時間がいつの間にか過ぎている原因と対策

時間がいつの間にか過ぎている原因と対策
リーズベケット大学の心理講師の教え

子供の頃は時間が永遠に等しく感じたものだが、大人になると時間があっという間に過ぎてしまう
一体、子供と大人で何が違うのだろうか？

時間があっという間に過ぎてしまうのは、一言で言ってしまえば情報を処理する量である
子供の頃は、全てが未知の体験である
脳に送られた情報は常に処理される
しかし、大人になると知識も経験も豊富になる
そのため、脳は知っている情報を処理しなくなる

時間の感覚というのは、脳が情報を処理していれば処理しているほど、時間の流れを遅く感じる
大人になって、毎日同じ日を繰り返していると処理する情報がなくなるので、1日が、1ヶ月が、1年があっという間に過ぎてしまうのだ
要するに、新鮮味のある情報が時間の流れを遅くしてくれる

ならば対策は至極明快である
新しい体験をすればいい
今まで経験したことのないことを体験し、新鮮な情報を脳にお届けすればいいのだ
新しい趣味を見つけたり、知らない街を散歩したり、見知らぬ他人と会話したり、食べたことのない料理を食べたりしたらいい

特にオススメなのが海外旅行である
海外は、人も、言葉も、街も、文化も何もかもが違う
これほどまでに新鮮味に溢れる場所はない

とはいえ、海外旅行するには時間もお金もかかる
そういう人は、気を配ればいい、と述べている
目の前の些細な出来事を注意深く観察すると、新たな発見がある
窓から見える天気は同じように見えても毎日違っている
晴れでも、雲一つない快晴もあれば、入道雲が漂う晴れの日もある
こういった些細なことに目を向ければ、いつだって、どこだって新たな発見がある

視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚、全ての五感を研ぎ澄ませれば、時間があっという間に過ぎる感覚もなくなるだろう

1日24時間を変えることはできない
しかし、24時間を長く感じること、短く感じることは、努力次第でどうとでもなる

時間が足りないと感じるか、時間がたっぷりとあると感じるかは、あなた次第だ

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参考文献
Feel like time is flying? Here's how to slow it down
https://theconversation.com/feel-like-time-is-flying-heres-how-to-slow-it-down-115257