「体幹の筋」

「体幹の筋」


【前ー外側面にある体幹筋】


・腹直筋、内/外腹斜筋、腹横筋がある。
▶︎体幹の可動性と安定性をもたらす。
▶︎胸腔内圧や腹腔内圧を増加させる。
▶︎股関節伸展筋の活動に起因する骨盤前傾の影響を緩和する
※胸腰筋膜:全腰椎の棘突起と仙骨背面、腸骨背面に付着する広大なシート状の結合組織。
腹筋群の収縮により、胸腰筋膜の筋緊張が増大し腰背部の支持性を高める。
・右側屈:右外腹斜筋と右内腹斜筋の収縮。
・右回旋:右外腹斜筋と左内腹斜筋の収縮。
▶︎これらの活動は、体幹背部の筋によって補助される。

【体幹背部の筋】


・脊柱起立筋は、棘筋、最長筋、腸肋筋で構成され、棘突起からおよそ片手の幅の広さで縦方向に走行する。最終的に胸腰筋膜の表面部分に融合する。
▶︎背部の体幹筋の中で最も表層にある。傍脊柱筋とも呼ばれる。
※前屈に必要となる柔軟性は、股関節や腰背部にある筋とその他の軟部組織の柔軟性が重要な要素となる。
・横突棘筋は、半蕀筋、多裂筋、回旋筋から構成され、脊柱起立筋の深層に位置する。横突起から上位椎骨の極突起へと斜めに走行する。
▶︎共同収縮すると体幹伸展、収縮側と反対の回旋が生じ、腹斜筋と共に働く。
▶︎脊椎分節間の筋には、横突間筋と棘間筋があり、各椎間連結における運動をコントロールする。感覚フィードバックの重要な発信源であり、姿勢アライメントを無意識的にコントロールするのに不可欠である。