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あなたのハートにコンセント★人と人を繋げるリアルな場”コンセントカフェ”オーナーの村井順一さん。

“あなたのハートにコンセント”をコンセプトに、人と人、コトとコトを繋げるリアルな場としてコンセントカフェを運営されてる村井順一さんにお話を伺いました。

村井 順一 Junichi Muraiさん プロフィール
有限会社トラスト 販売戦略ディレクター
出身地:大阪府豊中市出身 
経歴および活動:昭和47年生まれ 
大学在学中に、京都太秦にある東映俳優養成所に通うも、3ヶ月で挫折。
卒業後はフリーターとなり、スポーツジムのインストラクターとして働く傍ら、プロ野球選手を目指し、プロテストを受験する。
当時の福岡ダイエーホークス2軍監督の石毛氏に 「もう少し早く出会っていればと‥」と肩を叩かれ、そっとバットを置く。
その後、LAWSONの店長、ゴルフダイジェスト社にて広告営業、ディスプレイ会社の空間ディレクターを経て
2019年4月30日コンセントカフェオープン、現在に至る。

ポテンシャルを活かし、新しいビジネスを生み出すトライアルの場所

記者:今のお仕事を通して、叶えたい夢やビジョンは何ですか?

村井順一さん:(以下、村井 敬称略)
これまでの経験、特に広告代理店でのビジネスマッチングのスキルを活かして、人と人を繋げるだけじゃなくて、同時に収益もあがるプラットフォームを創りたいと思っています。現在、カフェの運営だけではなく、オンラインでのコミュニティサロンも運営しております。そのサロンメンバーのスキルは全て商品ですから、その商品をまずはサロン内で共有して、チームを組み、仕事を生み出し、そこで納まらない案件はサロンのメンバーがその先の人とマッチングすることで、更に広げていくことも出来ます。いわば、スキルを持った人を売っている感じですね。

記者:スキルを商品にすることは物を商品にすることよりも面白いですか?
村井:
そうですね。人はどんどん変わっていくのが面白いです。サロンの中で問題提起をした時に、有り難いことに積極的にすぐ動いてくださる方がいて、そこから新しいビジネスが生まれたりします。人のいろんな側面が観られるし、新しいことをどんどん吸収し学ばれていたり、この人こんな引き出しがあるんだって発見することも多いです。
 今の時代、企業が疲弊してきて、会社のあり方、働き方も変わってきてますよね。さらにコロナの影響でお勤めの人でさえも副業という武器を持たないといけない時代です。そういう人達が自分のポテンシャルを活かして新しいビジネスが出来るトライアルの場所をつくりたいんです。充電だけじゃなく、人と人も繋げていくというコンセプトをもっと打ち出して、コンセントカフェというブランドを全国に広めていきたいと思っています。
お店では、「ビジネス仲人」として話を聞いて皆さんの心の合鍵を作らせて貰っています。その心の合鍵にその人のいろんなデータが組み込まれているので、心の合鍵があったら初対面の人でもスムーズに繋げることができます。その時に村井という存在が共通言語になって、人を繫いでいけたらと思っています。交流会なんかは、出来るだけ僕のフィルターを通った人で行っています。例えば、全員が僕の悪口を言っていてもそれが話のネタになって繋がってもらえたらいいなと思ってるんです。

~コンセントカフェだからできる生の声を ~

記者:プラットフォームをつくる為に、どんな目標計画を立てていますか?

村井:最初にお話しましたコンセント村というオンラインサロンを運営しています。まずは母数を増やさないといけないので、今年中にFacebookのファンを3000人に増やし、その中から1割の方にでもサロンのメンバーになってもらうことを目標にしています。メンバーの方々にはYouTubeで生配信しながらYouTubeでも形に残って収益が上がる仕組み創りをしています。
時事ネタひとつとっても、いろんな人がいるからこそ、出来る配信があると思うんです。例えば、今だったらコロナをキーワードに、教育関係、医療関係など、いろんな分野の人がどう捉えているのかをインタビューして配信することができる。コンセントカフェだからできる生の声を届けていくのもひとつかなと考えています。今年2020年はキーになる年、コロナだからこそ、オンラインで出来ることをどんどんしていきたいと思っています。

~人が好き!人 LIKEではなく、人 LOVE~

記者:人のスキルを商品としたプラットホームを創っていく上で軸にしているものは何ですか?

