宮島絵里香

「大人に心の余裕とつながりを 子どもたちがワクワクする未来を」 🗳️23年足立区議会議…

宮島絵里香

「大人に心の余裕とつながりを 子どもたちがワクワクする未来を」 🗳️23年足立区議会議員選挙無所属(2,886票)落選 元小学校教員/元特別支援学校教員/二児の母/

最近の記事

どこまでを人間が担うのか

私は高校卒業してから、随分長いことバンドマンだったので、飲食店のアルバイトをすることが多かった。調理もやったが、接客の方が好きだった。接客の面白さや魅力をめちゃくちゃ感じていたし奥が深いと思っていたから、最近のタッチパネルやアプリでの注文スタイルが、物足りなくて物足りなくて仕方がない。 ファミレスとかファストフードはタッチパネルでもいいかなぁとも思うけど、 お酒を飲む店や、初めて行く飲食店では、 お店の人におすすめを聞きたいし、その料理がどのくらいの量で来るのか、この人数

    • 選挙期間の報道を見ていて思うこと

      今回の東京都知事選挙には56人の方が立候補していて、立候補者が貼り出されるポスター掲示板の数は、約1万4000カ所に設置されていると言われている。 資金がなく、後ろ盾のない立候補者の選挙期間の大きなハードルは、ポスター貼り要員を集めること。 投票所の前に貼り出されるポスターを見て候補者を決める方も多い中、ここに貼り出されないことには、有権者の選択肢に入ることすら困難だ。 私が立候補した足立区議選でもポスター掲示板は616ヶ所で、これを貼るのにたくさんの人の手を借りた。選挙

      • 理解されづらい苦手を抱えること

        学校や家庭で、よく忘れ物をしてしまう子どもに向かって「ちゃんとしなさい」的な言葉を投げかけられている。忘れ物をするのは、連絡帳に書かないからだ、確認しないからだ、気をつけていないからだ、とか。結果、「だらしない」という評価をされがちだ。 頑張ってどうにかなるという見立ては、すべての忘れん坊に当てはまるのだろうか? 一部、はまる子はいるかもしれない。注意できる子もいるかもしれないが、そこにはまらない子も必ずいる。 受け手側がだらしないと感じるのは個人の自由だけど、 努力不

        • 大切なお知らせ

          【RAISE YOUR VOICEという市民団体を立ち上げます】 去年の今日は、 私が初めて立候補した選挙の投票日でした。 政党や後ろ盾もなく、いわゆる三バン(地盤:地域ネットワーク、看板:肩書き、鞄:お金)がない中で、選挙に挑戦することの無謀さを痛感する日々でした。 去年はちょうどチャットgptの日本版がリリースされた年で、何を調べても情報が出てくるこの時代に、 立候補するのにお金はいくらかかるのか、当選ラインに届くまでにどんな周知活動が許されているのか、、など、立候

        どこまでを人間が担うのか

          共同親権について思うこと

          離婚後の共同親権、成立してしまったことがものすごくショックだったので、思ったことを書き残しておきます。 共同親権が解決するであろう問題について、 またはその逆についても 去年の政治活動中に何人もの当事者の方から相談されました。 無所属でなんの力もない私に相談する人がこんなにいることがそもそもの衝撃で、中には直感的に恐怖を感じることもありました。 どのケースも内容が深刻すぎること、解決の術なんて私にわかるはずもなく、何も返せる言葉もなく、ただただ辛かったことを覚えています。

          共同親権について思うこと

          差し出す勇気

          昨日は仲間と田んぼで泥遊び。 足立区界隈で有名な自然農で野菜や米を作っている完一さんの田んぼで、自然大満喫の遊びの時間を過ごした。 土から出たばかりの野菜をバクバク食べて、無秩序な自然の中で過ごしたおかげで、昨晩は久しぶりに深い眠りにつくことができ、今朝デトックスしたように体がスッキリしていた。 昨日、子ども達と田んぼに突入し、泥遊びを満喫した後、泥だらけの足を洗うのが面倒で、ずっと素足で過ごしていた。日頃から素足で過ごすことに慣れていないので、じゃり道を歩いていたら次第に

          差し出す勇気

          選挙を通して見えてきた乙武さんの意外な一面

          衆議院東京15区補選も残すところあと1日。 立候補を表明してからの乙武さんは、とことん不器用で、わざわざ茨の道を選んで選挙に挑戦しているように見える。こう言ったらとても失礼だけど、もっと器用に立ち回る、要領の良さを持っている人だと思っていた。もしかしたら本当にいっぱいいっぱいなのかもしれない。 去年、私は乙武さんに何で政治にチャレンジするのかと聞いたことがあった。 乙武さんはかつて海外旅行に行った先で、この国なら何不自由なく幸福に暮らしていけるかもしれないと思えた国があ

          選挙を通して見えてきた乙武さんの意外な一面

          乙武さんの衆院補選立候補記者会見から感じたこと

          一昨日は子ども2人を連れて、乙武さんの衆院東京15区補選立候補表明記者会見を舞台袖から見させてもらっていた。 会見開始時刻になり、ステージに上がった瞬間の乙武さんのものすごい気迫に圧倒され、思いを聞く前に、私はこの人を全力で応援したい思った。 その後も マイクを通して、一言一言を噛み締めるように自分の生きた48年間を語っていく様子から、うまく表現できないけれど、政党やしがらみでは無く、1人の人間として政治に挑戦したいんだ、という強い意志と覚悟が感じられた。 じっとしてい

