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わたしの起業録 〜初めてのお客さんを掴むまで〜 #003

このシリーズでは、英会話スクールビジネスで起業5年目、今では複数のビジネスを手がけ、YouTubeフォロワー数2.6万人、SNS総フォロワー数7万人の高木友夏里の、起業して今までの道のりを包み隠さずシェアしていきたいと思う。

「自分で何かやりたいけど何をしたらいいかわからない」、もしくは「はじめたはいいけど、これからどうやってやっていけばいいかわからない」という方の参考になればうれしい。


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前回までの記事(シリーズ第1&2話目)はこちら:



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シリーズ第1話目の記事で、何かやりたいのに何をしていいかわからないモヤモヤ期を抜け出して、どうやって本気でやりたいこと(英語)に出会ったかをお伝えした。

2話目の前回の記事では、やりたいことが見つかってから、自分のビジネスのコンセプトを決め、どんなサービスにするかをリサーチし、モニターを募集して英会話レッスンの実験を行ったところまでをシェアした。

この記事では、そして価格やサービス内容の決め方、そしてどのように最初のお客さんを獲得したのかをシェアしたいと思う。


起業する前にまずしたこと


1. 料金設定

それはサービスの提供の仕方や料金設定だった。わたしがやろうとしていたのはオンラインのマンツーマン英会話スクールだったので、まずは同じようなビジネスをしている人を調べ、大体の相場を調べた。

その際、大手のオンライン英会話は考慮しなかった。なぜなら彼らはシステムがまったく違うからだ。自分と同じように個人でやっている人を何人か調べてみた。

そこで大体の世の中の平均価格を知ることができた。思っていたよりも安かった。


マンツーマンの特性上、レッスン中はひとりの生徒さんとしか関われないため、どうしても教えられる生徒さんの上限が限られてしまう。

もし安い料金設定にしてしまったら、それこそ馬車馬のように働かなくてはならない。自由になりたくて起業したのに、安い金額で長時間働いたのでは自分で仕事をしている意味がまったくない。

だからといってあまりにも高い料金設定にしてしまっては、誰もレッスンを受講してくれない。


自分が満足できて、それでいて高すぎない金額を設定するためにどうすればいいか。わたしは2つの基準で料金を設定した。


・自分にしかできないサービスを提供しているという自負

前回の記事にも書いたように、わたしは他と被らない自分のスクールのコンセプトを設定し、オリジナルのレッスンプランを作ることによって、「唯一無二の英会話スクール」を作り、他社と差別化を図った。

そしてわたしはこのコンセプトに絶対の自信を持っていた。なぜならこれはわたしの失敗と成功から生み出されたものだからだ。


留学をしたのにもかかわらず挨拶すらできるようにならなかった大きな挫折と、たった4ヶ月間の留学で英語スクールを立ち上げるまでに英語力を伸ばした成功体験。

この落差を知っているから、心が邪魔して英語を話せない人の気持ちが痛いほどわかる。絶対にこのコンセプトを理解してくれる人がいるはずだし、なんならこれは日本人の英語学習者に絶対に必要な考え方だ、くらいに思っていた。


個人が起業してうまくやっていくには、「自分にしか提供できない価値」を見出せるかが最も重要な鍵の一つだ。

そのためには、成功体験はもちろん、失敗も大いな武器となる。失敗すればするほど人生経験が積まれ、できない人の気持ちがわかる。人がどこで躓くかもわかるので的確なアドバイスができる。そして失敗談を共有することで人に共感してもらえる。


挫折と成功体験から生み出された「今の自分が知っている単語だけで話せるようになるオリジナルメソッド」という、他では受けられないレッスンを作ることで、料金を高めに設定することへの自信を持つことができた。


・自分が嫌にならない料金設定

そして料金を設定する際にもうひとつ基準にしたことが、

その金額でサービスを提供して、自分が嫌にならないかどうか

ということだった。これはかなり大事だ。


もし「わたしは経験も浅いから...」と自分を卑下して低い価格で設定してしまったら、そのうち絶対に嫌になるだろうなと思ったのだ。

わたしは物事を決めるとき、いつも「怖いところに飛び込め」「怖いと思ったらやれ」を基準にしている。

料金設定のときもそうだった。未経験の自分にはもしかしたらちょっと高すぎるかもしれない...と少し恐怖を感じる、けれどこれだけもらえたらハッピーだな、という金額をあえて設定した。

欲しい金額をもらうことで自分をやる気にさせるため、そして料金に見合ったレッスンを提供できるように努力し続けるためだ。



この二つの基準から、平均より少し高め、そして身の程よりもちょっと丈めの料金設定に踏み込むことができた。


2. ホームページ制作

そして金額が決まった後に行ったのは、自分が何者で、どんなサービスを提供しているのかがわかるホームページを制作した。

カンタンにホームページが作れるサービスで、超シンプルなものを作った。

こういう作業はあまり得意じゃないので、労力と時間をかけず、必要最低限の情報が乗っているごくごくカンタンなものを用意した。


3. SNS集客

ホームページができたら、次はビジネスの告知だ。

まずはわたしが英会話を教え始めたことを人に知ってもらわなければならなない。わたしは当時プライベートとして使っていたインスタに、毎日「Yukaのプチ英会話レッスン」と称して1分ほどの英会話フレーズレッスンをシェアすることにした。

