見出し画像

メンタル面で気をつけること【攻撃編つづき】〜小説新人賞の攻略法(15)

崖っぷち作家のニジマルカです。

「新人賞の攻略法」15回目です。

14回目はこちら。↓


メンタルの攻撃(能動的)

メンタルの攻撃とは、能動的にマインドを作家に近づけていくという意味で使っています。

攻撃

1.作家だと自分に言い聞かせる
2.作家を見に行く


今回は攻撃の2つ目です。


2.作家を見に行く

もし作家の講演会やサイン会があれば、行ってみることをおすすめします。

できれば近づいて、作家の雰囲気を感じてみましょう。


たいていの人は、作家を間近で見たことがありません。

極端に言えば、多くの人にとって、作家は想像上の生き物なのです。

想像上の生き物になるのは、かなり難しそうですよね。

目的地がはっきりしないと、なかなかたどり着けないのと一緒です。

ですから、作家を見て、近くに寄ってその雰囲気を味わい、作家を「想像上の生き物」から「生きている人間」にしましょう。

作家というゴールを明確かつ具体的にするのです。

ゴールをはっきりさせればさせるほど、たどり着ける可能性が高くなります。

作家を夢みたいな存在ではなく、できるだけリアル身近なものにしていきましょう。

作家になっている自分を、はっきりとイメージできるともっといいですね。


作家は普通の人

見に行ってみればわかりますが、作家は普通の人です。

あなたと同じように、仕事をし、ご飯を食べ、生活しています。

「自分よりすごく上の人だ」などと思う必要はありません。


人の能力はそれほど変わらないので、作家とあなたの能力もそれほど変わりません。

たとえば、オリンピックの短距離選手とあなたを比べてみましょう。

もちろんオリンピック選手の方が速いです。

100m10秒を切る選手もいます。

ですが、あなたも20秒あれば100mを走れるはずです。

世界最高峰の人間でも、あなたの倍の能力は持っていません。

作家も同様です。

世界最高の小説家と、あなたの差は、2倍以内に収まるでしょう。

それどころか、せいぜいその差は2〜3割ではないでしょうか。

もっと言えば、あなたより下手くそな作家さんもたくさんいます。

ただちょっとしたタイミングや運の良さで、作家になれただけです。

ですから、「作家になりたい」と言うのではなく、むしろこう言いましょう。

「作家になってやってもいい」

「そこまで言うなら、なってやってもいいけど?」

リスペクトしつつも、マインドは上から行くのです。


まだ作家になれていない自分をいぶかしむのもいいですね。

「あれ? なんで私はまだ作家になってないんだ?」

その疑いが自然に出てくるようなら、作家になれる日も近いです。

たまに口に出してみるのもいいですね。

「そこまで言うなら、作家になってやってもいいけど?」
「あれ? 自分はまだ作家じゃないんだっけ? なんでだ?」

そんなことを続けていると、マインドはどんどん作家に近づいていきます。

そして気づけば、本当に作家になっているのです。


今回のまとめ

新人賞の攻略法15回目「メンタル面で気をつけること【攻撃編つづき】」でした。

1.作家に会いに行く
2.作家を、想像上の生き物から、実在する人間にする
3.作家は普通の人
4.作家とあなたの差はほとんどない

次回は「その他のちょっとしたコツ」です。↓

それではまたべあー。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?