創作するエネルギーを溜めるには
創作するには相応のエネルギーがいります。
エネルギーのほかに時間も必要ですね。
あなたの創作作業が進まないとしたら、それは時間もエネルギーも足りないからかもしれません。
今回は創作するエネルギーや時間について考えていきます。
エネルギーが足りているか
「創作がぜんぜん進まない」
「小説が書き終わらない…」
そんな風に悩んでいる人も多いと思います。
そういう場合、やる気や能力のせいにする前に、そもそもエネルギーが足りているのか考えてみるといいでしょう。
創作するには相応のエネルギーと時間が必要です。
エネルギーも時間もないのに、何かを創ろうというのは、かなり無茶な考えだと言えます。
とはいえ、「忙しくて時間がとれない」「休日もやることが多くて」というのが一般的な反応でしょう。
エネルギーや時間を増やすのはなかなか難しいことです。
それなら、せめて、エネルギーを節約することを考えてみましょう。
エネルギーの消費を減らせれば、それだけ創作に回せるエネルギーを確保できます。
エネルギーを節約するには
簡単にいって、エネルギーの節約は以下のように分類できます。
体:やることを減らす
頭:考えることを減らす
心:不安を減らす
どこに一番エネルギーを使っているかは人それぞれですが、まずは単純に、各分類の消費を少しでも減らすと考えればいいです。
それぞれ見ていきましょう。
1.体:やることを減らす
当たり前ですが、やることを減らせば時間もエネルギーも節約できます。
無駄に時間を使っていないでしょうか?
そもそも、今やっていることが絶対にやるべきことなのか、考えてみるのもいいですね。
私の場合は極端なので良い例ではないのですが、私は小説を書くために仕事をほとんど断りました。
やることをほぼ無くしたのですね。
当時の私の最優先事項が小説を書くことだったからです。
そこまでは無理だとしても、あなたがやりたいことをやるために、やりたくないことや優先度の低いことをやめることはできるでしょう。
この際、やりたくないことを1つくらいやめてみてはどうでしょうか。
何かをやめても、自分が思うほど大きな問題は起きませんし、誰もそれほど迷惑には思わないものです。
やりたいことに集中するという意味では、このあたりの本が参考になるかもしれません。↓
2.頭:考えることを減らす
考えることを減らすことは、脳のリソースを確保する上でもとても重要です。
だいたいにおいて、人生は年を経るほど、どんどん複雑に、カオスになっていきます。
人間関係は増え、やることは増え、物も増えていくばかりです。
人生全体を制御することはできませんが、どうせ複雑になるのですから、自分が制御できるところくらいはシンプルにしておいた方がいいです。
もっとも簡単に考えることを減らす方法は、モノを捨てることではないかと考えています。
自分が持っているモノは、たとえ押し入れに隠していても、物置に入れていても、すべて頭の中のある領域を占めている、というのが私の考えです。
モノがあればあるほど、脳は圧迫され、創作に使える容量が減るのです。
不要なモノを捨て、必要なモノだけを残すと、考えることを大幅に減らすことができます。
モノ捨て系の本はたくさんあるので、読んだことがないなら、一冊くらい読んでみるのもいいですね。
最近読んだ本では、以下が私には合っていました。
また、頭の中身を整理するという意味では、GTDも役に立ちます。
GTD(Getting Things Done)は有名なタスク管理の方法ですが、気になっていることを全部書き出すという工程があります。
これはやってみると、とても頭がすっきりするので、やったことがない人にはかなりオススメです。
本を読んでもいいですが、検索すればわかるので、ネットで見てもいいでしょう。
トリガーリストというのを使って、頭の中にある気になっていることをぜんぶ書き出します。
トリガーリストはこんな感じのリストです。↓
仕事
現在抱えているプロジェクトにはどんなものがありますか?
将来行うべきプロジェクトにはどのようなものがありますか?
やりたい仕事ができていますか?
お金
ポートフォリオは適切ですか?
保険は適切ですか?
お金に関する書類の整理はできていますか?
体と心の健康
こまめに運動していますか?
最近の食生活で反省すべき点はありませんか?
ストレスを感じていますか? 10点中何点ですか?
初めてやった人は、目の前が明るくなったように感じるかもしれません。
頭の中がごちゃごちゃしていると、薄い膜を通してぼんやり世界を見ているような感じなのです。
GTDは頭の負荷を下げる上でとても良い方法なので、ぜひ試してみてください。
3.心:不安を減らす
心に不安があると、常時エネルギーを消費します。
これが一番大きいエネルギーの無駄使いかもしれません。
不安はだいたい漠然としたものなので、形を与えてあげるとかなり和らぎます。
たとえばこういった枠組みが簡単でしょう。
人が抱える不安や悩みは、以下の4種類にわけられるそうです。
お金
健康
人間関係
将来
不安や悩みは人それぞれなのですが、煎じ詰めれば、4つのどれかに該当するという話です。
(おそらく「将来」とは進路やキャリアのことだと思います)
この分類が本当かどうかは別として、「不安や悩みはたった4種類しかない」と知っておくだけで気持ちが楽になるでしょう。
ぼんやりしたものは実際以上に怖く感じますが、形を成すとそれほど怖くなくなるのですね。
不安に関する本はたくさんあるので調べてみるといいですが、物理的に不安を解消する方法もあるそうです。
タッピングと言われる方法ですね。
理屈はよくわからないのですが、最近知ったのでたまに試しています。
体にわずかな刺激を与えるだけで、心に影響を与えられる、というのはとても興味深い話です。
心などというとちょっと繊細な感じがしますが、本当はそれほど精巧なものではなく、もっと動物的な、言ってみれば、ついでにできたようなものなので、物理的に変えられるのもおかしくないと思いますね。
私は不安が強くないので効果は今ひとつわからないのですが、ご興味あれば試してみてください。
「不安になったらこの方法がある」と思えるだけでも安心できると思いますよ。
今回のまとめ
「創作するエネルギーを溜めるには」でした。
創作には相応のエネルギーと時間が必要
せめてエネルギーの消費を抑える
体:やることを減らす
頭:考えることを減らす
心:不安を減らす
エネルギーを節約し、できるだけ創作にエネルギーを回す
結局、何にエネルギーを使い、何に使わないか、というのは、人生における優先順位を決めることなのでしょう。
自分は何を優先するのか、ちょっと考えてみるのもいいですね。
それではまたべあー。
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