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文章は裏切らない

文フリ東京38に出店しました。今日はそのご報告を。

「noteで1000本書いたら、本にする」

私がnoteをはじめたのは、2020年の4月でした。

これを夢にしたのは2021年のことでした。
当初、1000本は気が遠くなるような数字でした。毎日書いても365本。毎日は書けない。筆がのれば1日2本のこともある。といったムラのある調子でした。

みなさんにそれぞれのペースがあり、目標があります。

私と同じ頃にnoteをはじめた人が、Kindle出版をしたり、自費出版をしたりするのをみると、心がざわつきました。

収益化できるブログをはじめられたり、大きな賞を受賞されれば、おめでとう!と私は何をしてるのか?の狭間でゆらゆらしました。

それでも、人には人の乳酸菌。

私には私の1000本。とざわざわとゆらゆらに言い聞かせて、今があります。

本にできたら、今まで読んで支えて来てくださった方に買ってもらえるようなものにしたい。


堂々とお金をもらえるように。お金はもらうの。しがない勤め人ですのでね。


あなたのおかげです。ありがとうと言えるように。向き合ってきた人に恥ずかしくなるようなことはできません。


本を作るには、1人では到底無理でした。最初に相談したのは、れおさんでした。


れおさんは、note-bookというみんなのアルバムのようなエッセイ集をまとめてくれて、私に本は自分でできることを、目の前で見せてくれた人でした。


やりたいことは全部やる。というような生き方をしているれおさんに、多忙なことは承知で泣きついて、スケジューリングやお金、構成や入稿に至るまで、私の脳みそをしてもらいました。


今回、れおさんを筆頭に、私はチームおだんごやに、あやしもさんとくまさん、着ぐるみさんとコッシーさんをスカウトしました。


みなさんがお忙しい日常があることを知りながら、この非日常を楽しんでくれる自信がありました。お世話になることを遠慮しないことを決めていました。


それは、私が書き続けて、読み続けてきて積み重ねた故の直感で、文フリを終えた今、まさにその通りでした。


あやしもさんの徹底した献身的で細やかな裏回し。校正からディスプレイまで、助言や提案をいただきました。


くまさんの落ち着いた雰囲気と、来た人をもてなすアイデアとホスピタリティ。ご家族みなさんに心よくご協力いただきました。


着ぐるみさんの挿絵の力と、CM、Tシャツ、店舗に飾った人形に至るまでの、楽しいからやったんだよ。というフットワーク。表紙ができているからには、3冊作るぞと覚悟ができました。


コッシーさんのひたすらに私を応援したい欲。
あそこまで、真っ直ぐに信頼されたら、やるしかない。それなのに、100冊売り切れないかもな…とひっそり心配していて、結果、自分の分を買い損ねて、私が大慌てで引き上げてきた見本誌を買わされるというオチも引き受けるムードメーカー。


全て、文章が繋いだ縁と関係性でしかありません。


文章って筋肉と一緒。裏切りません。


100冊、担いで行った本は全て売り切りました。嘘です。実際は180冊中、自宅に在庫が44冊。バクゼンさんに先に3冊。


ということは、てけてけてけてけ、ちーん。

東京で133冊の本が、お嫁入りしたことになります。本当にありがとうございました😊


微熱ポストカードは、手元に2枚、私の分として残しました。


16時過ぎに、最後の1冊を買っていただいた時には、私と着ぐるみさんはむしゃむしゃ、いちご牛乳さんの差し入れのまい泉のヒレカツたまごサンドを食べていました。
失礼な接客極まりないです。


沢山のお客様にお越しいただきました。信じられないほどに。

遠くから、近くから。

みなさんがみなさんの日常に折り合いをつけて、お金を使い、気を遣い、駆けつけてくださいました。


みなさん、リアルでははじめましての方が大勢なのに、なんでかな?会った時から、超絶知り合いでした。


「えー、おだんごさん、イメージと違う!!」と、困惑させたり。


初対面でハグをせがんで、セクハラしたり。


多々、失礼はあったと思います。この場を借りて、それでもみなさん笑ってくれてありがとう!


沢山、お土産をいただきました。


お名刺を頂戴し、丁寧なご挨拶もいただきました。


noteの街で、お見かけはしていても言葉を交わすことはなかったみなさんにも、お会いして、お話することができました。


嬉しかったです。心の交通整理がついたら、みなさんのnoteへお邪魔させてください。


今は、盛りのついた中年で、見境なくフォローしてしまいそうな衝動があり、後々お会いしたみなさんのnoteをきちんと読めないのは嫌なので、まずは自分を落ち着かせます。


頂いたお気持ちや、お言葉、プレゼントに、私は相応のものをお返しすることができません。


ただただ、ありがとうございます。美味しくいただきます。大切に使います。本当にありがとうございます。


最後になりますが、夕方に来てくれたお客様が


おだんごさん、まだ書きますか?と聞いてくれました。


もちろん、書くよ。書き続けるよ。と答えました。


noteから離れていく人もいます。書かなくなる人もいます。


私は、たまにそうした方々が覗いた時に、まだ書いてるの?と言われるのが夢です。


長く書くこと。おかえりなさいのnoteになること。


だって、なんか、かっこ悪くていいですよね。


書くことでしか、みなさんにご恩返しはできませんが、どうか今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いします。


いくつになっても夢は叶うし、いくつになっても楽しく生きていいんですよ。


さあ、日常へ。文学フリマ東京38、おだんごやブースを、応援してくださった全ての皆さんに感謝しています!


本当にありがとうございました!

最初のお客様は、長男。
母の日のプレゼントで買ってくれました。
おかあは、何より嬉しかったよ!


#note
#文学フリマ東京38


お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。