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文学フリマは文章より先に人が在り、会話からはじまります
正直な話し、本は本屋さん図書館で並んでいる本しか眼中にありませんでした。出版社に勤めている父、大手印刷会社の受付嬢の姉、印刷出版に関わる夫と身内に本関係がいるのに本の向こう側にいる、書き手ではない作り手売りて、本ができるまでの過程を知りませんでした。
文学フリマ?コミケみたいなオタク系?本は本屋なんだけど。と半信半疑で出かけたはじめての文学フリマでした。
びっくりした。たくさんの人とそのエネルギーと本。本が好き、つくりたい、やりたい、読みたい、書きたい、売りたい、知って欲しい、それぞれの想いに満ちていました。
人と本との間をゆっくりブースを巡っていくうちに、わたしも胸が熱くなり涙がこみ上げそうになりました。なんでだろう。
人の想いが伝わってきたから?
人込みは苦手なのに、それに感動している。飲み込まれている。圧倒されている。
ひとつひとつのブースを丁寧に見ていくのは無理。
わたしが、ちらりと目の端で捉えただけの本の中には、きっと素晴らしいもの、その人の想いがつまったものがあるはずなのに。
見本誌コーナーというところがあります。
そこでは、場所ごとの本が並べられゆっくり手にとって見ることができます。そこで気になるものを見つけたらその本の売り場に向かうことができます。
一般の出版会社から1冊買おうと思ってました。本物の作家として定評のある方。売り手の方と相談し内容、好みを話し、購入しました。
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これがいい!売り手の方とお話しできる。「気に入っていただけたらうれしいです」と彼が薦めてくださったもの。
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横井庄一さんの切り絵絵本が目にとまりました。戦争をテーマにした重たいものにここで出会うとは。何冊かありそれらについてお話ししてくださいました。フィリピンに何度も行き縁がある、とお話しをしたらこちらの本を薦めていただきました。
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話しながらの本との出会い。文字より会話が先にあるってすごい。
noteからの出店者も何人かいらっしゃったのですが、かすかな交流のあった方に出会いました。
鎌倉で素敵な暮らしをなさっている関根恵さん。本を出された、ということは知っていたのですが文学フリマにこられているのは知らなかったです。何冊かありましたが、尾道のnoteが好きだったのでこちらの旅行記にしました。
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本屋と図書館しか信用していなかったわたしが、文学フリマに向かい新しい本ととの出会い方を知ったのははおだんごさんのおかげです。
「1000本書いたら本にします」
有言実行しちゃったおだんごさん。おだんごさんのブースは常に人だかりで周りのブースの方々に叱られるほどの人気ぶり。
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お手伝いのくまさん、あやしもさんや、ほのパパさん、treeさん、ブックカフェでお会いした方々、すず太郎さん、琲音さん、はじめてお会いした方、お声をかけてくださった方。noteのおだんごファミリーが勢揃い!!お名前がわからない方々すみません。お声をかけることができませんでした。
これはもう、おだんごさんしかない。おだんごさんの魅力にとりつかれた方々のなんと多いことか。おだんごさんの魅力がそのまま、来場来店なさった方々にのりうつっている。みんなキラキラしている。彼らのnoteを拝見してなくっても文字や文章よりも、会うことで伝わることが大きい。
その日1日楽しんで、また本を読んでじっくり楽しめる。ずっとあとまで余韻が残る。本を読むのが楽しみ。
人なんだな。
人と会う、本と会う、本との新しい出会い方。本の後ろの人たち。文字や文章の裏側の人たち。紙の本の素晴らしさ。
おだんごさん、たくさんのことを教えてくださりありがとうございました。