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わたしの起業録 〜やりたいことを見つけて起業するまで〜 #002

このシリーズでは、英会話スクールビジネスで起業5年目、今では複数のビジネスを手がけ、YouTubeフォロワー数2.6万人、SNS総フォロワー数7万人の高木友夏里の、起業して今までの道のりを包み隠さずシェアしていきたいと思う。

「自分で何かやりたいけど何をしたらいいかわからない」、もしくは「はじめたはいいけど、これからどうやってやっていけばいいかわからない」という方の参考になればうれしい。


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前回の記事(シリーズ第1話目)はこちら:


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シリーズ第1話目の前回の記事で、何かやりたいのに何をしていいかわからないモヤモヤ期を抜け出して、どうやって本気でやりたいこと(英語)に出会ったかをお伝えした。

2本目のこの記事では、やりたいことを見つけたのち、どのように起業に至ったかを書こうと思う。


英語を身につけてからまずしたこと


3ヶ月の独学と4ヶ月の留学で英語を身につけた後、すぐに起業したわけではなかった。

まずわたしがしたのは、とにかく「英語を教える」という経験を得るために、子ども英語スクールと塾で英語を教え始めた。大人ではなく子どものスクールや塾を選んだのは、単純に仕事が探しやすかったし、何かを教えると考えたときに、子どもに教えるイメージが自然と湧いたからだ。

どちらもとても楽しくて、英語を教えることの楽しさを感じながら働いていた。何より大好きな英語を仕事にしてお金を稼げているということがうれしかった。

けれど時が経つにつれて、既存のスクールや塾のやり方に疑問を感じざるを得なかった。


例えば子ども英語スクールで衝撃を受けたのが、5年も6年も通っている10歳の子が I go to 〇〇 elementary school. というカンタンな文章が読めなかったことだ。

この子は一体5年間ここで何を学んでいたんだろう?先生は5年間この子の時間を使って何を教えていたんだろう?と愕然とした。子ども英会話のそもそもの必要性を疑わざるを得なかった。


塾も楽しかったが、やっぱり受験英語を教えてとにかく勉強させる場所でしかない。宿題をやってこなかった子を毎回叱らなければならないのが苦痛でしかなかったし、こんなことやっていたらいつまで経っても勉強嫌いが生まれ続けるだけだと思い、日本の受験システムの意義に疑問を感じざるを得なかった。


それらの疑問が頂点に達したとき、自分でやろうと決意した。ちょうどキッズスクールと塾で英語を教え始めて1年ほど経ったときだった。


子どもを教えていたのにも関わらず、わたしは大人英語スクールを始めることにした。なぜなら小さな子どもたちを指導するのはとんでもなく大変だということがわかっていたし、無理やり勉強させられている中学生を見続けて、「自分の意志で学びたいと思っている人に教えたい」と思ったからだ。


それに対面のレッスンではなくオンラインで完結したかったので、そういったわたしのやりたいことを実現するには、大人の方が確実にやりやすかった。


なので結果的に、子どもに歌や踊りを使って英語を教えたり、受験英語を教える経験はあったものの、英語が話せるようになりたい大人に英語を教える経験がまったくないまま始めたわけだ。経験ゼロ起業の始まりだ。


【起業する前にしたこと】


1 コンセプトづくり


まずはスクールのコンセプトを決めるところから始めた。コンセプトとは、わたしのことを知らない人に、一目で「なるほどここはこういうスクールなのね」とわかってもらうための、シンプル一言説明のようなものだ。

当時何者でもなかったわたしのスクールを選んでもらうためには、他とは違うスクールのコンセプトが絶対に必要だということがわかっていたからだ。


この考えは、わたしが求人広告を作っていたときの経験が大きく影響している。

広告づくりは奥が深い。頭がハゲそうになるくらい考えて、考えて、考えてつくらないといい広告はできない(そしてそれだけ考え抜いてもいい広告ができるとも限らない)。


求人広告の作り方はこんな感じだ:

まずクライアントが抱えている課題を特定する。
それを解決できる人材を特定する。
その人に届くコンセプトの広告を作る。

この3つを事前に考え、練りに練った設計図を作ってから広告を作り始めなければならない。


仕事の中でこの考え方を徹底的に教え込まれたわたしは、ビジネスを始める際も、誰が聞いても明らかに筋が通るスクールのコンセプトを作る必要があることが自然とわかっていた。


