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仕事の幸福度を決める7つの条件Part1:自由と達成

最近読んだ「科学的な適職 〜4021の研究データが導き出す 最高の職業の選び方〜」という本がおもしろかった。


2019年に出版された本だけど、この正しい職業への答えがない時代に自分に合った仕事を選ぶ方法について書かれた本で、今も仕事選びにじゅうぶん役立つ。そして何より科学的根拠に基づいて書かれてある点がとても良いし、仕事選びでわたしたちが犯ししがちなタブーや、満たしていると仕事の満足度が上がる項目などが書かれていて、大変参考になる。

今回はその7つの項目を考察していきたいと思う。それがこちらだ:

仕事の幸福度を決める7つの徳目

・自由:仕事内容や働き方に裁量権がある
・達成:前に進んでいる感覚を得られる
・焦点:モチベーションタイプに合っている
・明確:なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確である
・多様:仕事内容にバリエーションがある
・仲間:組織内に助けてくれる友人がいる
・貢献:どれだけ世の中の役に立っているかわかる

「科学的な適職」より


まずこれらを見て、この項目を満たしている仕事は、幸福感も満足感も得られるに違いないと誰もが思うだろう。けれどこの会社を満たす会社が、今の日本に一体どれくらいあるんだろうか


わたしの彼はドイツに住み、ドイツの企業に勤めている。彼から話を聞くと、彼の職場はほとんどこの内容をクリアしているように思う。働く時間や取り組むタスクをある程度自分で自由に決められるし、幾つも並行するタスクやプロジェクトをこなすことでやりがいと達成感も得られるだろう。(しかも期限は結構ゆるめに設定されており、上からのプレッシャーもほぼなし。リラックした精神状態でいいパフォーマンスができる空間になっている)


上司は比較的若く、考え方もリラックスしていて融通の効く人だそうだし、先輩はエネルギッシュで、隣の部屋にいてもミーティング中の彼のはつらつとした声が聞こえてくるくらいだ。情に熱くユーモアのセンスもあって、おもしろくて頼れる兄貴という感じだ。


規模が大きな会社だが、はっきりとしたビジョンを持っているように見える。少なくとも彼はそのビジョンに共感して入社したので、なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確であるという項目もクリアしている。

そして何より彼自身もとても楽しそうに働いているので、7つの項目をすべて、ないしはほぼすべてクリアしたいい会社なのだと思う。


わたしのイメージでは、欧州(特にドイツや北欧)は7つ、もしくは7つに近しい項目をクリアしている企業が多いように思う。

そして変わってきているとはいえ、まだまだ日本には少ないだろう。

そしてそういった企業を見つけられても、採用されなければいけないという壁もある。この7つが揃った素晴らしい仕事なら、優秀な人が集まってくる確率も高いだろう。日本でそんなミラクルジョブを見つけるのもハードルが高いのに、さらに採用されなければならない。なかなかの確率だ。


わたしが起業をしたときはこの7つの項目の考え方も知らず、典型的な日本風の考えの会社しか知らず、自由も裁量もビジョンも何もない職場で働いていた。

でも自由に働きたかったし、働く場所も時間もペースも、自分で決めたかった。でもそれが企業では叶わない。

会社という組織への希望も期待もまったく持てなかったわたしは、「ない環境は自分で作ればいいじゃん」精神で、自分でやることに決めたのだ。


その結果、知らず知らずのうちに、起業によってこの7つをすべてを得ていた。だから自分の仕事に満足できているし、どんどんビジネスを大きくしたいし、未来のことを考えるとワクワクする。

苦しいことがあってももう辞めたいと思ったり、ましてや会社員に戻りたいと思ったことが一度たりともないのは、7つの項目が達成されているからなのだなと納得した。


この記事では、シリーズ化して「起業するとどのようにこの7つの項目が得られるのか」について、わたし自身の経験や、周りの起業家を観察する中で学んだことを考察していきたいと思う。



ではさっそくひとつ目から。


1. 自由:仕事内容や働き方に裁量権がある

これはもう言わずもがな。何をやるのもやらないのも、いつ働くのか働かないのかも、自分ですべて決められる。自由の代名詞が起業だ。

わたしも今まで散々「起業=自由だ」と言い続けてきたので、あえて繰り返す必要はないのではないかなと思う。こちらに過去記事を貼っておくので、ぜひ見ていただけたら幸いです。



2. 達成:前に進んでいる感覚を得られる

「前に進んでいる感覚」というのは、言い換えると「いかに日々小さな達成感を感じられるかどうか」ということだ。

確かに、「今日はこれを終わらせられたな」とか、「プロジェクトの進捗が昨日より5%進んだ」などの感覚が得られることが、仕事の満足度につながっているというのは疑いようがない。


わたしの場合、週に何回か英語レッスンがあり、レッスン前後の準備とホームワークを作ることがメインの仕事だ。それ以外の時間はYouTubeの動画を作ったり、SNSに投稿したり、ここnoteにブログを書いたりしている。

その中で最も小さな達成感を感じやすいのは、SNS投稿だ。SNSはやればやるほどフォロワーが増えるし、数値で見えるのはわかりやすくモチベーションに直結する。

自分が積み重ねてきた投稿も一目で見えるし、ああ、こんなにも動画作ってきたんだな、と振り返って自分のがんばりが見えるのもいい。

もちろんフォロワーが増えず苦しむことや、投稿のネタに困って頭をひねることも多々あるが、それはどの仕事でも同じことだろう。逆にカンタンすぎたらつまらないので、苦しみつつも楽しみながら攻略していくことができる。


そして最大の「前に進んでいる感覚」が得られるのは、なんといっても収入が増えていくことだ。

起業は良くも悪くも、自分の行動が収入に直結する。例えばわたしのように英語スクールを開いたとして、SNSなどで宣伝活動をしなければ生徒さんは増えないし、逆に人に役立つ情報をシェアしたり、人の共感を得るような投稿をすればフォロワーが増え、その中からお客さんになってくれる人が現れる。

起業したての頃、少しずつ、でも着実に収入が上がっていくのがすごく楽しかった。起業の最高なところは、自分で給与を決められるということだ。月に10万円稼ぎたければ10万円を稼げるような行動をすればいいし、月に100万円稼ぎたければ、どうすればいいか考え、実行する。

起業は100%すべて自分次第なのだ。自分の行動次第で給与が決まる。これほど強い「前に進んでいる感覚」は、なかなか得られないだろう。


自分の行動に対する評価が、自分の収入という一番わかりやすい形で返ってくることは、もちろん辛くもある。会社だったら、少しくらいパフォーマンスが悪くても、ハイ、君今月給料半分ね。とはならない。でも自分でやっていたらあり得ることだ。その点は確かに辛い。

だがこれほどやりがいのある仕事も他にない、とわたしは思っている。なぜなら自分が描きたい夢を思いっきり描けるのだから。

彼氏に会いにドイツに5週間滞在することも、思い立って2週間で東京に引っ越すことも、人に会うのめんどくさいからずっと家に引きこもっておくことも、なんでもできるのだ。


自分の人生を自由に設計でき、なおかつすべ手の仕事の裁量権を自分で持つことができ、そして「前に進んでいる感」を強く感じながら働くことができる。

起業は、本当に最高だ。



また続き、更新します!



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