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短歌とカフカと感性と

「本を読む 空を見あげる メモをとる noteに綴れ 私の気持ち」
                          はし 心の短歌

毎日楽しく過ごしたいはしです。
新しい形の挨拶文に挑戦しました。

初短歌を恥ずかしげもなく、noteで発表しました。

今日は、最近読んだ本のお話です。

少し前のことです。
Instagramで、いろんな方が読んでいる本が目にとまりました。

短歌の歌集でした。

笹井宏之 「えーえんとくちから」

今までに読んだ歌集は、俵万智さんと穂村弘さん
随分、前です。
久しぶりに、歌集を読んでみます。

この「えーえんとくちから」を読んでいる最中に、noteで交流させていただいているゆにさんも、短歌の本を読んでいるという記事をよみました。
もしや、ゆにさんも、同じ本を読んでいるのか?

ゆにさんが読んでいたのは、

『天才による凡人のための短歌教室』 木下龍也

ゆにさんが、短歌にハマっている様子がうかがわれます。
noteの記事のタイトルが短歌です。

ゆにさんらしい感じがでていますよね。
私の短歌、隠したくなります。

歌集とともに短歌教室の本を読み、
さらに手元にある本を開きます。

『カフカ断片集』 頭木広樹 編訳

3冊を読んでいて、共通点がいくつかあります。
まずはリズムです。

短歌は 五七五七七 

カフカの断片は、さまざまな形の断片が散らばっていますが、
詩の様なもの、数行のもの、それらを作る一文にリズムがあります。

ゆにさんもリズムについて触れています。

短歌に限らず、文章にリズムがあると読みやすいし、
内容が入ってくる感じがあります。

共感と驚異
木下龍也の著には、短歌には、共感・納得・驚異があると説いています。
共感と納得は、読み手にあるあると思わせる。
そして、驚異でびっくりしたり、疑問に思わせる、考える余白の様なもの。

カフカの断片集にもまさに同様のことが書かれていました。

短歌が人を感動させるために必要な要素のうちで、大きなものが二つあると思う。それは共感と驚異である。共感とはシンパシーの感覚。
『そういうことってある』『その気持ちわかる』と読者に思わせる力である。(中略)驚異=ワンダーの感覚とは、『いままでみたこともない』
『なんて不思議なんだ』という驚きを読者に与えるものである

『カフカ断片集』 頭木広樹 編訳 P213~214



職場での昼休み、午前の忙しさと緊張をオフにした頭で、
ぼーっと読んでいく。
カフカの断片も短歌集も、
「あるある」「わかるわかる」…ふんふん、
「どういうこと?」

って、なる。

この「どういうこと?」を飛ばして読んだり、しっかり深く考えたり。

理解できない私は未熟なのか、感覚がまだ研ぎ澄まされていないのか。
何かをつかみたいと、同じところを何度も読んでみる。
まさに中毒性がある。

カフカの思考の断片。
短歌は生活、人生の断片だ。
と、思う。

たまには、こんな読書も息抜きと感性を磨くのにいいかなと思ってます。

挨拶文を楽しもう!|蒼 広樹(あお ひろき)@挨拶文を 楽しもう (note.com)

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