ワインで世界旅行
大丸の『世界の酒とチーズフェスティバル』に行ってきました。
（10月2日～7日）
わたしは初めてでしたが、毎回参加しているワインエキスパートの姉と一緒で心強かったです。
1975年から開催されており、世界33か国から900種類以上のワインを試飲し、お店の人とお話しをしながら購入することができます。チーズやナッツ等も試食できます。
フランス、イタリア、チリ、スペイン、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドアメリカ、カナダ、スイス、ポルトガル、モンテネグロ、アルメニア、トルコ、ブラジル、クロアチア、チュニジア、エジプト、南アフリカ、ルーマニア、オーストリア、ハンガリー、ウクライナ、ブルガリア、スロバキア、セルビア、モルトバ、アゼルバイジャン・・・。
その国のワインを飲んで旅行しているような感じ。全部の国を周れなくって残念。酔っぱらってしまいました。
美味しいとか、好みとかわかるのだけどだんだん、どれがどれだったかわからなくなってきてしまい、味の比喩はできないけど、それぞれのワインにはストーリーがあってロマンがあります。
南アフリカ
ウルフトラップ（狼のワナ）という名前のワインは、18世紀頃にヨーロッパの植民者たちが山に狼が住んでいると信じてウルフトラップを仕掛けたけど、オオカミはいなかった、というお話しから。
以前よく飲んでいたのが、南アフリカの「ライオン」のワインだったので、今回はオオカミ。
ハリネズミのラベルがかわいい。1本買うとハリネズミの生態研究費用の寄付にもなります。自然環境保護に積極的なワイナリーです。
スタッフの方のお話しが上手で、ワイナリーやワインにストーリーがあり泣きそうになりました。
ウクライナ
ウクライナの民族衣装のかわいらしい女性アンナさんが、ウクライナワインを紹介してくださいました。
Anna's Story
ピンチはチャンスって良く言いますが、私の人生はまさにそれでした。
母国ウクライナで戦争が始まった当時、私は社員として会社勤めでしたが、ここは自分の居るべき場所じゃない！と気づき会社を退職｡
これからどうするかも特に決めたわけでもなく、うすらっとしたビジョンぐらいしか無い私は正直不安でいっぱいでした｡
道をさ迷い、色んなトラブル抱えて、これからどうしようかと悩んでた時にある言葉が私の人生を変えたのです。想像もしてなかったぐらい｡
ウクライナワインやらない？ウクライナの為に、人の為に、自分の為に｡
そこで目が覚めたんです｡
これだ！私のずっと探してた夢はこれだ！！って。
ウクライナワインは私に希望与え、勇気くれて、幸せにしてくれました。
だからこそ、私もウクライナワインで皆さんを幸せにします！
株式会社アンナ
代表取締役 ヴァシナ アンナ
レバノン
カナの婚礼はイエス-キリストが最初に行った奇跡としてヨハネによる福音書に記されています。 カナという町の婚礼に聖母マリアや弟子たちと共に招かれたイエスは、ぶどう酒がなくなった時、六個の瓶に水を入れ、それをぶどう酒に変えました。その奇跡。 最後の晩餐を示唆するともされ、画材になっています。
ラベルは新郎新婦。
ブルガリア
『星の王子様』のラベルで、バオバブ、バラの花等があり、裏にそれぞれのシーンの言葉が描かれています。なんといっても、キツネさんのあの言葉が好きなので、キツネラベル。これは完全なジャケ買い。
It is only with the heart that one can see rightly. What is essential is invisible to the eye.
さっきの秘密を教えてあげる。簡単なことだよ。
心で見なくっちゃ、ものごとは良く見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ
あなたが、あなたのバラの花をとても大切に思っているのはね、
そのバラの花のために、時間をむだにしたからだよ。
人間はこのたいせつなことを忘れてるんだよ。だけどあなたは
このことを忘れてはだめだよ。めんどうをみたあいてには、
いつまでも責任があるんだ。まもらなきゃいけないんだよ、
バラの花との約束をね・・・
ブラジル
ブラジルのワインは飲みたかった、買いたかった。大切な人を亡くしがんばっている彼女がいる国だから。ブラジルのワインが星をとった、というのもうれしい。
オーストラリア
何度も訪れているオーストラリア。グラスにいっぱいワインを注いでくれる国。飛行機の中で、デザートワインをいただくのが好き。
希少な貴腐ぶどうの極甘口。
それぞれの国、ワインには物語があります。
7本のワインとの出会い。
どんなマリアージュにしょうかな。
（10月4日）