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夏のマシュマロ作文「暗黒の花と夜空の華」
ドン…ドンドン…
生ぬるい風が離れた祭囃子(まつりばやし)の音を乗せて肌を撫でる。
目的地までの道を祭り提灯が照らし、華やかな着物を着た人々が行き来している。
「お祭りだー!」
我らがお守りする主こと根暗いあ様もいつものお衣装ではなく華やかな着物を身に纏いカラコロと履き物を慣らしている。
いあ様を見失わぬよう足を動かし向かうは屋台の群れ。目を輝かせあっちにこっちに目をやりながらもんばんこ殿
夏のマシマロ作文『門番は海の夢を見るか』
「太陽あつーー!」
白い雲、白い砂浜、そして青い空の上からこの世を照らす白く輝く太陽。
暗黒に唯一咲く黒い薔薇で、我々門番が命をもって守る主人である根暗いあその子は今、太陽の下でのびのびとはしゃぎ回っている。
そう、何を隠そうここは海!!!!
浮き輪を装着して砂浜を走る姿は愛くるしく、もんばんこ殿とキャッキャうふふと追いかけっこをしている。
「門番さん隙あり!」
唐突な声に振り向くと、兜に向