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令和四年のウクライナ危機

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令和三年末にウクライナ周辺にロシア軍が集まってきてから投稿してきました。ここにまとめます。 もっと前からワーニングは出ていたにもかかわらず防ぐことはできませんでした。
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#安全保障

北海道侵攻のリスク(再掲)

北海道侵攻のリスク(再掲)

一年前にこの記事を投稿したが、ロシアのウクライナ侵略で、現実味を増してきてしまった。

時代が急激に変わってきているのか?

ウクライナはNATOに頼って危機を招いた

ウクライナはNATOに頼って危機を招いた

 ロシアによる東の二国の独立承認に伴い、侵略の危機に瀕している。ロシアとNATOの間を行ったり来たりしている間に、独自の軍事力拡大の機会を失ったように見える。
 米国の意向に沿っていた場合にだけ有効だった国際世論は、米国の退潮とともに力を失っている。
 この状況は覇権国家の周辺ではよくあることなのかもしれない。
 日本も全く同じ状況である。米国中心の同盟にばかり頼る姿勢は、ウクライナと同じ危機

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キエフ包囲戦

キエフ包囲戦

 ウクライナがロシア軍のキエフ侵攻を防ぎきっているようだ。ドイツはRPGやスティンガーの提供を予定しているとか。

 遮蔽物の多い市街戦では、これらの携帯兵器は有効。キエフ攻防戦は長引きそう。

 長引けば雪解けがはじまりロシアの機甲部隊には不利な状況になる。

 これに対しロシア軍は、クリミア半島から進軍する部隊でポーランドとオデッサ(黒海)の補給線を遮断しにかかる。

 それと同時に、キエフ周

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人民解放軍、ロシアの後背を衝く?

人民解放軍、ロシアの後背を衝く?

 中国はモンゴルとシベリアの権益を手中にする絶好のチャンスかもしれない。

 令和四年二月、ロシアはウクライナに侵攻し西側諸国と対立した。四分の三の陸軍戦力は西に移動しシベリアはがら空きだ。

 中国は、米国に恩を売りつつロシアの東半分を占領する絶好のチャンスかもしれない。いずれは占領するつもりであったのだろう。今がその時かもしれない。

 ただし、ロシアの反撃で中国人民解放軍は大きな痛手を受ける

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ロシアのウクライナ侵攻は来週2月16日水曜日以降という話が聞こえてきた。雪解けで地面がぬかるむ前に完了させる。中国はこの機に乗じて台湾侵攻するかもしれない。中露が組んで欧米に対峙することで、この2つの侵攻の成功確率が上がる。その後の制裁も無効化できるかもしれない。日本は危機に。

北方領土のロシア軍の動向に注意

北方領土のロシア軍の動向に注意

 今月(令和四年一月)に、防衛省から『我が国周辺におけるロシア軍の動向について』という資料が出ている(リンク)。オホーツク海周辺は北極航路の利用やアメリカの抑えとしてロシアにとって重要な海域・地域であろう。
 資料によると要塞化が進んでいて、八万名という無視できない規模の兵力が配置されているようだ。ウクライナ侵攻と同時に中国による台湾侵攻があれば、アメリカを牽制するために極東のロシアの軍が動く可能

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台湾・ウクライナ〜中露同時侵攻時の日本の損害

台湾・ウクライナ〜中露同時侵攻時の日本の損害

 浜のユーチューブチャネル HappyCatsさんがロシアによるウクライナ侵攻と中国による台湾侵攻が同時に行われる危機について配信されていた。この投稿では危機発生時の日本の損害を考えておくことにした。

開戦から占領まで まずは開戦時。日本を混乱に陥れ、台湾を助けに行けないようにするため、最低でも日本本土へのサイバー攻撃は行われるのではないだろうか?通信と放送は遮断もしくは偽情報が流され、金融・交

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令和3年12月 ロシアとインドの軍事・経済協力体制

令和3年12月 ロシアとインドの軍事・経済協力体制

ロシアのプーチン大統領がインドのモディ首相を訪問し、10年間の軍事・経済協力について声明を発表した。交易の決済はドルを使わず相互の国の通貨を利用するとか。アメリカ外しの意図が透けて見える。バイデン大統領のアメリカが求心力を失っている証左か?

インドはもともとアメリカと仲が悪く、ロシアの兵器を購入していた。クワッドへの参加などでアメリカに傾いていたかと思いきや、そんなことはなかったようだ。

しか

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中露朝との三正面戦争に向けた準備

中露朝との三正面戦争に向けた準備

こちら(↓)のマガジンには再三載せたが、日本は中露朝との三正面の戦いに備えなければならない。

いくつか挙げてみた。金と時間がいくらあっても足りなさそうだが、高市早苗議員が提言してきたように経済成長を伴う一石二鳥の政策にすることで元が取れるのではなかろうか?

スパイ防止法の制定

専守防衛方針の撤廃

非核三原則の方針撤廃と核武装

原子力潜水艦の建造

自衛隊の国防軍化(権限強化)

サイバー

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