巷には毒親撃退、毒抜き系の書籍も今は数多く並んでいますよね。
そんな中に結構「解毒のために、散々苦しめてきた親にぶつけろ!」「えいえいおー!」みたいな記述があったりします。
親の言うことすることを受け止めることしかできない無力な子供時代から散々毒を浴びせられたのですから、まあそう思うのは至極当然です。
実際私も「あなたは毒親だ」とは言わなかったものの、母や祖母と対峙したことがあります。
でも、正直それで解決するかな?と聞かれたら私の答えは「結構な確率でノー」です。
どうしてか?今日はそのあたりを紐解いていきますね。

毒親バスターの私が毒親の肩を持つのか!と言われてしまいそうですが、
毒親もまた、毒親に育てられた被害者であったりします。
私は平成に幼少期を生きた世代なのですが、いくつか遡っていくと祖父母の世代は戦時中であったり戦後で食べるものもままならない時代であったりもしますよね。
そんなサバイバルな時代を生き抜けば当然、考え方だってはりつめていくし過緊張のなかで神経を張り巡らせて生きている人も多かったはずです。
その世代が子供を生んで、そのまた子供が子供を生んで…とすれば、個人的な要因も合わせると無数の恐怖感や親には親の辛い事情があるのはとっても自然なことですよね。

そういう親たちって、恐怖心や不安な気持ちがどこかにありますから、自身の気持ちよりも理屈で考えるようになります。あまりに辛い事情は心で考えていては耐えられなくなるからです。
子供もまた同じ理屈で考えていくタイプであればそれでも問題はないんです。

問題は…自分の気持ちをどこか無視できない現代人に多い感情型の子供の場合にそこに亀裂が生じがちです。
(心で感じたことを大切にするタイプ)

うちの例を挙げますね。

私「私は妹が生まれてから、お姉ちゃんなんだからで我慢ばかりで、ろくに構ってもらえなくて寂しかった」

母「そうは言ってもその頃お父さんは帰らなくなっていたし、妹は病弱だったから…」

私「離婚後一人で頑張っているお母さんを見るのは辛かった。再婚したってお母さんが笑ってるならそれでよかったのに」

母「だって再婚なんかしたら、あなたは思春期で複雑でしょう!あなたの事を考えて再婚しなかったのよ!」

ほら、見事に母は理屈思考型、私は感情型でそれぞれ主張をしていて激化するだけになっていますよね。
これ、それぞれの立場の言いたいことを並べると
私「お母さんにただ、辛かったね、そうだったんだねと言って欲しい、わかってほしい」
母「娘が私に攻撃している!困った!理由を説明しなくてはいけない」

というかみ合わない会話になってしまうのです。

でも、感情にふたをして理屈で正論を思考していくことで生きてきた相手に、寄り添ってもらえるわけがないんです。
そういった親って絶対に謝ることもしませんし(思えば祖母も母も、日ごろからごめんなさいという言葉を口にした所を見たことがありません…)
仮に謝られて、親が自分の前で土下座してきたとて…すっきりしないのではないでしょうか?

正直この対峙の後は相当落ち込みました。
しかし、ここで心にふたをしてしまっては私もまた母と同じになってしまいます。
私の場合は
「そっか、悲しいな。本当はお母さんに愛されたかったしもっと仲良くしたかったな。
本当は私寂しかったな。きっと私はお母さんが大好きだったけど、今までありがとう」

と心から思えたとき、はじめて殻が割れて幸せへの光が見えてきました。

親と対峙するな、とは言いません。
ですがどうか、その結果思わぬショックを受けることになっても、あなたはあなたの心を閉ざさないでほしい。せっかくハートフルな気質があるならば親と同じスパイラルに陥らないでほしい。
そして「親も辛くて心を閉ざしたからかみ合わないんだ、かわいそうだから親に優しくしよう」ともしなくていいんです。

あなたの心も、感情も、そして人生もあなたのもの。あなただけのものです。



時間はかかるかもしれないけれど、最後まで親に理解されなくても今こうして幸せにすごしている私のような人間もいます。
それにはやっぱり、自分の気持ちを認めることと手放すプロセスが必要なのだと感じます。
それこそが解毒の真意と言っても過言ではないはず。

一人じゃわからない、怖いよ、という方は、いつでも相談してくださいね。

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