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部下への指導はギャンブルと捉えよ!

役員、上司、先生の立場にいると部下や生徒の仕事ぶりや姿勢に対してひとこと言う機会があります。「ここはこうするべき!」「これはこうだから!」みたいないわば”指導””コーチング””叱り”と呼ばれるもの。でも、これらで部下、生徒が変わるか変わらないかなんてわからない。逆に反感を買ったら翻される。まさに”ギャンブル”。

・人を変えるのって大変じゃないですか?

・あなたは熱血タイプ?冷笑タイプ?

・人としての憧れ要素を持っているかどうか!



人を変えるのって大変じゃないですか?



指導ってのは簡単に言うと相手を変える、別の道へと歩ませることです



現在していること、歩いている道ににチクリとひとこと針を刺すわけですからそれなりの痛みも伴うことでしょう。メンタルが弱いタイプ(←僕の事笑)は何かひとつ自分のダメな部分を指摘されるだけで一日がブルーになったりもします



逆にメンタルが強かったり、人の意見を聞く耳を持っている人は「確かにそうですね。すいません」とか「はい、わかりました!」など、前向きに捉えることができます



基本的に人は自分が正しいって認識で物事に取り組んでいます。あえて間違っているって思ってること、やらなくないですか?



その中で軌道修正をさせるのが指導。つまり、自分が歩いてきた道を他人が遮断するわけです



「その道は違うんじゃないかな?」って諭す。でも、この言葉に共感できない、そんな時は喧嘩になったりもするかもしれません。「うるせー!」みたいな笑。



これ、めっちゃギャンブルだなーって思いますね。良くなるか悪化するか。平行線のままか。元金が返ってくればまあ良い方かなとも思いますが、このリスクを背負ったうえで元金バックの結末なんて割に合わないってのが本音ですよね?笑




あなたは熱血タイプ?冷笑タイプ?



「熱い指導が信条です!」なんていう愛に満ち溢れた叱咤激励を強く推すタイプ。熱血漢とか情熱発電機とか、ま、色々な言葉で表現される上司像です。



この類の人たちは、「あなたたちの事を思って」的な指導マインドなんでしょうね。「こうした方があなたたちのためになる」感。そして、「一緒に夢を見よう!」的な抽象的な上げ方っていうんですかね。ま、効果的っちゃ効果的ですよね。



逆に、じっくりその人の一挙手一投足を見つめて査定する。言うべき最低限の箇所は言葉を慎重に選んで指摘する、ないしは全く言わない、つまり結構人として見放している冷笑タイプ。



一から育てることが得意ではなくきっと好きでもない。比較的相手に興味がないのと同時に、相手の人生だからその人が思うようにすればいいという考えの持ち主。ただその仕事、職場の環境にあまりに害を及ぼすところだけは指摘する。結局自分の為ってことで



理想の上司像は長年語られてきた命題であり、芸能人の「上司にしたい人ランキング」の上位に居る人たちはみんな自由人でありながらもストイックな部分を持っており、そして何より人として憧れていますよね?



人としての憧れ要素を持っているかどうか!



指導がギャンブル的だと言っているのはまさにこのタイトルにすべて集約されていると思います。



なぜギャンブルになるのか?真っ当な投資にならないのか?



答えはひとつです。



その言葉を発してる人に憧れているか、凄いと思われているか、こうなりたいと感じてもらっているかってことです



パッと見別に意欲的に頑張ってなくて、女子社員にばっかり贔屓目な対応の男性上司にあれこれ言われたって何となく腹が立ちませんか?笑



「なんでお前の言うこと聞かなあかんねん!」みたいな気持ちになりませんか?

(↑僕は20代前半はまさにこのタイプでした。尊敬する人の言葉以外は完全スルーてかうるさかっただけ。自分に非があっても「あいつに言われたことなんて!」ってなんかイライラしてしまって聞く耳を持てませんでした)



言葉って字面は一緒でも、言う人によってその言葉の価値は大きく変わります。つまり、誰が言ったかによる影響がほとんどだということです



例えば、僕が尊敬する本田圭佑が小学校で習うような単語だけでサッカーについて熱弁したって絶対に心に響くと思います。



逆に全く尊敬できていないどっかのおっさんが流暢なビジネス用語や説得力のある単語で語ったところで「あんた誰?」ってなるのがオチです。

(↑言葉は響かないけど「あんた誰?」って人として変に興味が沸く可能性は十分にありますが笑)



こうやってnoteに書いてたりtwitterでつぶやいたり、自らの意見、考えをひたすらにアウトプットし続けることで僕は自分を今まで以上に理解していって、そして誰かに何かを伝える時も簡潔に、そして深い言葉をチョイスできるように徐々になってるのかなと思います。



結局は「人×言葉=価値」ってことです。言葉は不変ですから、価値を上げるには人の部分を磨くしかないわけです。って考えたら、するべきこと、見えませんか?

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