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「真夜中のマリオネット」を読んだ

「真夜中のマリオネット」 知念実希人 集英社 を読んだ。

殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。「彼は『真夜中の解体魔』だ」と――。涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。「僕は罠にかけられただけなんです」と――。無実に思える証拠を見せられた秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになる
が……。涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人
形遣いなのか。衝撃のクライマックスに、きっとあなたは絶叫する。
(Google Books)

衝撃のクライマックス、とまではいかないが、どんでん返しは楽しめた。

涼介は真犯人なのか。
秋穂は騙されているのか。
涼介でないならば、誰が「真夜中の解体魔」なのか。

秋穂の振り子のように揺れる涼介に対する思いと共に読み進めていくわけだが。
まぁ、それほど秋穂に没入するほどではなかったので、「衝撃のクライマックス」とはならなかったかな。


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