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移住決断までのわたしの長い道のり(3/3)~同じ目的を持った人~

前々回書いた移住の決め手の話。②同じ目的を持った人 がいるかどうかの話。

自然の流れだった

わたしはずっと心に引っかかっていたことがあった。震災があったとき、わたしはいつか自分の故郷のために何かしたいと思った。その当時はもう地元を離れていたので、訪れたのは少し時間が経ってから。状況の深刻さを肌で感じたときに、問題が大きすぎて当時のわたしの中には無理ゲー感と絶望しか残らなかった。

わたしはそこで情熱を燃やせるタイプではなかった。モヤモヤした気持ちは残ったが、故郷を離れた自分の生活を充実させることのほうが大事だった。

でも自分の生活を充実させる延長線上にいたら、いつの間にか自分の地元に関わるようになり、しかもUターンするまでになっていた。

その海が好き

わたしはマリンスポーツが好きでたまに海に行く。全然うまくはない。波がなければ浮いてぼーっとしてるのも嫌いじゃない。ガチな人からしたらそんなんで趣味ですとか言ったら怒られそうだけど。でも好き。たまたま知り合いから、わたしの地元近辺で海に入ったことを聞かされた。あの地域で海に入れるなんて知らなかった。

その後自分でも行ってみて入った。最高だった。波はいいし混んでないし駐車場からビーチが近いし、思ったより水はキレイだし挨拶したら大体みんな返してくれるし。

きっかけ

それから地元には前より頻繁に行くようになり、純粋にいいところだなと思った。地域のために何かできないかと、まちづくりをしている人のお手伝いをし始めた。その人と色々話していると、その人がこれまで感じてきた絶望と、もはや諦めに近い危機感、そして新しいものを作っていこうとする気持ち。すごく共感した。わたしが共感したなんて言うのがおこがましいほど、その人は苦労をしてたけど。

同じ目的を持った人と話すのは楽しいし、例え意見が違っても居心地の悪さは感じない。そんなこんなで、これが移住することを決めたきっかけになった。もちろんその地域でまちづくりをしている人全員が同じではない。ただ少なくともまちを良くしたい目的は一緒だし、そこにわたしも加わりたいと思った。

移住したらすべてがハッピーになるかと言ったらそうではないと思う。でも自分で考え抜いて決めたことなのでたぶん後悔することはないと思う。

移住移住言ってるけどまだ引っ越し完了してないので、まだこれからが楽しみ。

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