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わたしの起業録 〜初めての危機とビジネス最大の転換期〜 #005

このシリーズでは、英会話スクールビジネスで起業5年目、今では複数のビジネスを手がけ、YouTubeフォロワー数2.6万人、SNS総フォロワー数7万人の高木友夏里の、起業して今までの道のりを包み隠さずシェアしていきたいと思う。

「自分で何かやりたいけど何をしたらいいかわからない」、もしくは「はじめたはいいけど、これからどうやってやっていけばいいかわからない」という方の参考になればうれしい。


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前回までの記事(シリーズ第1〜4話目)はこちら:



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シリーズ第1話目の記事で、何かやりたいのに何をしていいかわからないモヤモヤ期を抜け出して、どうやって本気でやりたいこと(英語)に出会ったかをお伝えした。

2話目の記事では、やりたいことが見つかってから、自分のビジネスのコンセプトを決め、どんなサービスにするかをリサーチし、モニターを募集して英会話レッスンの実験を行ったところまでをシェアした。

3話目の記事では、料金設定からSNS集客まで、わたしが初めてのお客さんを掴むまでにやったことをまとめた。

前回の4話目の記事では、経験ゼロから、どうやってわたしがお金をもらって人にサービスを提供することへの恐怖を乗り越えてきたかをお伝えした。

今回の5話目の記事では、起業してから初めて迎えた危機と、それを乗り越えたことで迎えた大きなビジネスの転換期についてシェアしたいと思う。



お金をもらってサービスを提供することへの恐怖を乗り越え、英会話レッスンを始めてから半年ほど経った頃には、レッスン前に緊張することも少なくなっていった。


そしてその頃、同時進行で続けていたキッズ英会話スクールでの仕事をやめ、完全に自分の仕事一本でやっていくことにした。

まだたくさん生徒さんがいる訳ではなかったけれど、既存の生徒さんがお友達を紹介してくださったり、昔の知り合いがわたしが英語を教えていると知ってレッスンを受けてくれたりと、安定して生徒さんがいたので、一本でやっていくことに対して大きな不安はなかった。


その後も半年くらい順調にいっていた。理想の収入や暮らしには程遠かったけれど、少なくとも嫌なことをすべてやめ、快適な生活を送ることができていた。



ちょっと話は逸れるけれど、人生の満足感を高めるには「やりたいことをやる」ことがいいとされがちだけど、わたしはそれよりももっと「やりたくないことをやめる」ことの方が、重要かつ一瞬で人生の幸福度を上げられる方法だと思っている。


例えばわたしが起業する前に嫌だったことは、

・朝目覚ましで起きること

・出社

・残業

・好きじゃない人と一緒に働くこと

・上司がいること

・やりたくない仕事をやること

・勝手に仕事内容を評価されること

・付き合いでの飲み会


などだったのだけど、起業した瞬間それがすベてなくなったので、例え収入が落ちたとしても、わたしの幸福度は最高に高かった。


当時も当時であれがしたい、これが欲しいなどいろんな欲はあったけれど、例えそれらが満たされたとしても、日々嫌なことをこなしてストレスを感じた状態でどれだけ好きなことをしたとしても、トータルの満足度は低かっただろう。

(同じ理由で、日々のストレス発散のための休日の豪遊や、旅行でストレス発散!みたいなのはあまり意味がない。ストレスを発散する方法を探すより、いかにストレスを無くすか考えた方が圧倒的に人生の質は高まる)


起業によって人生の嫌なことの95%以上が以上がなくなったわたしは、当時最高に幸せだった。ストレスフリーとはまさにこのこと!

人生って最高だなって毎日思っていた。




話を戻すと、そんな感じで楽しく日々を過ごしながらビジネスを始めて1年ほど経ったとき、立て続けに生徒さんが辞めていった。

やばい、このままでは生活できないと思うレベルだった。


今までは友人や友人の紹介でお客さんが来てくれるという、自分の努力というよりは、ビギナーズラックの延長線でなんとなくやってこれたけど、ここからは本気で新しいお客さんを開拓していかないといけない。

起業してからはじめて感じた危機感だった。


そこでわたしが決めたのは、YuTubeをやるということだった。当時、ずっとYouTubeをやりたいと思っていて、でもできずにいたのだ。その理由は「ネタがない」だったのだけど、もう英語も話せるんだから、英語ネタでいくらでも動画をアップできるだけの知識もネタもあった。

言い訳をやめて、そろそろ始める時期なのだと悟った。



でもここでYouTubeを始めたのは本当にタイミングが良かったと思う。YouTubeを始めると決めた少し前に家の改装をしていて、壁紙を新しくして、部屋がすごくキレイになっていたからだ。

YouTubeに映ってる部屋が汚いんじゃ、視聴者は見る気がしないしわたしだってやる気がしない。

改装中はこの部屋のおかげでYouTubeを始められるとは思ってもみなかったけれど、今考えてみたら、理想の部屋に動画をアップし続けられるだけのネタの蓄積。あのat民ぐでYouTubeを始めたのは必然でしかなかった。



とはいっても最初は大変だった。何もかもが慣れていないので、何度も撮影し直し、いざ編集しようと思っても編集ソフトが重すぎて全然動かなかったり、Appleの編集ソフトを使っていたので、カスタマーセンターに電話して使い方を教えてもらったりして、なんとかかんとか動画を作っていた。

