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日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス④
松本 究
日建ハウジングシステム 設計監理部 lid研究所 I³デザイン室 主査
エントランス横の小さな隠れ家
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自宅は2018年に都内の中古集合住宅を購入と共に一度スケルトンの状態にし、住戸内をアップデートした住環境になります。住戸内の環境を検討していた当時、既に会社では在宅勤務が可能である環境が整いつつあったこともあり、家で働いているシーンも重ねつつ、今後の家族のライフスタイルを柔軟に受け入れられる空間を意識していました。その甲斐もあり、COVID-19感染拡大に伴う緊急事態宣言下における在宅勤務の日々にはストレスなく在宅ワークをすることができました。
自宅内に気分転換も兼ねワーク出来る場所はいくつかあるものの、家族との程よい距離感を保ちつつ、やや籠れる環境をと、小さな部屋をエントランス横に設けました。パンデミック以降在宅ワーク時の住戸内における音環境が課題のひとつとしてあがっていますが、本住戸はエントランスと、主に家族で過ごす空間や水廻りは構造壁で分断されていることもあり、音環境として良いバッファーとなっています。1,250mm×2,260mm、天井高2,320mmと決して広くない空間ですが、出窓とその先に広がる小学校の校庭という抜けを感じられる外部環境との関係や、隣接するエントランス空間に浮遊するロフト(現在は私のベッドとして利用)を設けたことで、アイレベルよりも上の環境をやや広く取り入れることで、圧迫感の軽減を測っています。
※この記事は、2021年6月に日建グループの社内報に掲載したものです。
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松本 究
日建ハウジングシステム 設計監理部 lid研究所 I³デザイン室 主査
2010年、日本大学大学院修士課程修了後、日建ハウジングシステムに入社。専門は建築意匠設計。国内において中規模から大規模集合住宅及び社員寮の設計を担当。「インプレスト大倉山」2014年GOOD DESIGN賞受賞。2012-14年、日建設計へ出向後、主に海外(東南アジア諸国、中東、ロシア)の住環境設計に携わりつつ、木造集合住宅や竹集成材等の新規分野開拓の活動を行っている。「2017年CLTアイディアコンテスト」環境大臣賞受賞。
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