Facebookとも連携させ、両方から見られるようにした。


すると投稿を始めて1週間も経たないうちに、Facebookで繋がっていた知り合いから「ゆかりさん英会話スクール始めたんですね!興味があります」と連絡をもらった。

彼女はわたしよりも20歳近くも年上で尊敬する女性なのだけど、わたしが英会話スクールのコンセプトを伝えると、「ゆかりさんのレッスン、ぜひ受けてみたいです」とおっしゃってくださった。ありがたや。


そしてなんともっとありがたいことに、彼女は職場の友人にもわたしのレッスンをお勧めしてくださり、なんと二人ともわたしのレッスンを受けてくださることになったのだ。最高。


そしてまたまたラッキーなことに、モニター募集に応募してくださった方がモニター終了後もレッスンを受け続けたいとおっしゃってくださって、一気に生徒さんを3人獲得することができた。



個人で仕事をする場合、最初のお客さんは自分の知り合いだ。なぜならそこには既に信頼関係が構築されているからだ。

特に仲良くなかったとしても、知り合いであれば少なくとも向こうはわたしたちのことを信用できる人間かそうじゃないかはわかってくれているはずだ。


お客さんを掴むために必要なのは「信頼感」だ。信頼できない人にお金を払って何かを教えてもらったり、してもらったりすることなど絶対にない。

けれど自分でイチからビジネスを始めるとなると、どうしても信頼ゼロからのスタートになってしまう。そして信頼を積み上げるのは時間がかかる。


だから最初は知り合いにお客さんになってもらうのだ。よく「知り合いにビジネスを始めたことを知られたくない」という方がいるけれど、本当にもったいない。もちろん事情があって人に言えない場合は仕方がないけれど、単純に「恥ずかしいから」という理由だとしたら、その恥ずかしさはエイッと振り切ってしまった方がいい。


だってわたしたち人間は、もともと生きてるだけで恥を晒しているわけだし。わたしの人生も恥だらけだし、むしろ恥しかない。もしわたしが恥を隠して生きようと思ったら、今までのSNSの投稿を全部消さなきゃ行けないレベルだ。


人生は恥の塗り重ねだ。今の自分だって、半年後には「うわっ、あのときのわたしなに考えてたんだろ、はずっ」となること必須だ。毎秒恥をかいて生きればいいのだ。

それに周りにどう思われるかを気にしてやらないくらいだったら、きっとその程度のことだと思って、もしかしたら起業は諦めた方がいいかもしれない。恥ずかしいからといって自分をさらけ出さずにコソコソやってうまくいくほど、起業はカンタンなものじゃない。



なんだか話の方向が逸れてしまったが、こうやってわたしはラッキーなことに、SNSに英語の投稿を始めてすぐにお客さんを掴むことができた。


でもこれはわたしの能力とは何ら関係がないと思っている。


わたしがこれほどラッキーなまでに最初からお客さんに恵まれたのは、恥ずかしさや不安を抱えながらもとにかく行動したからだ。

このビギナーズラックは、行動するすべての人に与えられるとわたしは信じている。

わたしが運営する起業女子会のメンバーさんたちも、やっぱり一番最初にお客さんを手にしたのは、一番最初に動いた人だった。


そして重要なのは、一番最初にお客さんを掴んだ受講生さんは、自分の仕事に直接つながるような行動をしていた(今もしている)ということだ

これはかなり重要なことなのだけど、もし行動しているのにもかかわらず、何のビギナーズラックに恵まれないのだとしたら、それは運が悪いわけでも、自分の努力が足りないからでもなんでもなく、そもそもお客さんにつながる行動を取っていないからだ。


例えばSNSの投稿はしているけれど肝心の商品がなかったり、あったとしてもホームページにまとめておらず、お客さんがカンタンに探せるようになっていなかったり。



ビギナーズラックに限らず、運を掴むためには、運を掴めるだけの下準備をしておかなければならない。お客さんが欲しいのなら、商品を用意する。フォロワーが欲しいのなら、毎日投稿する。

やらなければならないことをやらずに、運を引き寄せることは絶対にできない。

けれど逆に言えば、やるべきことさえきちんとやっていれば、必ずお客さんは来てくれる。起業女子会のメンバーも、商品を用意して告知やSNS集客をしている人は速攻でお客さんがついている。



行動しよう。

正しい行動をしよう。

そうすれば運は必ずやってくる。



…ということで、わたしの起業録 #003 〜初めてのお客さんを掴むまで〜 でした!

次回は起業してからの初めての危機と、それを乗り越えて大きく成長した話をシェアします。よかったらまた読んでね!


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