そこでわたしが考えたのが、

「知っている単語で英語話せる」

だった。

わたしのスクールに通えば、ガツガツお勉強しなくても、むずかしい単語を覚えなくても、今知っている単語を駆使して英語が話せるようになる。正しい英語ではなく、伝わる英語が話せるようになる、その想いを込めたこのシンプルかつ完結なコンセプト。我ながらなかなか良かったと思う。



このコンセプトに至った理由は、これがわたしが7ヶ月間という短期間で英語が話せるようになった際に得た、最大の気づきだったからだ。


7ヶ月で英語をが話せるようになった当時のわたしの英語力は、今考えるとあまり高くなかった。けれどわたしは言いいたいことのほとんどすべてを、正しい形ではないにせよ、知っている単語や言い回しを駆使して相手に伝えることができていた。


それができるようになって、「英語ってものすごく難しいことのように感じていたけど、実はカンタンだったんだ。こんなシンプルでいいんだ。間違っててもいいんだ。前置詞とかaとかtheとか、違っていてもなんならすっ飛ばしても、言いたいことは通じるんだ。なんだ、これでいいんだ!」と気づくことができた。


そしてこれこそ、わたしのように間違った英語を話すことへの恐怖感を持つ日本人には絶対に必要なコンセプトだと確信した。



わたしは留学に一度失敗している。英語をちゃんと話さなければいけない、間違っちゃいけないという恐怖心があまりにも強すぎて、4ヶ月の短期留学中、あいさつすら英語でまともにですることができなかった。


そんな経験から、英語を話せるかどうかは、技術よりも知識よりも、メンタルに左右されることが多いということがわかっていた。


なので、英語のハードルを極力下げ、英語=勉強というイメージを払拭し、がんばってむずかしい言葉を覚えなくても、今知っている言葉だけで英語は話せるんだよ!言いたいことを伝えることはできるんだよ!ということをコンセプトにすることに決めたのだ。


2 本屋でリサーチ


コンセプトが決まればあとはもう行動するのみ。早速本屋へ行き、 自分のコンセプトに合う本をいくつか購入した。

「7つの動詞でこれだけ言える!」「日本人の長い英語を簡潔に!」みたいなタイトルの本を買い込んで研究し、本からのいいとこ取りと、自分が英語を学んだ際に役に立った方法などをミックスし、自分オリジナルのレッスンを作った。


3 モニター募集



レッスンのイメージが膨らんだ後に行ったのはモニターを募集することだった。

いきなり正規価格でお金をもらうことにはためらいがあったし、何より本当に自分のレッスンは効果があるのか、お金をもらう価値があるのか、またいくらくらいの価値があるのかを知るため、4週間のレッスンで2、3千円ほどでモニターを募集した。

そのときはまだインスタをビジネスに活用していなかったので、FacebookとTwitterを使って募集したところ、3人の方が申し込んでくれた。

そしてみなさんの英語の現状と目標を聞き、一人ひとりに合ったレッスンプランを考えた。ちなみにいきなりグループレッスンは無理だと思ったので、マンツーマンレッスンのみ募集した。


モニター期間にたくさんのことを試させてもらった。いきなりオリジナルレッスンをするのも気が引けたので、まずはテキストを使ったレッスンもしてみた。クソつまらなかったしこんな英語一体いつ使うんだよ?という感じでやっぱり自分には合わなかったので、即オリジナルに切り替えた。


3人に4回、計12回のレッスンを経て、わたしはレッスンのイメージを掴み、トライアルエラーを繰り返し、これならやっていけそうだ、という自信を得た。そして、モニター期間終了後、正式にスクールをスタートさせることにした。



そしてわたしの起業人生が始まった。


…ということで、わたしの起業録 #002 やりたいことを見つけて起業するまで でした!

次回はモニターレッスンを経ていよいよ正規価格でビジネスを始めたときにわたしが何をしたのか、どうやってお客さんを掴んだのかについてシェアします。よかったらまた読んでね!


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