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高血圧に効く食べ物はコレ! 日本古来の【梅】が血圧改善に驚きの効果

高血圧に効く食べ物はコレ! 日本古来の【梅】が血圧改善に驚きの効果

高血圧は放っておくと危険な病気です。
動脈硬化が進み、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、大動脈瘤、腎硬化症などの原因となります。
年齢と共に血圧のリスクは高まります。
若い人はまだ大丈夫かもしれませんが、年配の人は注意が必要です。
あなたも健康診断で血圧が高いと診断されたことがあるかもしれません。

そんなあなたに朗報です。
血圧を下げる効果がある食べ物が見つかったのです。

それはなんと、日本古来から親しまれてきた【梅】です。

今回は梅が血圧に与える影響について、アメリカのテンプル大学の研究をもとにお話しします。

この研究では、高血圧にしたマウスに梅肉エキスを与えて、血圧や動脈の変化を観察しました。
結果は驚くべきものでした。

梅肉エキスを与えたマウスは、水を与えたマウスよりも血圧が低くなりました。

さらに、大動脈の肥大が軽減されました。
大動脈の肥大とは、大動脈の直径が大きくなる異常で、心不全や大動脈瘤の原因となります。

では、梅肉エキスはどうやって血圧を下げるのでしょうか?
研究者たちは、梅肉エキスが高血圧の原因となるアンジオテンシンⅡという物質を防ぐことを発見しました。
また、高血圧によって引き起こされる炎症についても予防してくれることが明らかになりました。

これらの結果から、梅は血圧改善に有効であることが示されました。
しかし、この研究はマウス実験です。
人間にも同じ効果があるかどうかはまだ分かりません。
今後の臨床試験が待たれます。

それでも梅を食べてみたいと思う人もいるでしょう。
その場合は、一日あたりの摂取量に気を付けましょう。
マウスでは体重1kgあたり約200mgでしたが、人間では代謝が違います。
代謝を考慮すると、人間では体重1kgあたり40から50mgが推奨されています。
日本の成人の一日あたりの梅肉エキスの推奨摂取量は3gです。
これは体重1kgあたり40から50mgとほぼ同じです。
つまり、大量に梅を食べる必要はないということです。

ただし、梅干しには注意が必要です。
梅干しは塩分が多く、塩分過多は高血圧の原因となります。
梅干しを食べる場合は塩抜きをするか、塩分の低いものを選びましょう。
せっかくの梅の効果を無駄にしないようにしましょう。

今回は梅が血圧に与える影響についてお話ししました。
梅は血圧改善に有効である可能性がありますが、まだ人間での実証はされていません。
しかし、梅は日本の伝統的な食品であり、健康にも良いとされています。
高血圧が気になる人は、梅を食べてみるのも一つの方法です。
ただし、摂取量や塩分には注意してください。

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参考文献
Infused juice concentrate of Japanese plum Prunus mume attenuates inflammatory vascular remodeling in a mouse model of hypertension induced by angiotensin II
https://www.nature.com/articles/s41440-023-01332-9

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