          乙武さんの衆院補選立候補記者会見から感じたこと

          「当たり前」という奇跡

          元気でいることが当たり前のことではないと気づくのが、不調の時だけなのは、なぜだろう。 私の場合、健康でいることを当然のこととして生きているからだと思う。 そして、その当たり前が崩れたとき、それは当たり前なんかじゃなくて、一番大切なことだったと気づく。 私の当たり前は、 家族や仲間が毎日笑顔で生きていること、五体満足であること、空爆されないこと、蛇口ひねれば水が出ること、飢えないこと、家があること、空気吸えること、そして健康でいられること。この全部が揃っていることが、私の

          「当たり前」という奇跡

          「子ども同士で解決させる」という大人の逃げ

          私は自分の子どもが友達と喧嘩をしていても、基本放っておく。子どもたち同士で解決しろよと思うし、解決を大人に求めてくる子どもがいると「自分で伝えてこい」と突き返す事すらある。教員時代から、「先生に言ってやろ」的な、困ったことは近くの大人に言えば味方になってくれる、解決してくれる的な思考がいやで、片目で見守りつつも「いやいや、自分たちでどうぞ」的なポジションを取ってきた。 解決のチャンスを大人が奪ってはいけないと思うし、起こった出来事に対して子どもに委ねるのがいいと思って、ここ

          「子ども同士で解決させる」という大人の逃げ

          小学校教員という仕事の醍醐味

          私が小学校1年生の時に担当してくれていた先生は、私が2年生に進級するときに他校に移動された。 当時の記憶は静止画的で、エピソードしか覚えていない。担任については、顔と名前と声の感じを薄ら覚えてはいるものの、その先生がどんな方だったかは全く覚えていない。 今日久しぶりに断捨離をしていたら、 その先生から、私が6年生の卒業時にもらったであろう、巻物が出て来た。 1年生の時に私が描いた似顔絵、そして親からの手紙、平仮名を覚えたてで書いたであろう名前。 それを1クラス分、6年間も個

          小学校教員という仕事の醍醐味

          お腹いっぱいの子どもと餓死する子どもが同時に生きる世界で

          私は子どもが夢中でガツガツご飯を食べている姿を見ると、みぞおちの奥の方から何かが押し上げられるように幸福感に満たされて泣きそうになる時がある。 我が子が生きていると言う躍動感を感じれるからだと思う。 昨日半期に一度のその波が来て、 その姿に幸福感を覚えながらも、 いつもと違う複雑な心境になった。 理由は、 頭の中で2つの景色がよぎったからだ。 今戦地となっているガザで生きる子どもたちと バングラデシュで路上生活をするストリートチルドレンと言われる子どもたちだ。 ガザでは

          お腹いっぱいの子どもと餓死する子どもが同時に生きる世界で

          避難バックを用意することよりも大切だと思うこと

          私と相方は、親として人としてクズの極みを実感する日々なので、子育てについて何かを言える状況にないのですが、唯一子育てをしていて「もしかしたらうまくいっているのかもしれない」と思える事例があるので紹介します。 我が家では、「地震だ」と体感でわかる揺れを感じたら、どのくらいの揺れかを判断せず、すぐに靴を履いて外に出て建物から離れる、ということを実践しています。 寝ている時間も同様です。 私と相方が目を覚ますレベルの地震の場合、迷わず子どもを担いで外に出ます。 (子どもたちは大

          避難バックを用意することよりも大切だと思うこと

          戦争の終わらせ方

          昨日小2の我が子に、今もこの地球上で何ヵ国も戦争をしていることと、そのせいでたくさんの人が亡くなっていることを伝えたら、衝撃を受けていた。 何で止めないの??そんなのおかしいよ!!と怒っていた。 私も娘の感覚と何一つ変わらない。 でも一つ大きく違うのは、私は日本の政治を作ってる有権者の1人であるということ。 私はテレビから集団的自衛権や憲法改正と聞こえ始めたあたりから、 日本もいつか戦争に巻き込まれるのではと恐ろしく、頭の上を飛行機が通過する度に、 この音に怯える日が

          戦争の終わらせ方

          育児をしていてキツい時ぶっちぎりの1位(私調べ)

          自分が風邪ひいてしんどい時、子どもも風邪ひいて満足に休養できない、私は今まさにこれなんだけど、みんなこういう時どうしているんですか? 手伝いに来てくれる人はいますか? 買い物を頼める人はいますか? 風邪の時期が、クリスマスや年末年始と被らなかったこと、コロナやインフルでは無さそうなのが不幸中の幸いと自分や家族に言い聞かせながらやり過ごしていますが、日曜夜あたりから順番に風邪をひき、4人中3人ダウン。 鬼の様に鼻水を出しまくるものの、我が家の1歳児だけはめちゃくちゃ元気で

          育児をしていてキツい時ぶっちぎりの1位(私調べ)

          不登校について思うこと

          学校について、教員の労働環境について、今の学校における子どもたちの状況について思うことを語ることを今年はたくさんしてきました。そんな中で、何度も書いては消しをくり返してきて、語れなかったことがありました。 「不登校について」 私は元々学校が嫌いで教員になった人間なので、学校に行きたくないなら行かなくていいじゃんのスタンスは、教員になっても変わりませんでした。 いざ親となり、子どもが幼稚園にも行きたくないと言っている姿を見ていて、学校に行きたくないと言うだろうことは容易に想

          不登校について思うこと