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誰でも出来る”ダイエット”成功法 〜目指すのは、ダイエットの必要ない生活〜

断捨離というのは、ダイエットと似ています。

沢山買って捨てる。

沢山食べてダイエットする。

ここでは、私の専門分野の「健康=ダイエット」について考えます。

日本人の1日の推定の必要カロリーについてのデータです。

身体活動レベル「ふつう」に保つ場合と定義されています。

日常生活の内容が、座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む。

  • 出典 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

必要カロリー以上摂取すれば、病気でない限りにおいて、太ることになるでしょう。

つまり、制限を遥かに超えるカロリーを摂れば、通常言われる「ダイエット」が必要です。

現代の生活は、カロリー必要性は、激減しています。

その原因は、便利な社会になったことによるものです。

仕事は、デスクワークが大半、ガテン系の仕事でも、機械化により省力化は進んでいます。

家事は、言うまでもなく、洗濯機、掃除機、電子レンジ、冷蔵庫などの普及で労働量が少なくなっています。

そうした現代社会で、カロリー摂取としての食事はどのような現状でしょうか。

NHK調査より

食事回数は、1日3度が81%です。

さらに、年齢別では、驚くような結果が。

NHK資料より

歳をとるほど、3食型が増えています。

カロリーとは何でしょうか。

カロリーとは熱量(エネルギー)を表す単位の1つで、食品面ではキロカロリー(kcal)が主に使われています。
1kcalは、水1Lを1気圧のもとで1℃上昇させるのに必要な熱量と定義されています。
エネルギーとは、人間が身体を動かすために必要な活動の源であり、食品の中で主にエネルギー源として利用できるのは、たんぱく質、脂質、炭水化物の3大栄養素となります。

googleより

その人間に必要なエネルギーを作るのは、細胞内のミトコンドリアです。

細胞内におけるミトコンドリアの重要な役割としては、エネルギー(アデノシン三リン酸;ATP)の産生である。それ以外にも、細胞内カルシウムイオン濃度の調節や脂質の酸化、また近年は免疫反応においても不可欠な働きをしていることが明らかになってきた。

人間のエネルギーの90%を作るミトコンドリアを増やしたり、活力化するためにカロリー(食事)が必要です。

では、間食はどのような頻度なのか。

伊藤忠グループのリサーチ会社のデータです。↓

80%近くが間食しています。

しかし、間食については、本人は自覚していない間食が多いことが明らかです。

ざっくり、日本人の大多数は、3食+間食という結果になります。

カロリー摂取が多すぎることは、明らかな事実です。

日本人は、7万年前から誕生したのですが、近年まで、食事の回数は1回か2回でした。

近年というのは、江戸時代ぐらいまで。

明治維新以前には、現代のような便利な(機械化や仕事のデスクワーク化など)暮らしは不可能です。

つまり、現代よりも遥かに多くのエネルギーを消費しているにも関わらず、食事の回数は1回から2回でした。

その食事の内容も、現代からすると質素で簡素なものです。

その食生活は、遺伝子情報に組み込まれており、太古の時代から日本人に太った人はいなかった。

そうした事実から、現代人は、食事の回数(間食含む)が異常に多く、1食あたりのカロリーも過剰だと想像できます。

歳をとると、健康な方でも、ミトコンドリアは劇的に減っていきます。

ミトコンドリアの量は、20歳がピークで100%です。

60歳ぐらいでは、半分ぐらいに減少します。

ミトコンドリアの減少が、老化と疾患の原因であることも、科学的に証明されています。

ミトコンドリアが、エネルギーを作るのですから、年取るということは、エネルギー量の減少を意味します。

カロリーがエネルギーに転化出来なければ、中年太りや病の原因にもなります。

にも関わらず、先のデータの示すように、歳をとるほど、食事を3度も規則正しく取っているのです。

定年後なら、暇だから、食事や間食が楽しみ説もあります。

当然、そのカロリーは(ミトコンドリの減少で)エネルギーに転化されないので、太ってしまう。

それでも、3度〜5度食べながら、ダイエットのために食事制限することになります。

本当のダイエットとは、「ダイエットの必要性がない状態を作る」ことが、最も健康に良く健全な手段なのです。

結論として、(あくまでも、デスクワーク中心の、私個人の意見ですが)ダイエットには、食事の回数を少なくすることが、最も重要な成功法と考えます。

つまり、「ダイエットしなくてもいい食事の回数」です。

ちなみに、私はダイエットなど無縁な生活を送っていますが、その理由は、30年近く1日2食を続けているからです。

朝を抜き、間食もしません。

前日夜から翌日昼まで食べないのですから、毎日16時間ファスティングしている状態なのです。(水分補給は別です)

ファスティングは、ミトコンドリアを活性化(カロリーをエネルギーへ転化)するために、とても効果的です。

また、サプリなどを活用して、ミトコンドリアを増やす事も可能です。

その結果として、私自身は非常に健康で、ダイエットとも縁がありません。

年に数回(集中した期間)のファスティングなどは、ほとんど効果はありません。

食事の回数は多くて、1食当りのカロリーを気にするのは無駄な努力です。

ダイエット問題は、様々な視点から、もっと語りたいことが山積みですが、今回は「食事の回数」のみに焦点を絞りました。

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