日常生活で、ミネラル・ビタミンは不足する 〜土壌はスカスカです〜
栄養素で、
・たんぱく質
・炭水化物
・脂質
・糖質
などは、普通の生活していれば現代の生活では足りています。
現代生活で、不足がちなのはビタミンとミネラルです。
ビタミンとミネラルは何で摂るのか。
野菜や果物や植物ですが。
その食物中のビタミンとミネラル自体が大幅に減少しているのです。
必須ミネラルと言われている栄養素は、カルシウム(Ca)、リン(P)、カリウム(K)、硫黄(S)、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)です。
ミネラルは、互いに吸収や働きに影響をあたえ合うことがあるため、バランスよく摂ることが求められます。
勘違いしがちな、水からミネラルを摂る(吸収する)ことは出来ません。
特に、現代の野菜は(栄養が)スカスカなのです。
理想の農環境では、野菜は土壌から60種類以上のミネラルをとりいれます。
その土壌が、長年の化学肥料使用により、チッソ・カリウム・リンだけになっています。
その3種類は最低限必要で、かつコストが安いからです。
尚且つ、農薬により土壌の微生物が激減してゆき、土地が痩せてゆきます。
農作物は「化学肥料」と「農薬」の問題でミネラルとビタミンを失っていくのです。
そういう状態を、土壌がスカスカになると言います。
例えば、ほうれん草は50年前の1/10、ニンジンは40年前の1/5等。
つまり、昔必要だった野菜の何十倍も食べ続けなければ、ミネラルとビタミンは不足するということなのです。
かと言って、私はそんな農業の現状を否定はしません。
(遺伝子組換えは、大きな健康問題があります。)
経済的理由と生産性を求めることを、「豊かな社会」では受け入れなくてはいけないからです。
野菜や果物が安いからこそ、様々な食生活を楽しめるわけですから。
有機や自然農法を実践している本物の農業従事者たちは、口を揃えて生産性が上がらないし「高コスト」だから、あらゆる人に届けることは出来ないと言っています。
「農薬」の問題も、最も農薬の使用が多かった昭和の時代に、日本人の寿命は飛躍的に伸びてきました。
何よりも、人は経済的に豊かになると色々な食事を楽しみたいのです。
和食、イタリアン、フレンチ、スペイン、インド、東南アジア料理等々、日本人は世界的に見ても、グルメな食文化と言えるでしょう。
だからこそ、そう言った見かけだけの食べものを、受け入れざる負えないのです。
それが、現代に生きるということです。
そんな環境でも、人は健康でなくてはいけません。
どうすればいいのか。
結論は、
・高コストでもミネラルとビタミンの豊富な野菜や果物を摂る
・野菜の摂取(回数と量)を意識して増やす
・補助食品(サプリメント等)から、不足する栄養を補給する
ことで病気を予防し健康を維持することです。
ただし、サラダは体を冷やします。
食物の葉っぱは、虫を避けるために(何らかの)毒性があります。
日本人の何万年も続いてきた食生活により、生野菜は体質に合わないことは明らかです。
葉の毒(アク)抜きのためもあり、和食の伝統的な、お浸し、温野菜、煮物、漬物で取る方が良い。
話はそれますが、ドリンクなどで、「レモン百個分」のビタミンCとか宣伝しますが、そもそもレモンにはビタミンCは少ないのです。
宣伝文句としてはインパクトがあるから使用されています。
なおかつ、合成ビタミンCであれば体への吸収率も少ない。
ジャガイモの方が、レモンよりビタミンCは多い。
また、「レタス何個分」といって、植物繊維が多いように宣伝していますがサツマイモの1/4なのです。
「イモ何個分」というより、イメージ優先なだけです。
このような例は数えきれないほどあります。
現在の100年生きる時代に、健康に長生きするには、自らが正しい予防医学や健康法を学ばなくてはいけないのです。
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