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自分のカラダ感覚を知り始めるvol,9

Kくん、7回目のレッスンの様子です。


全12回。折り返し点を過ぎ、Kくんは「ここでどんなことをやるのか」を把握し、それが「慣れ」になりつつあります。

また、お母さんから「書き方の教室」と聞いているKくん。エクササイズや絵を描くことでどうして「書き方、文字がきれいになる」のか、疑問も抱いている様子(お母さん談)。


ここまでのKくんは、言わば「言われているからやる。」という状態でした。特に嫌なわけではないけれど、興味も持てない。言わば「受け身」です。


◆関心を持つ

部屋に入ってきてすぐ、明日から修学旅行だという話を自分からしてくれました。

小学6年生のKくん。泊りの修学旅行はなくなってしまいましたが、日帰りでのバス旅行が企画されたそう。


終わりの会で司会をするので、練習をしてきたというところから、

スマホのゲーム、YouTube や Amazon プライム、観ているアニメの話から、
鬼滅の刃の話まで、話しがはずみます。


話し好きなKくん。特に、自分の好きなことはどんどん話題が出てきます。
それだけではなく、私にも「好きなキャラクターはいますか?」

「○○ってアニメは知ってますか?」
と質問をします。


普段から、握手の挨拶の時に日常の様子を聞くのですが、今回はKくんが好きな話題なこともあり、進んで会話を進めていくKくん。時間が押せばその分レッスンは短くなりますが、その話をもう少し聞くことにしました。


Kくんに限らず子どもは「自分に関心を持ってくれる」大人のはなししか聞きません。

あたりまえですよね。

そして何より「自分に関心を持ってもらう」ことに全力を注ぎます。

たとえそれが「悪いこと」だとしても、

無関心よりは、自分に注目して欲しい。

それが、子どもの何よりの願いです。


Kくんも例外ではありません。

何度か通っているうちにKくんは、「まあ、それほど嫌なところじゃなさそうだ。」と感じてはくれてそうですが、さらに一歩進む必要を私は感じていました。

Kくんに関心を持つ、ということは、「Kくんが何を好んでいるのか」それを知ること、自分も関心を持つことです。

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◆この日の流れ

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