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記事一覧

「リボルバー」を読んだ

「リボルバー」 原田マハ 幻冬舎 を読んだ。 ゴッホ、ゴーギャン。それぞれの名前は知って…

にしこ
2年前
13

「おわかれはモーツァルト」を読んだ

「おわかれはモーツァルト」 中山七里 宝島社 を読んだ。 今回読んで思ったのは、このシリ…

にしこ
2年前
9

「平場の月」を読んだ

「平場の月」 朝倉かすみ 光文社文庫 を読んだ。 いやぁ、ツラい。 なんかねぇ、リアル過…

にしこ
2年前
12

読み終わったぞ、平家物語

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 09 平家物語 訳者=古川日出男 河出書房新社 をようやく読…

にしこ
2年前
18

「スモールワールズ」を読んだ

「スモールワールズ」 一穂ミチ 講談社 を読んだ。 BL作家の一穂ミチさんの一般文芸書とい…

にしこ
2年前
12

「月の炎」を読んだ

「月の炎」 板倉俊之 新潮社 を読んだ。 初めて見る皆既日食に小学五年の弦太たちは沸き立…

にしこ
2年前
10

「真夜中のマリオネット」を読んだ

「真夜中のマリオネット」 知念実希人 集英社 を読んだ。 殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。「彼は『真夜中の解体魔』だ」と――。涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。「僕は罠にかけられただけなんで

「アンマーとぼくら」を読んだ

「アンマーとぼくら」 有川浩 講談社 を読んだ。 休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行…

にしこ
2年前
6

「トーマの心臓」を読んだ

「トーマの心臓」 森博嗣 メディアファクトリー  を読んだ。 萩尾望都の名作コミックを森…

にしこ
2年前
8

「ガソリン生活」を読んだ

「ガソリン生活」 伊坂幸太郎 朝日文庫 を読んだ。 聡明な弟・亨とのんきな兄・良男のでこ…

にしこ
2年前
10

「慟哭は聴こえない」を読んだ

「慟哭は聴こえない」 丸山正樹 東京創元社 を読んだ。 旧知のNPO法人「フェロウシップ…

にしこ
2年前
9

「龍の耳を君に」を読んだ

「龍の耳を君に」 丸山正樹 東京創元社 を読んだ。 手話通訳士の荒井尚人は、ろう者の親か…

にしこ
2年前
12

「デフ・ヴォイス」を読んだ

「デフ・ヴォイス」 丸山正樹 文藝春秋 を読んだ。 今度は私があなたたちの“言葉”をおぼ…

にしこ
2年前
5

「スワン」を読んだ

「スワン」 呉勝浩 角川書店 を読んだ。 首都圏の巨大ショッピングモール「スワン」で起きたテロ事件。死者二十一名、重軽傷者十七名を出した前代未聞の悲劇の渦中で、犯人と接しながら、高校生のいずみは事件を生き延びた。しかし、取り戻したはずの平穏な日々は、同じく事件に遭遇し、大けがをして入院中の同級生・小梢の告発によって乱される。次に誰を殺すか、いずみが犯人に指名させられたこと。そしてそのことでいずみが生きながらえたという事実が、週刊誌に暴露されたのだ。被害者から一転、非難の的と