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運動の健康メリットは男女で違う?アメリカの大規模調査

運動の健康メリットは男女で違う?アメリカの大規模調査

皆さんは運動を週に150分以上していますか?
運動は健康に良いことは周知の事実ですが、実は運動によるメリットは男女で異なるのをご存知でしたか?

・運動と健康リスクの関係を大規模調査

シダーズ・サイナイ医療センターの研究チームが調査を行いました。
同センターは1997年から2017年にかけて行われた国民健康インタビュー調査のデータを分析しました。
この調査には40万人を超える回答が含まれており、運動習慣や強度、種類などの詳細なデータが収集されていました。

研究チームはこのデータと健康データを照らし合わせ、運動量と死亡率の関係を男女別に検証。その結果、驚くべき事実が判明したのです。

・運動のメリットは女性のほうが大きい

運動で最も恩恵を受けるのは女性だったのです。

  • 週150分以上の中程度の運動、もしくは週75分以上の激しい運動をすると、男性は全死因での死亡リスクが15%減少

  • 一方、女性は24%も死亡リスクが下がる

さらに、心血管疾患のリスクについても、

  • 男性は14%の減少

  • 女性は36%もリスクが下がる

ことがわかりました。同じ運動時間でも、女性のほうが健康メリットを大きく受け取れる傾向にあるのです。

・男性は運動時間を増やす必要があるかも

研究チームは「男性が運動のメリットを最大限に受けるには、中程度から強度の運動を週300分以上する必要がある」と指摘しています。
これに対し女性は週140分程度で十分とのこと。

・おすすめの運動は?

研究チームからは、有酸素運動として「ランニング」「サイクリング」「ダンス」「水泳」、筋トレとして「ウェイトリフティング」「プッシュアップ」「スクワット」が推奨されています。

運動は健康にとても良いものの、男女で最適な運動量が異なることが分かりました。
健康のためにも、ご自身に合った適度な運動を心がけましょう。

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