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人の悩みは色々 人の数だけ悩みあるよね 私は聴くよ あなたの声

学校の相談室は
小3不登校女子の来室で始まる
幼稚園から登園しぶりが始まり
今に至っている

おしゃべりしながら遊ぶ
先日は神経衰弱をやった
私は苦手
自分の短期記憶の劣化を嘆く
まぐれで取れると
ココロから嬉しい
彼女は淡々とカードを取る
チラチラと私の顔を見ながら

前髪切ったの?
小3女子に言われた

あっ ウン
切ったけど わかる?

慌てる
切り過ぎを気にしている私

切り過ぎじゃない?!
小3女子に言われた
ドキっ
66歳カウンセラー

やっぱりかぁ・・
あっという間に美容師に切られたのよ
と 言いながら思わず 
前髪を押さえてその場をつくろう私

気をつけた方がいいよ
小3女子から
アドバイスを受ける私

彼女には歳の離れた姉兄がいて
兄は小中学校不登校
高校は通信 
なんとか 
スクーリングには行っている
対人関係が苦手で
親は 将来への不安を感じている

なので
またもやこの子も不登校と思った時
母は面談の中で涙した

母は 明るく
なんとかなるでしょう
と言っているが 
実は深い悲しみがあるのを感じた

小3女子とは
目的を持って遊んでいるが 
全く教室に戻る気はない

相談室に来ない限り
家の中で 大人と過ごすだけの生活
いつも 大人に配慮されて過ごしている
だから
トランプで大人が勝つと
大人気ない!
と 不機嫌になる

私は あえて大人気なく
トランプで勝つ
彼女は負けたら悔しがる

ところが
神経衰弱は
かなり真剣にやらないと私は勝てない
私の脳活にもなっている
有り難い!

最近の小3女子
負けても 今度こそは!
との気持ちになっている
成長したかな と思うと
私は嬉しい

少しの変化だけど
対人関係の中でしか
学べ無い事だからね
大切と思う

そんなまったりした時間が過ぎ

次の相談者は
中学校受験生を持つ父母
小6の2学期に相談とは
チト 遅すぎではありませんかねー
と思いながら話を聞く

子どもは 理数の能力はあるが
文章を間違いなく読む事が 苦手
そして ケアレスミスも多い
だから 点数に結びつかない

塾にも行っていて
ケアレスミスについては
かねてから相談しているが
見直しを指摘されるのみ
でも できないので効果でず

いよいよ困って相談に来たとの事

でもさー
ホントは塾で対応しないと
まずいっしょ!! 
かねてから思っていた
指導方法に問題のある塾だから
仕方ないけどね~

色々聞くと
落ち着きがない
集中力がなく すぐに気が散る
コツコツ努力が一人では難しい

お父さんが付き添って勉強教えていて
子の問題を整理して
このままで良いのか悩んだと言う
ADHDも疑っていた

まずは
ケアレスミスの対応を伝える
「指さし声出し確認」
これしかない
声を出して耳で確認
読みながら鉛筆で印をつけて
注意喚起する 動作記憶
目視による確認
幾重もの注意確認
そして
一度で間違いなく問題を読み
正解に導く

また 
親が発達障害を疑っているし
私も疑うので
検査と医療の受診を勧めた
両親納得して帰る

後日 母だけの面談の時
実は夫婦仲が悪いと話し出す
家族の基本的問題なので
知って欲しいと言う

夫は
妻たるもの
家事をこなし
子供の教育をしっかりやるのが
当たり前と思っている
しかし この母はそれが出来ない
だたら夫からは
妻業できない彼女は
妻として失格
と いつも離婚をちらつかされる

イヤイヤ
それって
精神的DVでしょ!!
話を聞いていて 
なぬ~と怒りが湧いてくる

色々聞いて
DVの心理教育
今後へのケースワーク
等々 話し 
母と次回面接の約束をした

なんてこった

学校のカウンセラーは
守備範囲が広くないとできない
と つくづく思う

私自身
母の老老介護が始まり
私も 体力的に結構限界を感じている
学校のカウンセラーは面白いし
学校からは
来年もいて欲しいと切望されてる
でも 限界
今年で終わるしかない と結論している

その中での相談

自身の存在意義を感じつつ
でも 限界なのよね・・・

仕方ないよね
自分に言い聞かせる

だから 今年度は残りの時間
精一杯 頑張ろうと
あらためて思う

カウンセラーすることで
本当に多くの事を学ばせてもらった
有難い
この機会をもらえた事に感謝!

ありがとうございます!!

学校は辞めるけど
福祉は続けるつもり
出来る限り・・・

どんな仕事していても
誠実に
相談業務をしていたい
いつまでできるかな

ガンバリマス!

自然体でね
出来る限り やりますよー

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