「おわかれはモーツァルト」 中山七里 宝島社 を読んだ。
今回読んで思ったのは、このシリーズは音楽を楽しみたいとか、謎解きを楽しみたいとかで読みたいのではなく、ただただ、岬洋介に癒されたい…、そのために読んでしまうんだな。
被害者は、ガセネタを作り、相手を陥れ、時に恐喝するような胸糞悪いフリーライター。
本当に気分の悪い手口。
しかし、岬洋介にかかれば、「彼も被害者なのです」
まぁ、なかなかそうは思えないけど、少し見方も変わる。
最後、岬洋介と榊場隆平の演奏前に、緊張する榊場との会話も良い。
私も何か困ったり、弱ったりした時に、岬洋介と会話したいわ。
次回は「いまこそガーシュイン」(仮題)らしいので、楽しみに待とう。