わたしの起業録 〜SNSで7万人のフォロワーを獲得した方法 〜 #006
このシリーズでは、英会話スクールビジネスで起業5年目、今では複数のビジネスを手がけ、YouTubeフォロワー数2.6万人、SNS総フォロワー数7万人の高木友夏里の、起業して今までの道のりを包み隠さずシェアしていきたいと思う。
「自分で何かやりたいけど何をしたらいいかわからない」、もしくは「はじめたはいいけど、これからどうやってやっていけばいいかわからない」という方の参考になればうれしい。
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前回までの記事(シリーズ第1〜5話目)はこちら:
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シリーズ第1話目の記事で、何かやりたいのに何をしていいかわからないモヤモヤ期を抜け出して、どうやって本気でやりたいこと(英語)に出会ったかをお伝えした。
2話目の記事では、やりたいことが見つかってから、自分のビジネスのコンセプトを決め、どんなサービスにするかをリサーチし、モニターを募集して英会話レッスンの実験を行ったところまでをシェアした。
3話目の記事では、料金設定からSNS集客まで、わたしが初めてのお客さんを掴むまでにやったことをまとめた。
4話目の記事では、経験ゼロから、どうやってわたしがお金をもらって人にサービスを提供することへの恐怖を乗り越えてきたかをお伝えした。
前回の5話目の記事では、起業してから初めて迎えた危機と、それを乗り越えたことで迎えた大きなビジネスの転換期についてシェアした。
今回の6話目の記事では、YouTubeやSNSでうまくいった理由について、わたしの考察をシェアしたいと思う。もしYouTubeやSNSを使って集客をしている方の参考になればうれしい。
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前回の記事にも書いたように、YouTubeのおかげで生徒さんの数が急上した。
今までは知り合いや知り合いの紹介で来てくれるお客さんがほとんどだったが、YouTubeでわたしのことを知ってくれた、見ず知らずの方がわたしのレッスンを受けたいといってくれるようになった。
YouTubeの力は偉大だ。YouTube無くして、わたしのビジネスがここまで成長することはありえなかった。
なぜわたしはYouTubeでうまくいったのか。その理由は3つある。
ちなみに今からシェアすることは、わたしが運営する起業女子会の「ブランディングパート」でもお伝えしていることだ。
ブランディングとはつまり「お客さんに選ばれる理由」を作ることであり、ブランディングを理解し実践すると、ファンを獲得して、周りから共感・応援されながら夢を叶えていくことができるようになる。
もしみなさんがSNSを使ってファンを作り、やりたいことをどんどん叶えていける自分になりたいと思っていたら、今日紹介する内容が役に立つのではないかと思う。
【YouTubeやSNSでうまくいった方法】
1. 自分の立ち位置を明確にしたこと
わたしはYouTubeの中で、自分がどんな立場で動画を発信しているのかを常に明確にしてきた。
英語系YouTuberを見ると、ペラペラな人がペラペラになる方法をシェアしていたり、英語を教えている人が先生的な立場で教えていたりする。
わたしは英語を教える仕事をしているけれど、一度も自分のことを先生だと思ったことはない。なぜならわたしは先生だなんてそんな立派なものではないからだ。
わたしだって不完全だし、知らないことはたくさんあるし、できないことも山のようにある。でも日々英語を学んでいて、日々進化している。
だからわたしもみんなと同じ英語学習者。でももしかしたらみんなよりもちょっと早く英語を始めて、ちょっと上手く英語を話せるかもしれない。数歩だけ先を行くわたしから、わたしが上手くいった方法や、生徒さんが上手くいった方法をシェアするので、いいなと思ったらやってみてね。
というスタンスだ。
わたしに共感や親近感を持ってレッスンを受講してくれる方が多いのは、この立ち位置を明確にしているからだ。
2. 自分の意見を表明すること
わたしはYouTubeでもこのnoteでも、自分の意見をはっきりと表明するようにしている。例えばYouTubeでは「正しい英語はいらない」「ネイティブを目指さず、日本人の英語 "ジャパングリッシュ"を確立すべき」と断言し、その信念に沿った動画を作っている。
noteでも、起業に向いていない人や、そもそも企業に興味がない人がいることを承知で「女性は絶対に起業すべきだ」と断言している。
もちろん自分の意見を表明し、断言することは怖い。
そして年齢を重ねれば重ねるほど怖くなる。なぜなら世の中のいろんなことがわかるようになり、ひとり一人の環境や考え方はまったく異なり、わたしの意見が真実じゃない状況がどこにでもあると理解するようになるからだ。
一時期、意見を言い切ってしまうことに不安を感じ、「〜だと思う」とか「〜なんじゃないだろうか」と濁してばかりの時期があった。
なぜならわたしの意見は、誰かにとってはまったく当てはまらないことであり、そして誰かにとっては不快にしか感じないこともあり得るからだ。
