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議論の前に対話(diary174)

こんばんは!
丹路です。

本日は土曜日の投稿です。

梅雨が明けて猛暑です。外に出ると自然と手が湿り、何もしていないのに汗が出る、そんな毎日です。
夕方になると大気が不安定になり、洗濯物の心配を会社からしている日々を過ごしています。これも「夏らしさ」ですね。
せっかく日本には四季という素晴らしい季節があるからこそ、四季の楽しみ方を作っていきたいですな。

さて、本日は”議論の前に対話”です。

このnoteは坪谷さんの著書である「組織開発入門」をインプットして書いたものです。非常に学びになる本なので、是非みなさんご一読してみてください!

議論と対話の違いを確認していきましょう。

議論とは、すでに決まっているテーマを解決するために、どうすべきかを意見を戦わせるものです。
つまり、議題(WHY)は決まっている前提で、その具体的なやり方(HOW)を決めるための話し合いが議論です。必ず何かを決めなくてはならず、分析的な思考が求められます。

対話とは、そもそも私たちが何に対して取り組みたいか、それぞれの前提や文脈を分かち合うものです。

僕の大好きな本でもある「他者と働く」には以下のように記されていました。

対話とは「新しい関係性を構築すること」と書いてあり、そもそも組織とは、人がいて、建物があっても組織はモノとしては存在しておらず、そのモノ自体を見たことが無い、組織とはそもそも関係性で成り立っていると。

本質は一緒ですよね。
共通の目的や意義を生み出すための話し合いが対話になります。新しい関係性を構築する、という観点においてもただ単に話すのではなく、共通の目的や意義を生み出していかないと新しい関係性は構築できません。なぜなら組織とは関係性で成り立っているので。
共創のない対話は対話ではありません。行うべきは相手の意見を論って意議論を出すことではないので、自分の意見が場に出て、他の人も良い件も場に出て、お互いに受け止めた上で「私たち」にとっての意味を新しく創造することです。共創の思考が求められるのです。

議論ばかりで対話のない組織では、血は通いません。理由は上記です。目的(WHY)がわからない状態ですから、自分が大切だと思えないテーマに向けて合理的に取り組むことは、機械やAIの仕事であって人間の仕事ではありません。
自分たちの組織を見返して見てください。議論ばかりしていて対話をしていない環境ではないですか?

上記のようになってなってしまったのは時代背景もあります。
昔は仕事の目的がシンプルだったこと(大量にものを生産する)、働く人の特徴や環境が共通であったことから、わざわざ「共有の目的や意義」を分かち合わなくても「前提」が揃っていたのです。しかし、その前提は時代背景から崩れていきました。
働き方の多様化が進み、働く場所も時間も異なる人とのリモートワークで仕事を進めることが時代の必然となり、前提がそもそも成り立たないのです。だからこそ、意図的に対話の場を作っていくしかないのです。

そして、組織として動いている以上、上記がプラスの方向に、エネルギーを増減させる手法として発展しなければなりません。
主観と主観を持ち寄って、みんなにとって善いことを考える、そしてその対話によって自分の主観が磨かれていく、、、
全員で合意した目的に向けて議論を行い、決定して実行と検証を繰り返す、その検証によって目的と主観も大きく変わってく、、、
これが組織の理想だと思いますね。

自分の思いや意思(美)をしっかりと合わせにいく(善)そして議論し真実を導き出す(真)、そうすれば自ずと良い組織が生まれるでしょうね。気づけば堂々と自分の意見を伝え、協調しながら対話と議論を使い分けているはずですから。

画像の色を上と下で間違えました。。。まあこういう間違えもあるでしょう。次からは気をつけます。笑

また来週!

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