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わたしの起業録 〜モヤモヤ期からやりたいことを見つけるまで〜 #001

このシリーズでは、英会話スクールビジネスで起業5年目、今では複数のビジネスを手がけ、YouTubeフォロワー数2.6万人、SNS総フォロワー数7万人の高木友夏里の、起業して今までの道のりを包み隠さずシェアしていきたいと思う。

「自分で何かやりたいけど何をしたらいいかわからない」、もしくは「はじめたはいいけど、これからどうやってやっていけばいいかわからない」という方の参考になればうれしい。

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本題に入る前に、起業について定義づけしたいと思う。

・そもそも起業とは


辞書によると、起業とは「新しく事業を始めること」なのだそうだ。と言われてもよくわからないので、わたしは勝手に起業を

自分で仕事を生み出して収入を得ること。

と定義している。


だから会社を興すと興さないとか、収益が多いとか少ないとか、副業か本業かどうかに関わらず、自分で仕事を生み出し、それによって収入を得ていれば、それはどんなサイズであれ、どんな種類であれ、起業だ


ということはつまり、わたしの定義では、「前職の仕事を引き継いで独立しました。会社から委託されてフリーランスになりました」は、起業ではない。

あくまでも起業とは、"自分で新たに仕事を生み出している" ことを指す。


わたしはこの"自分で新たに仕事を生み出す"という部分がものすごく大事だと思っている。なぜならそれができるようになれば、どんな時代でも、どこにいても、お金を稼ぐことができる自分になるからだ。


そしてそれは、この混沌とした、そして経済的にも精神的にも生きにくい時代を楽にスイスイ生きていくために、そして何にも縛られずに自由に生きるために、最も重要ともいえるスキルだ。



・なぜ起業なのか


起業をすることで手に入るのは、経済的自立と、いつでもどこでも働ける圧倒的自由さだ。

例えば「北海道行きたいな」と思ったら即フライトを取って2日後には行けちゃう身軽さや、引っ越したいと思ったら、物件探しから引っ越しまで2週間後には全てを完了できるフットワークの軽さや、海外移住をカンタンに決められる精神的自由さ。

実際に引っ越したり海外に移住しなくても、「やりたいと思ったことをやりたいときにできる」という事実は、わたしたちの人生の満足度を極度に上げてくれる。

テクノロジーのおかげでそれが叶う時代に、その状態を目指さないのは本当にもったいない。もちろん一箇所に住んで、そこで日々淡々と物事をこなすことに充実感を感じる人は別だけど、もっと自由に、やりたいことをやって生きていきたい人は、起業しない手はない。




前置きが長くなってしまったが、ここからわたしの体験記を書いていきたいと思う。



わたしの起業家としての道のり

#001 モヤモヤ期からやりたいことを見つけるまで



わたしは26歳くらいから31歳で起業するまで、約5年ほどいわゆる「自分探し」をしていた。

この期間はありとあらゆることをやった。自分で仕事をして自由に生きている人の講演会に行って話を聞き、自分のやりたいことを見つけるための講座に通い、本を何冊も書って自己分析をしまくった。

これかな?と思ったことはすべてやってみた。150人規模のイベント運営をしたり、ネットショップを立ち上げるためにホームページを作ったり、住宅情報サイトのライターをやってみたり。バックパックひとつで海外に自分探しの旅に出たりもして、典型的な迷える20代という感じだった。


でもこれだ!と思うものが見つからず、ずっと悶々としていた。


本当にやりたいことは見つかるのか…と不安に思ったことは一度や二度ではない。やりたいことが見つからないイライラで、夜中に道路の真ん中で叫んだりもした。

でもわたしは、自分のことを信じていた。自分の未来は明るく、絶対に好きなことで生きていけるはずだと信じていた。なぜならわたしは、スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチで語られている、Connecting the dots. (点と点をつなぐ)を信じていたからだ。


彼のスピーチはこんな感じだ。

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something -your gut, destiny, life, karma, whatever. Because believing the dots will connect down the road, it gives you the confidence to follow your heart.

将来を見て、点と点を結びつけることはできない。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのだ。だからとにかく点と点が将来結びつくことを信じなくてはならない。自分の直観、運命、人生、カルマ…それが何であれ、信じなくてはならない。

つまり、今はそれが将来にどうつながるかはわからないけれど、いいと思ったこと、やりたいと思ったことをやるしかない。それが後から振り返ったときに、すべてがつながっていたのだと気づくときが来る、ということだ。

