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マイストーリー②落ちこぼれOLがNYで働くキャリアウーマンに大変身!NYで受けた試練とは!?

マイストーリー①やる気満々で大手企業に就職するが、落ちこぼれ社員に・・・その後ニューヨークで働くキャリアウーマンに変身する前の修行編はこちらから
マイストーリー③落ちこぼれOL→NYでの苦悩→「思い通りの働き方」から夢を叶える働き方を見つける♡今現在はこちらから

会社のデスクで、私はため息をついていた。

ついこの間までは、別世界のエリート達に囲まれて楽しく仕事をしていたのに、元の部署に戻ってつまらない毎日を過ごしていた。

社外プロジェクトでは、毎日が学びで自分の成長を感じられていた。
ところが今は、社外プロジェクト前と殆ど同じ業務内容で全く成長を感じない。

そんな時に、「ニューヨーク駐在員を募集する」という話を聞き、私は直ぐに応募をした。
しかし、結果はなかなか来ない。
他に応募した人を内密に調べたが、彼らも結果をもらっていないようだった。

他のライバルと比べても、十分勝算がある戦いだと思っていた。
なのに結果が来ない・・・

そんな時、会社の飲み会があったので、部長の隣に座って聞いてみることにした。お酒の助けもあったのか、部長は信じられないことを言った。

「部長!私、ニューヨークで働いてもっと成長したいんです!」

「高岡さん、気持ちはわかるけど、女は結婚と出産があるからねぇ・・・」

私は耳を疑った。
この今という時代に、女は結婚と出産があるから、駐在員にはできないってこと?!!!!!
女というだけで、やりたい仕事の機会が奪われる。
こんな理不尽な会社は辞めてやろう、と飲み会の帰り道に泣きながら決心した。

それから、私は転職エージェントに登録して、転職活動を頑張った。
面接も何社かやり、そろそろどこかに決めようとしていたその時に、部長から呼び出された。

「高岡さん、ニューヨークに駐在員として行って欲しいんだけど、行けますか?」

私は驚いた。女だから行かせてもらえないと思っていたのに、私が選ばれたのだ!!!
転職しても、ニューヨークで働ける可能性は低い。
ニューヨークで働くという学生時代からの夢を叶えるチャンスは今しかない。
私は「行かせてください」と返事をした。


私はスーツケース2つと共にニューヨークのJFK空港に到着した。
「ここから、私の新しい未来が始まるんだ!!」
希望を胸にとてもワクワクしていた。

翌日、オフィスに出社をした。
新しい同僚や上司達に挨拶をして、業務内容の説明を受けた。説明をしてくれた外人がイケメンで、他にもイケメンがたくさんいたりと、ハリウッド映画みたいな環境で働けることにテンションがマックスになった!

だが、そんな「イケメンに囲まれ、テンションマックスな楽しい時間」は、あっという間に終了・・・( ;´Д`)
日本でやっていたのとは違う業務をやることになり、専門知識はおろか、専門用語の英語も分からない。はっきり言って、私は全く使い物にならなかった。その上、私の英語は同僚と楽しい会話ができるレベルに到達してなかった。
使い物にならない上に、英語もできない。
風当たりが厳しい中、必死に仕事を頑張った。

しかし、ニューヨークで厳しい現実を突きつけられることとなる・・・

あるとき、部門長に呼ばれて、今日から他のチームで働くように言われた。
私の元ボスが、使えない私をいらない、と言ったのだと思う。
風当りは厳しく、心はえぐられた。
アメリカはシビアだ…

かなり悲しかったが、顔には出さないで新しいボスのところに挨拶に行った。
アメリカ人は正直だ。
「面倒くさいことを引き受けてしまった」という気持ちを顔に出しながら、新しいボスは私と話した。

「引き取っていただけてありがたい」という気持ちもあり、一生懸命働こうと思ったが、まさかの、たった一週間で他のチームに行くことになった...

そう、英語も話せない日本人はお荷物でしかなかったのだ。


次のチームのボスは黒人女性だった。
有名な大学を卒業した頭のいい女性で、私は好感を持っている女性だった。
この人の下なら上手くやっていけるかもしれない、と期待をして働き始めた。

私は彼女から任せられた仕事を早く正確にこなし、仕事上の責任は果たした。
しかし、いかんせん、育ってきたバックグラウンドが違いすぎる。
人種差別したくて書いているのではないので、気を悪くした方はごめんなさい。

彼女はテンション高く業務中も話したい人だった。
私は大人しい日本人で、気の利いたジョークを英語で話せるほどの語学力もない。
その頃、私のチームに新卒の黒人男性が入ってきた。
彼女と彼はコミュニケーションの速さが合うようで、彼女の好みを彼はすぐに理解して、あっという間に彼女のお気に入りになった。

仕事能力では、絶対に彼に負けてはいない。
新卒の青年に、社会人10年やっている私が負けるはずはない。

でも、彼の方が立ち位置が優位になって、私は非常に悔しい思いをしていた。私の仕事の結果を見て「凄い!」と言うけれども、円滑なコミュニケーションが取れないというか、新しいボスは私をどう扱って良いか分からないようだった。

ついに、私はこのチームを追い出されることとなった。
もう行き場がない・・・
ニューヨークに来て最初からどん底を味わうこととなった・・・

さあ私はどうやって生き抜いたか?
マイストーリ③へ続く


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