村井:まずは人が好き!っということですね。
実はすごく慎重なタイプのわりにすぐ騙される。人のことをすぐ信用してしまうんです。性善説の塊みたいなもので、でも、そこに寂しい感じは持ちたくないんです。もちろん、嫌な人には、ちゃんと文句も言いますよ。でも人を信じようと意識的にしているし、潜在的にも持っていると思います。人に悪い人はいないという考え方が根底にありますね。だって、生まれた時はみんな善悪のない赤ちゃんです。ただ、育った環境によって人は変わっていくだけであって。そんな風だから騙されるんでしょうね。(笑)

記者:騙されても変わらないんですか?
村井:
変わらないですね。だから周りにちゃんとした目を持った人が集まるのかも知れません。自分からいきなりシャッターを下ろすことはしないです。とにかく人が好き!人LIKEではなく人LOVE!ってことがベースにありますから。

〜自分を出さずに人の引き出しをプロデュース〜


記者:想いだけでなく、実際にカフェというプラットホームを創るキッカケになったのは何ですか?

村井:独立して広告代理店をやり出したのが4年前です。フリーランスの形で動いて1、2年は、人に会うたびに「村井君は何している人?本業は?事務所はどこに構えているの?」って聞かれて、「家です」って答えてたんですが、それだと40超えているおっさんを世の中はなかなか認めてくれないんですよね。これは僕の主観ですが 笑。何でこんな中途半端な扱いをされるんだろう?という想いがありました。だったら大阪市内に事務所を構えてしまおうと思った時に、ただただ家賃だけを払うんじゃなくてちゃんと、その箱を収益化できないかと自分の人脈、スキルを全部活かせる形にできることは何かと考えて、ポンと出たのがカフェ。
 カフェってカテゴリーが曖昧でいろんな形で表現出来るじゃないですか。朝カフェ、夜カフェ、ハンモックカフェ、ランチ、スナック、BAR・・・。だったらカフェを併設した事務所を作ろうということになり、他とは違う色を出せると思って出来たのが今の形でした。自分のやってきたことを全部土俵の上にのっけた感じですね。
 もともとスペシャリストではなく、ジェネラリストタイプなので、0から1を生み出すよりも、1から10、1を100にするのが好きなんです。例えば、珈琲をセルフにしたら人件費はかからない。カフェで勝負するんだったらキッチンも併設しよう。だけど他に飲食やりたい人はいるから自分ではやらない。シェアキッチン、コワーキング、ギャラリーカフェなど、実は全部世の中にあるものを良いとこ取りしたお店なんです。自分の色を出すのではなく人の引き出しを使いながらそれぞれの良さをプロデュースしていくことができるんじゃないかと思って作りました。以前から、「何してる人?」って聞かれたら「僕、何でも出来るんです」って答えていました。自分ではやらないから何でもで出来るんですよ。「ノベルティ作れますか?」「はい、作れますよ。」だって作れる人、知ってるんだもん。職業には寿命があるし、これからAIが導入されて、どんどん仕事が無くなっていく時代に、これしか出来ませんという考え方はなかったです。僕たちの一つ上の世代の人は仕事がなくなる経験をしてないからそういう考え方をすごく否定したがりますが。

僕の殻をコンコンって割ってくれた人がいたから

記者:カフェというプラットフォームを創って人をプロデュースしていきたいという想いにはどんな背景があるのですか?