わたしはこれをひたすらに信じていた。だからやりたいと思ったことはなんでも挑戦した。

そして今振り返ると、そのすべてが今につながっていると確信を持って言える。



何をやってもなかなか好きなことに出会えない中で、わたしは雑貨が好きなことに気づいた。そこで海外雑貨を輸入して、ネットショップで売ってはどうかと思い立った。

行き先としてすぐに思い浮かんだのがニューヨークだった。ブルックリンのビンテージな雰囲気が最高にかっこよくて、そんな場所で買い付けができたら最高だと思ったからだ。

それにニューヨークにはSex and the Cityの影響でずっと憧れがあったので、一度行ってみたかった。ニューヨーク行きのチケットを書い、1週間の滞在の予定で飛行機に飛び乗った。


ニューヨークは最高だった。そこかしこに夢を求めて求めてがんばっている人たちがいて熱量が高く、出会う人たちからたくさんのいい刺激をもらえる。わたしはニューヨークという街からパワーをもらうために、毎日ひたすら歩き続けた。

そうこうするうちに、ニューヨークという街が大好きになって、この街に住みたいと思うようになった。その頃には、本来の目的である雑貨のことはどうでも良くなっていた。

今思えば、雑貨はわたしの本当にやりたいことではなく、わたしをニューヨークに連れてくるためのきっかけでしかなかったのだと思う。

雑貨という目的がなくなったことは気にならなかった。なぜならわたしには「ミューヨークに住む」という目標ができたのだから。


1週間の予定が、ビザなしで滞在できるギリギリの3ヶ月まで滞在した。そして帰国後に英語の勉強を始めた。なぜならニューヨークに住むビザを取るために、当時のわたしにあった選択は学生ビザしかなかったからだ。学生ビザで滞在するには語学学校に通わなければならない。向こうの語学学校に通う前に、少しでも英語を話せるようになっておきたいと思ったのだ。


そしてビザを取得するために必要な書類を用意し、大使館へと向かった。意気揚々と乗り込んだのだが、結果的に、さまざま理由からビザは降りなかった。


目の前が真っ暗になった。

らビザが取れないということは、ニューヨークに住むことができないということだ。絶対に達成したい目の前の目標が、一瞬にして崩れしまった。すべての計画が崩れ去り、夢が絶たれてしまった。


少なくとも1週間くらいは放心状態だったと思う。やっと見つかった目標が、自分にはどうしようもできない理由で目指すことができなくなり、もうどうしていいかわからなかった。


でも、少しずつ時間が経つにつれて、まだわたしの中には「英語を学びたい」という願望があることに気づいた。

初めはニューヨークに住むために英語を勉強しなければならない、という理由で始めた英語勉強だけど、いつしか「ちゃんともう一度英語を学びたい。話せるようになりたい」と強く思うようになっていた。

そして「海外に住んでみたい」という気持ちもあった。日本から離れた場所で、異文化に揉まれながらひとりで暮らしてみたかったのだ。

それがニューヨークでできたら最高だったけれど、もうそれは叶わない。そこでわたしは、当時年齢的にギリギリ取ることができたワーホリのビザを使い、オーストラリアに行くことにした。



そうと決まればあとは行動するのみ。さっそくその年の翌年の1月からオーストラリアに住むことを決め、それまでの3ヶ月間で英語の勉強を始めた。もう頭の中は英語習得とオーストラリア生活への期待でいっぱいだった。

3ヶ月間の自主勉と4ヶ月間の留学で、言いたいことを正確ではないにせよ、ほぼすべて伝えられるようになった。つまりわたしは英語が話せるようになったのだ。

そしてそのとき、自然と「英語を教えたい」と思った。



英語を教えたいだなんてそれまで思ったことがなかった。でも英語が大好きなことは事実だし、大好きなものを習得したあと、それを誰かに伝えたいと思うのは自然な流れだった。

色んな遠回りをしたけど、やっと好きなことに出会うことができた。その遠回りの道のりは、「英語を教える」ことにはまったく関係のないことばかりだったけれど、やりたいことに飛び込み挑戦し続けた結果、その一つがわたしをニューヨークまで連れていき、そして最終的に英語に辿り着くことができた。


ジョブズが言うように、バラバラでただの点だった出来事たちは、すべて繋がっていた。そしてそれはやはり彼のいう通り、後になってからわかった。


点と点は、必ず線になるときが来る。けれどそれは、振り返ってからしか気づくことができない。

だから目の前にやってきた、おもしろそうなこと、興味のあること、やってみたいことに飛び込んでみよう。


それが何の役に立つかなんて考えなくていい。楽しくてワクワクすればそれでいい。そしてそれが必ず、将来の「本当にやりたいこと」まで私たちを連れて行ってくれる。わたしたちに必要なのは、それを信じて行動することだけだ。



少しでも心が動いたら、やってみよう。

必ずやりたいことに出会える。

そしてそれがいずれ起業につながり、

人生の目的になり、

そして私たちの人生を大きく変えてくれる。



信じよう。点と点がつながることを。

必ずその日は来る。


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…と、好きなことを見つけたわたしだけど、この地点ではまだ起業には至っていない。次回は、好きなことを見つけてから、起業に至るまでの道をシェアします。


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