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共感するコツは相づちの工夫にある

みなさん、こんばんは。【話を聞く人】をしているおかぴと申します。
記事を開いていただきありがとうございます。

noteでは私が考えていることを毎日発信しています。
今日は「共感と相づち」について綴っていこうと思います。

共感と相づち

話を聞く人をやり始めて気づいたのですが、私は相手の話を聞くときにいろいろなパターンで相づちを打っています。
これまで無意識でやっていたのですが、意識して相づちを考えてみると、これがまた面白い。文字で表現すれば同じ単語でも、表現方法次第でいろいろな意味に化けていくんです。

私自身、相手の話を聞くことは好きですが得意ではないと感じています。それでも相づちを工夫するだけで、多少なり相手に与える印象が変わってくるなと実感はしています。今回紹介する相づちを試してみると、相手の話を聞くことが苦手な人には変化が生まれるかもしれません。

相づちの組み合わせとイントネーション

具体的に私が使っている相づちの例を挙げてみると以下のようになります。

「はい」「うん」「はいはい」「へぇ」「ふんふん」「ほう」「ん~」「え~」「うんうん」「ほ~」「はぁ~」「おぉ~」「あぁ~」「んん?」「なるほど」「たしかに」「そうなんだ」

これらを組み合わせ、イントネーションを変えて使っています。(パッと思いついたものしか挙げていないので実際はもっとあるかも)
「へぇ~、そうなんだ」や「うん、うんうん」のような感じです。
また、イントネーションを変えるだけでだいぶ意味も変わってきます。

それこそ「はい」であっても、
・はい(落ち着いたトーンでゆっくり)
・はい(短いテンポで切るように)
・はい(明るいトーンでアクセント強めに)
・はい(間をおいて語尾に向かって声を小さく)

など、いろいろなパターンが考えられます。同意や肯定で使いたいときは落ち着いたトーンにしたり、興味を持っていることを伝えたいときは明るめのトーンにしたりと、表現1つでガラッと雰囲気が変わります。

相づちを工夫する意味

なんでこんな細かいことするん?と感じた人も、もしかしたらいるかもしれません。相づちやイントネーションを変える意味は2つあります。

①相手のペースに同調できる
②相手に興味を持っていることが伝わりやすい

①相手のペースに同調できる

一番の良さは相手のペースに乗っかりやすくなることにあります。話を聞くうえで大切なのは、相手と同じリズムで話すこと。一緒にダンスを踊るような感覚です。

相手がゆっくりと言葉を選んで話す人なら、私もゆっくりとしたテンポで話して、相づちも落ち着いたトーンを意識します。
話を聞いて欲しい、共感してほしいと感じている人なら、少しトーンを高めにして「もっとあなたの話を聞かせてほしい!」というニュアンスが伝わるように意識します。

このように相手のペースに上手く同調しようとすれば、徐々に話しやすい雰囲気や空間が仕上がっていきます。2人だけの話しやすい雰囲気が出来上がれば、お互いに気分も良くなり、話が盛り上がっていきます。

②相手に興味を持っていることが伝わりやすい

①で書いた内容とも共通しますが、相づちは相手に自分の態度を伝える非常に有効な手段です。同調につながりやすい手段ともいえます。

大前提として相手の話を聞くとき、相手は何かを話そうとしています。つまり何かを伝えたいと感じているはずです。でもそれと同時に不安も抱いていることが多いです。
相手がきちんと話を聞いてくれるのか、信頼がおけるのか、無意識で気にしてしまいます。私も相手に話をするなら、きちんと興味を持って聞いてくれる人に話したいですし。

伝えたい気持ちと不安がある相手に対して、「私はあなたの話に興味を抱いて聞いていますよ」と相づちでアピールができます。逆に言えば、アピールをしなければ、いくら心の中で思っていても自分の姿勢は伝わらないのです。

だからなるべく自分がべらべらと話さないで、心の内を伝えます。伝わるかはわかりませんが、それでも伝えようと努力します。

私の経験上ですが、きちんと相手に興味を持って相づちを工夫していれば、心地よい雰囲気はつくりやすいような気がします。

基本は相手に興味を持つこと

ここまで相手の話を聞くときの「共感と相づち」について綴ってきました。あくまで私が意識していることなので、参考になるかはわかりません。
また、コミュニケーションの本やカウンセリングの本には、同様の内容がより詳しく載っていることが多いです。

こちらの本も参考になるので、気になる方はご覧ください。

最後にお伝えしておくのは、紹介した相づちの工夫はあくまでテクニック的な要素ということです。
基本となるのは、相手に関心を最大限払うこと。会話自体を楽しむことです。

相手の話を聞いて、「うまくアドバイスしてあげよう」とか「何とかしてあげよう」と世話を焼いたり、「何か面白いことを言おう」とか「気の利いた返事をしよう」とかっこつけたりする必要はありません。
相手に興味を持って、その瞬間の会話を楽しむ。それで十分です。
(気になる方はこちら↓の記事もご覧ください)

もし相づちの工夫が面白そうだなと思ったなら、試してみてください。
それではこのあたりで失礼します。また明日も前向きに生きてみます。

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