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60歳のトライアスロン~終われば全部楽しい。入賞はおまけ。

台湾最南端の墾丁ケンティンで行われたアイアンマン70.3台湾トライアスロンに参加しました。スイム1.9km バイク90kmン21kmという距離を制限時間8時間30分内で完走するレースです。

早朝3時30分に朝食、4時30分にトランジョンでギアバック、バイクのチェックを済ませて一度ホテルに戻り5時30分にスイム会場に行く。

外はまだ暗く、風が強い。

ノブリンは試泳をしていたけど、私はなし。ノブリンのウエットが切れていたので、メディカルで鋏をかりて切ってもらいノブリンのトイレ(大)をすませて、スイムスタートのタイムゾーンに並ぶ。

40分以内、41分~55分、56分~とタイムゾーンがあり41分~の1番後ろに並んだけど結局56分~ぐらいのところ。タイムゾーンはないような感じ。

スタートは6時で、8人ごとのウェーブスタート。6時19分ぐらい。ここから8時間30分が制限時間。2時49分までのゴールを目指す。

ノブリンと一緒。ハグチューする余裕はなく、手を握り合ってからそれぞれ泳ぎだす。

スイムは、M字型で沖に向かってビーチ方向に折り返し、また沖に向かいフィニッシュというコース。

前日の試泳
波、ないように見えますがあります!

バトルはない。というかバトルを避けてアウトコース。はじめの折り返しまでは短く感じた。そこからビーチに向かうのに波が強い。往復したとき6時44分ぐらいで、25分かかっている。あとこの倍で50分以上かかりそう。

2度目に沖からビーチに向かうのに、より波が大きくなってきた。息継ぎで海水を飲んでしまう。だけど怖さはない。

ノブリン、この波大丈夫かな。心配。

波があったけど、苦しくはなくゆったりと丁寧に泳げた。

スイムアップ、51分。

ビーチから、地下道を通りホテルの中からトランジションエリアに向かう。
テントの中でなく、トイレの前で着替えてギアバックをまたかけ、テントの中を通ってバイクラックまで行く。

ギアバック(前日の準備)
バイクラック

バイクスタートは、7時21分ぐらい。トランジションは11分。

バイクコースは、アップダウンのあるタフなコースに加えて強風。コナウィンドウのように横風で、バイクが倒れそうになる。ブレーキをかけスピードがおちてしまう。

上りは頑張れるけど、下りは怖い。

頑張ると足が攣りそうになる。
バナナ1・虎屋の羊羹2・マグオン2・コムレケア2・アミノバイタル2・胃薬・痛み止め バイクに積んだものはすべて摂ることができた。

約45kmで折り返し。折り返してからはノブリン探し。逆光でよく見えない。だんだんと対抗車が少なくなってくる。ポツリ、ポツリ、と間があいてノブリンがなかなかこない。

ノブリン、大丈夫かな。スイムアップしたのかな。

あ、ノブリン!と声をかけたのとかなこ!というのがほぼ同時だった。

すぐにお互いの視界から消えてしまったけど、安心した。よかった。スイムはどうにか間に合ったんだ。あとはバイク。ノブリンの苦手な上りと風。ノブリンが無事に完走できますように。

ノブリンの後ろに人がいない。ノブリンがラスト?ラストなら後ろにマーシャルがつくはずだけど。ノブリンからずっーと離れてラストの方がいた。ノブリンは、ラストから2番目だ。

バイクの関門間に合うかな。ますます心配。

バイクスタートでは、たくさん抜かれたけどもうこの辺りでは抜いたり抜かしたり、力が残っている人が少ない。

一応、レースナンバーを確認するけどみんな、私より若い方々だ。私のエイジの方々はずっと先。

バイクフィニッシュは、10時53分。

トランジションの仮設トイレに入ったらとても汚れていたけどしょうがない。がまん。

ランスタートは11時ぐらい。

ランコースもアップダウンが激しい。

スタートしてすぐに声をかけられた。
台湾人だけど、日本語で。
ランでは、たくさんの人たちと声をかけあった。
私の英語より、彼らの日本語の方が上手い。
台湾人は本当に親日的で優しい。

想定外の上りが多く、もうそこはあきらめて歩いた。
今回は、上りはほとんど歩いた。

この上り、ノブリン大丈夫かな。
脚、大丈夫かな。

暑さはそれほど感じなかったけど、サプリを摂りすぎて気持ち悪くなった。

やっと残り5kmぐらいの国道に出た。ここは前日にノブリンとバイクで乗ったところだ。あの象徴的な山が見えてきて、もう少しだ。

前日ノブリンとバイクで走ったところはランコース
ホテルの前から見える山
ホテル内のフィニッシュゲート

ゴールはホテルの中というアイアンマンレース初の試みだったけど涼しく快適だった。

7時間39分25秒。

2時前にゴールできたけど、ノブリンが気になる。バイク、ギアバックをピックアップして、部屋に戻りシャワーを浴びてからノブリンを迎えに行った。

フィニッシュゲートでなく、コース上まで出て待ったけどこない。制限時間の少し前2時44分まで待ったけど、もしかしたら入れ違えでもうゴールしていて、バイクピックアップしているのかな。やっぱり部屋で待っていようかな。

部屋のドアを開けたらノブリンがいたらいいな、と祈るような気持ちだったけどいなかった。ノブリン、だめだったかな。

しばらくしたら、ノブリンが戻ってきた。
タイムオーバーだった。

それでも完走メダル、フィニッシャーTシャツをもらえて満足。残り3km 走れなかった、それまでに全部使ってしまったと。

完走メダル・フィニッシャーTシャツ・フィニッシャータオル

ノブリンと一緒にノブリンのバイクピックアップに行き、ノブリンはゆっくりお風呂に入りその後、ちらりとロールダウン会場に行ったらノブリンのエイジがちょうどやっていたけど、誰もいないのですぐに次のエイジに変わった。

ロールダウンセレモリー

その後、外へ食事に行ってしまったけどロールダウンセレモリーのあとにアワードパーティーがあり、私は5位で入賞していたらしい。

このエイジが私かな。女子は1位と2位の方しか登壇してないです。5位まで入賞とは知らなかった。
これはエイジF30-34。セレモリーに参加してたらこれと同じ5thのがもらえたけど、まぁしょうがない。コールされただけでしあわせ。
お世話になったSamも入賞。おめでとうございます。

てっきり3位まで、と思っていたしノブリンも完走できなかったのでセレモリーは参加する気持ちがなかった。

私はその場にいなかったけど、名前をコールしてもらっただけでもうれしい。ありがとうございました。


今回のレースの目標は、楽しむ!ということだった。レースを楽しむ、って難しい。苦しかったり、あきらめたり、うれしかったり、せつなかったり、楽しかったり、怒ったり、不安になったり、ノブリンを心配したり、私の7時間39分は色々な想いがあった。

だけど終わったら全部楽しい!

大会関係者、スタッフ、ボランティアの方々、一緒にレースに参加した方々、アイアンマン台湾CEOのレニー、Sam、台湾で知り合った方々、台湾の親切な方々、一緒に練習してくれた仲間、ありがとうございました。

ありがとうございました。