読み終わったぞ、平家物語
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 09
平家物語 訳者=古川日出男 河出書房新社
をようやく読み終わった。
アニメの記憶や、遥か彼方の古文の授業を思い出しつつ、読みきった。
後半は、もうとにかく読み終わることだけを目指して(笑)
最後の巻は、灌頂の巻。
尼となった建礼門院のところへ、後白河法王が訪れる。
建礼門院が来し方を振り返り語る。
ざっと4頁。
私も一緒に振り返る。
そして、頭に浮かぶのは、冒頭。
いやぁ、この冒頭はすばらしいね。
平家物語の構成を考えた人は、すごいよ。
古文の授業で、この冒頭を無理やり覚えさせられた人も多いと思うけど、これは素晴らしい文章だよ。
この良さが解るには873頁必要だったけど。
お時間のある人は、ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
「鎌倉殿の13人」では、どのように源平が描かれるのか、楽しみだな。
恐縮です