【読んだ】構造がわかる世界史
おすすめ度 ★★☆☆☆
学習まんが、に分類されると思います。
この方のnote記事が面白かったので、買ってみました。
紹介noteのほうが面白かった
本そのものよりも、紹介されていたnoteのほうが面白かったです。
興味を持ったのは「ウサイン・ボルト選手はなぜ脚が速いのか?」というテーマ。うまく歴史と関連付けて解説されているので、記憶に残ります。
漫画よりも紹介されていたnoteくらいの文章のほうがわかりやすくて「へー!」ってなりました。
歴史の勉強って暗記モノだと思われがちだけど、こうやって繋がりを知ると興味がぐっと湧いてくるし、忘れない。
歴史ものなら小説でもドラマでも漫画でも、そこに生きていた人が何を思い、どう生きていたのかを考えられるものが好きです。
無駄に露出度の高いイラスト
表紙を見て「ん?」と違和感はあったのですが、中に出てくる女の子が軒並み露出が多い。
「いやそんな水着みたいなの着たセクシー軍人おらんやろ」と全力で突っ込みたくなります。
フランスとイギリスも謎に擬人化されていて、ローアングル描写が多い。
一方男性は2種類くらいしか書き分けられてないし、雑。
なんでも擬人化するのって数年前に流行ったけど、今も続いてるのかな。この本は2014年発行なので、当時の流行だったのかもしれません。
お母さんは、ちょっと白けてしまいました。
漫画の限界
イラスト的にもこれは中高生をターゲットにしてるんだろうなと思いましたが、重い世界史のストーリーに中身がついていけていない感もありました。
ウサイン・ボルト選手の話は、割とシンプルなのでわかりやすいのですが、
ローマ帝国時代の話や、世界大戦の背景などは、簡単に書かれすぎていて「いや、そんな単純な話じゃないやろ」って突っ込みたくなります。
(突っ込んでばっかり)
とはいえ、学習まんがだからあまり深堀りはできないよなぁと思います。
わかりやすい反面、内容が薄まるのは仕方のないことなんでしょう。謎の上から目線。
読みやすいものをとっかかりに、世界史への興味が広がるかもしれませんし。
ただ、小学生でも理解できるレベルに落とし込んでいる割にはイラストが思春期男子向けすぎるので、やっぱり違和感はある…
オッパイだしすぎだよねー!と息子とも笑い合いました。
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