でもある地点からふと吹っ切れて、また意見が言い切れるようになった。
なぜなら「わたしの意見は世界の絶対の真理ではないし、当てはまらない人、当てはまらない状況もいくらでもある。けれどわたしにとっては絶対の真実であり、信念であり、揺るがない事実なのも確か。だったらわたしは、全世界の人にメッセージを伝えるのではなく、自分が信じることに共感してくれる人に届ける努力をすればいいんだ」と思えるようになったからだ。
そう思えてからは吹っ切れた。今でも当然、本当に世界中の女性全員が起業すべきとは思っていないが、少なくともわたしのSNSに興味があって見てくれている、起業に少しでも興味がある人は、絶対に全員起業すべきだと思っている。
自分の信じていることをシェアすればいい。それが全人類に共通する真実である必要はない。というかそんな真実など存在しない。
誰かは民主主義がいいと言い、誰かは君主制がいいと言う。それそれの人は自分の信じる良いことを信じているのだし、それがその人にとっての真実なのだ。
自分の信じていることを伝えよう。
それを信じてくれる人が集まってくる。
3. 自分のマイナスを伝えること
自分ができないこと、苦手なこと、してしまったミス、失敗、挫折、悩み、ぶち当たっている壁、困難、不安、鬱、、、
それらをわたしは全部シェアするようにしている。
例えばわたしは大学生のころにアメリカに留学したにもかかわらず、コミュ障すぎて挨拶すらできず、当然英語をまったく話せるようにならずに帰ってきた。
そういう過去の失敗や自分の弱さをSNSではすべてシェアしている。するとどうなるか。
同じような悩み、過去を抱えた人たちが共感し、集まってくてれるようになるのだ。
先日、とある大学生の女の子からメールをもらった。
どうしても英語を話せるようになりたいのにもかかわらず、今までの英会話レッスンで失敗を繰り返し、英語を話すことがコンプレックスになってしまっているのだという。
彼女は「英会話レッスンで会話に詰まって聞き返されると、なぜだか涙が出て来てしまう」と伝えてくれた。それを聞いてわたしも涙が出そうだった。なぜならわたしはその気持ちが痛いほどわかるからだ。
英語であいさつもまともにできない。外国人に会うのが怖い。日本人の前では平気なのに、外国人の前だととたんにモジモジしてしまう自分が情けないしカッコ悪い。
そんな自分が不甲斐なさすぎて涙が出てくる。なんで自分はこんなんなんだろう。なんで上手くできないんだろう。そう思って泣けてくる。
その気持ちは、本当にほんとうに、痛いほどわかる。
きっとそのわたしにメールをくれた彼女は、わたしの過去の失敗のことをYouTubeを通じて知ってくれているのだと思う。だからこそそうやって自分のことを見ず知らずのわたしにシェアしてくれて、レッスンを受けたいと言ってくれているのだ。
わたしたちのレッスンは今日から始まる。
こんな風に、自分に深い共感を示して、あったこともないのに絶対的に信頼してくれるのは、わたしがすべてをシェアしているからだ。かっこいいところやキラキラした部分だけを見せるのではなく、できない自分、カッコ悪い自分もすべて出す。
そうすることで、強烈な共感を得ることができる。
だからこそ失敗や挫折は貴重なのだ。わたしがもしアメリカ留学を順調に終え英語ペラペラになっていたら、誰が共感してくれるだろうか?すごいですねゆかりさんと言ってもらえたとしても、そこには共感も何も生まれない。
弱い自分でよかったと、SNSをやっていて本当に思う。すべての失敗や挫折が、今わたしがファンを持つことができている理由だ。
話は長くなってしまったが、この3つがわたしがSNSで成功した理由だ。もちろんわたしが物事を簡潔に説明することや書くことが得意だという、能力的にプラスな部分も少しは関係していると思う。
けれどもSNSでただのフォロワーではなく「ファンを掴む」となったとき、スキルや能力だけでは絶対に無理だ。
なぜなら人はわたしたちのスキルや能力を好きになるのではないからだ。人はわたしたちの人柄、考え方、スタンス、生き方に共感してファンになってくれるのだ。
そしてファンはお客さんになってくれる。わたしたちのビジネスを、わたしたちのやりたいことをサポートしてくれるようになる。だからファンを獲得することは、何よりも大事なことなのだ。
スキルなんて、二の次だ。
わたしたちは一体どんな人間で、
どんなことを考えていて、
何を信じているのか。
それを伝え続けよう。
間違っていたっていい。
怒られたら謝ればいい。
わたしだって何度間違ったことか。
でもそれでいい。
そのときの自分が思うこと、いいと思うことを思いっきり表現すればいいのだ。
自分の立場を明確にし、
自分の意見を表明し、
自分を曝け出すこと。
これを続ければ、必ずファンができる。そしてビジネスが上手くいく。
どんどん自分を出していこう。
それが、わたしたちが個人で成功する方法だ。
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日本語と英語で話してます。精神科医のゆうこりんや、外資系に勤める英語ペラペラなめぐやんと、ウェルビーイングや人生の考え方について最新の研究などをもとに話しているのでよかったら聴いてね!
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