村井:僕は小さい頃、大人しくて暗いタイプで、いじめられっ子だったんです。小中高とエスカレーター式の私学だったので1回歯車狂うとそこから抜け出せないんですよ。周りを気にし過ぎて高校生になっても、赤面して女の人とも話せなかったくらいです。その延長で大学の時も大人しくて、だからその頃の友達はいません。でも、今のほうがいろんな人にも支えられて楽しいですね。

記事:今からは想像つかないですね?どのようにして変わったんですか?
村井:大学時代のバイト先に一つ下の後輩がいて、彼がその殻を破ってくれたんです。性格、心が180度変わりました。そこで人とのコミュニケーションを覚えたりしました。学校のしがらみで抑えられてだけで、元々のポテンシャルはあったと思うんですがね。

記者:環境が人に影響を与えるという意味でも、こういう場所を作りたいという想いがあったんですか?
村井:
それはあります!交流会に参加しても全然話さない人がいたら、こちらからぐいぐい引っぱり込みます。僕の殻をコンコンって割ってくれた人がいたから変われたので、今度は僕がコンコンってやることでその人の殻を割ることが出来るかもしれない。もちろん人それぞれですけど、コンセントカフェというフィルターを通ることで何かしら気づきや心の変化が起きたら嬉しいと思っています。
1個下の後輩だけど尊敬出来る人です。勉強できる、スポーツできる、お笑い出来る、男前の4拍子揃っていて、いまだに周りにすごい人が集まる。そんな彼が、あなたはこっちの人だよって引っ張り上げてくれたんです。
一緒に遊ぼうって些細なことからかもしれないけど、ずっと辛抱強くやり続けてくれましたね。お笑いのR1の大会に、彼が出る時に声をかけてくれて、他の人は断わったけど僕だけ一緒に出てたから、彼にとっても引っ張りやすい人だったのかもしれないし、同じ波長を感じてくれてるのかもしれない。憧れでもあるし、彼には凄く感謝しています。
 お笑いコンクールのR-1ぐらんぷりでは300人の観客の前で、2分の持ち時間で喋るんでが、凄くハートも鍛えられたし、本当に出来るんだって思えたし、彼の存在が生きる指針にもなっていますね。

記者:その時の理想像がこのカフェやお仕事にも影響を与えてるんですか?
村井:あると思いますよ。僕のお祖父さんが村のこと、町のことを考え、先頭に立つ方で、いつも人の輪の中心にいた様な人でした。子どもの頃から、あんたもその血をひいてるって言われてたんですが、なかなかそれを表現する力もなかったし自信もなかった。その自信をつけてくれたのが後輩の彼だと思います。それが本当にベースになっていますね。だからいろんな人が活躍できる場所、ポテンシャルスキルを表現できる場所を創っていきたいですね。
恩売りビジネスと言っていて、恩を売られ過ぎて、絶対返さなきゃと思われるくらいに売るんです。返してくれなかったらまだ恩が足りないってことだから、まだまだできてないなと思うようにしていますね。

記者:お話を伺っていると、自分が持っているものを表現出来ない環境や状況に対して、手助けしているように思います。
村井:それはあると思いますね、昔からよく、村井さんには話すつもりがなかったことまで話してしまうとか、話を引き出すのが上手いねっと言われていました。人を観るのも好きですし。視野は広いかもしれないですね。

記者:自然とそれが出来てしまうところが村井さんの魅力でもあり、コンセントカフェに人が集まる理由でもあるんでしょうね。今日は貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。

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村井さんとコンセントカフェについての情報はこちら⬇⬇⬇

【ホームページ】https://concentcafe.jp
【コンセント村】
https://community.camp-fire.jp/projects/view/221432
【Facebook】https://www.facebook.com/concentcafe47/
【Twitter】https://twitter.com/concentcafe


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【編集後記】
シンプルに「人が好き!!」という一言に村井さんの全てが集約されてるように感じました。ご自身の経験や変化を通して、人を信頼し、人の可能性を拓いてくれるそんな存在が、コンセントカフェでもあり、村井さんだと思いました。何をしたらいいのか分らないという人でもここに来ればきっと何か見つけられる。そんなワクワクした気持ちになる楽しい時間でした。コロナで大変厳しい状況ではありますが、そんな時だからこそ、コンセントカフェのような人の愛を感じられる場が必要だと思います。この危機を新しいビジネスを生み出すチャンスとして乗り越え、今後の更なるご活躍を期待しています。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36


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