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コーヒーを飲むと糖尿病の予防になる?

コーヒーを飲むと糖尿病の予防になる?

コーヒーは世界中で愛飲されている飲み物です。眠気を覚ますため、集中力を高めるため、運動能力を高めるため、味が好きなど、様々な理由でコーヒーを飲む人が多いでしょう。
しかし、コーヒーにはそれだけではない、驚きの健康効果があります。今回は、コーヒーが糖尿病の予防になるという研究結果を紹介します。

・コーヒーが肝臓にいいという研究

コインブラ大学の研究者たちは、コーヒーの影響を調べるため、156人の太っている人を対象にした実験を行いました。
参加者の血液と尿の検査を行って、健康状態を調べました。
また、コーヒーを飲む頻度や摂取量も調べました。そして、コーヒーが健康に与える影響を分析しました。

その結果、コーヒーをたくさん飲んでいる参加者ほど、肝臓の状態が健康でした!

参加者の98人は2型糖尿病だったのですが、コーヒーを飲んでいると非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)、いわゆる肝硬変のリスクが軽減されていました。肝硬変だけでなく肝線維症のリスクも下がっていました。

・コーヒーが糖尿病の予防になる理由

コーヒーが肝臓にいい理由は、カフェインにあります。
カフェインは肝星細胞のアデノシン受容体に拮抗する作用があります。これは、肝臓の酸化ストレスを軽減することを意味します。
酸化ストレスは、肝臓の炎症や線維化を引き起こす要因の一つです。したがって、カフェインが肝臓の健康を保つことにつながります。

過去にも、コーヒーが糖尿病に効くというデータは多数報告されています。
たとえば、ハロコピア大学が行った研究では、毎日1.5杯以上のコーヒーを飲むと糖尿病の発症率が50%以上も低くなっていました。
フィンランド国立公衆衛生研究所でも、コーヒーを一日に3杯~4杯飲んでいると糖尿病の発症率が27%~29%減少する結果が出ています。

・コーヒーを飲むときの注意点

コーヒーには驚きの健康効果がありますが、飲み方には注意が必要です。
コーヒーに砂糖、ミルク、クリームなどをたくさん入れていると、カロリーが高くなります。
コーヒーに入っている砂糖は、体重増加や糖尿病のリスクを高める可能性があります。砂糖は少なめ、もしくはブラックコーヒーを飲むといいでしょう。

コーヒーを飲むときは、適量と飲み方に気をつけましょう。
毎日コーヒーを飲んで、人生を豊かにしましょう。

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