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お湯が沸くのを待ちながら

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お湯が沸くのを待つ間にも読める超絶短編小説集 思いつくまま書いた話をUPしていきます。 何かを待っている、ほんの隙間に読んでくれると嬉しみ。
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#超短篇小説

超短篇小説18 "寝坊と滅亡"

超短篇小説18 "寝坊と滅亡"

寝過ごしたら人類滅亡していた。
そんなことがあるわけないと思い、頬をつねってみるが痛い。

目に映る景色はまさに滅亡っと言ったところか、焼け野原のような背景に焼けた匂いが漂い、ところどころ煙も上がっている。

どういったことか奇跡的に携帯電話の電源が生きており、電源をつけてみると、2127年3月12日と表示されていた。

「マジかよ、、、」
そう呟き、何故こんな状況になったか、冷静に考えてみること

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超短篇小説14 "戦争"

超短篇小説14 "戦争"

ある戦場で敵対する2人の兵士が地雷を踏んでしまい、お互いに動けない状態になっていた。

どちらかを撃ち殺してしまうと地雷が爆発して2人とも死んでしまう状況となっている、

1人の兵士が言う
「もうお互いに動けないのだから、いったん殺し合いは辞めないか?」

すると、もう1人の兵士は
「確かにな、どうせ他の兵士が来るまでゆっくり話でもしようか」

兵士の2人は殺し合う事をやめ、お互いの家族の話、趣味

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