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[エッセイ]画家を目指す中卒22歳のゆる話 (2)

〜チップで生きる〜

ふう。仕事終わりのビールは堪らないねえ。仲居は毎日温泉に入れるから実質仕事終わりはお客さんみたいなものなんだよね。最近のマイブームは顔馴染みのコンビニでいかに観光客を装うか。心の中では成り切ってるんだけど、店員さんは俺の心中も察することなく「お疲れ様です^ ^」って。

今日はお客様からおひねりを頂いたんだ。チップのことね。長野に来るには名古屋経由で来たんだけど、俺の銀行が地方に無いもんだからお金を下ろすにはコンビニしかない。手数料も300円もかけるのは勿体無い。でも気がついたんだけどこっち来てから一回も現金下ろしてないんだよね。一応ご飯は頂ける職場だから食費はかからないけど、ジュースとか、洗剤とか、生活の雑費はかかる。でも最低限の出費はチップで賄えてるんだよね。これが本当にありがたくて。都会にいると誘惑も多いし、なにかとお金がかかる。だからこそ使い道を工夫しなきゃならないんだけどさ。
働いていると、お客さんの喜ぶ姿とかがモチベーションに変わって、自分の働き方が変わる。でもお金のことを考えるとさ、そんな余裕も無くなってただ稼ぎを上げる事に目がくらむじゃない。俺はそうだったけど。でもチップって自分の接客に対してくれるから、その都度自分の働き方を省みてもっと良くしよう、とかここをこうしたらもっと落ち着いてすごせるかな、とか、働くことがゲームのように感じで行くんだよね。マリオってコイン取らなくてもステージクリアできるけどコイン取っちゃうじゃん。やっぱりクリアすることだけが仕事じゃなくて、自分なりの攻略法を見つける事が大事だと思うんだ。その仕事は他の人でも出来るだろうけど、自分にしか出来ない攻略法も必ずあるから。これをマクロに見ると、人生も自分にしか見出せない攻略法があって、自分にしか見れない景色があるってことにも繋がると思うんだ。

いやぁ、こんなに長々と書く事でも無かったけど、考えの整理って大事ね。自分の頭の中がこんがらがってるのがよくわかる。(笑)
まとめると、自分が楽しんでるとその気持ちは連鎖して、自分に回って帰ってくると言う事!

明日もまた楽しく生きよう。
おやすみ。 

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