そんなこんなで、YouTubeをやると決めてから最初の動画をアップロードするまでに数週間かかったような気がする。


でもいったん始めてからは、毎週コンスタントに動画をアップロードし続けた。しばらくは友達にしか見てもらえない状況が続いたが、動画を作り始めて約2ヶ月後に、1本の動画がヒットし、そこからわたしのチャンネルは大きく成長していった。


そして現在、2万6,000人ほどのフォロワーさんがいるチャンネルとなった。


YouTubeの影響は巨大だ。Youtubeを始めてからというもの、わたしのビジネス規模は完全に大きくなった。たくさんの生徒さんがわたしのレッスンに申し込んでくださり、わたしの収入も約8倍に増えた。



ありふれた言葉だからあまり使いたくないけれど、ピンチはチャンスというのは本当にその通りだ。

人は危機を感じないとなかなか行動することができない。それまでのわたしは、嫌なことをすべてやめて快適な毎日を送っていたけれど、言い方を変えればぬるま湯に浸かっていた。

もちろんぬるま湯に浸かることは悪いことではないし、そこが心地よければずっとその場にいるのもいい。


でもわたしは本当はもっと成長したかったし、ビジネスを大きくしていきたかった。でもぬるま湯から出られずにいたので、神様から思いっきりケツを叩かれた野田。

お前早くYouTubeやれよ、と。


かのスティーブ・ジョブズも、伝説のスピーチの中でこう言っている。

 Sometimes life hits you in the head with a brick. Don't lose faith. I'm convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did. You've got to find what you love. And that is as true for your work as it is for your lovers. Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work. And the only way to do great work is to love what you do. If you haven't found it yet, keep looking. And don't settle. Keep looking. Don't settle.
人生にはレンガで頭を殴られるようなこともあります。でも信念を失わないように。私は、自分がやっていることを愛しているからこそ、続けられたのだと確信しています。好きなことを見つけなければならないのです。それは、仕事に対しても、恋人に対しても同じことです。仕事は人生の大部分を占めるものであり、本当に満足するためには、自分が素晴らしいと思う仕事をすることです。そして、素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分のしていることを好きになることです。もし、まだそれを見つけていないのなら、探し続けてください。そして、落ち着かないでください。探し続けること。落ち着いてはいけません。


人生にはピンチがやってくる。

シリーズ第1話目でシェアした、ニューヨーク行きが断念されたのもその一つだ。そのときは目の前が真っ暗になって、希望が全て失われて、将来が何も見えなかった。

でもそこで自分と向き合い、本当にしたいことは何なのかを心に聞いたら、自ずと答えは見えた。わたしの場合は例えニューヨークに行けなくても、英語を話せるようになりたい気持ちと、海外に住んでみたい気持ちがまだ強く残っていることに気づいた。

だからそうした。ニューヨークではなくシドニーだったけれど、海外に住み、英語が話せるようになった。そして今のわたしがいる。ニューヨークに行けないことは問題ではなかった。自分にとって何が本当に大切なのか、気づかせてもらうためにニューヨークに行けないという事態が起こったのだ。



今回のピンチも同じだった。

お客さんを失い、生活が立ち行かなくなるかもしれないという恐怖を目の前にして、どうしようかと思ったときに、ずっとやりたいと思っていたYouTubeをやろう。それで集客しようと思い至った。

正直YouTubeをやっていなければ120%今のわたしの生活はない。今の東京の住まいもないし、たくさんの英語仲間や仕事仲間にも出会っていないし、今の彼氏にも出会っていないし、180度違う人生だっただろう。


でもわたしはぬるま湯になんて浸かっていたくなかった。ゆるく楽しくいきたいけれど、同時に刺激的でまだ見ぬ世界を見てみたかった。有名にもなりたかったし、憧れられたかった。

だからこそ、ピンチが訪れたのだ。そんなところでダラダラやってないで、YouTubeやりなさいよ。それがあなたの理想の人生に繋がるんだから、やらないとあかんだろ、と言われたのだ。なんか勝手にそう思っている。



話が長くなってしまったが、つまりピンチが訪れたときこそ自分の心と向き合い、本当にやりたいことをできるチャンス、ずっとやりたかったのにできなかったことを行動に移すチャンスなのだ。

だからピンチはウェルカムだ。わたしは起業してから始めて迎えた危機のおかげで、今のわたしのビジネスの基盤を支えるYouTubeを始めることができた。あのときピンチが訪れずにいたらと思うと、想像もつかない。



だからピンチを恐れる必要はない。

お客さんが減ろうが、クレームがあろうが、一文なしになろうが、大丈夫。それはわたしたちのビジネス、ひいては人生が大きく変化する転換期にあるということだ。

渦中ではとてもそんなふうには思えないが、後から見たら「このピンチがあってよかった〜」と思うはずだ。

だからピンチが来たら自分と徹底的に向き合おう。そしてピンチが来るたびに、どんどんビジネスも自分も成長させていこう。


そうすれば自分の理想に近づく。そして自分が予想もしていなかったような、素晴らし未来が訪れる。


ビンチは人生を変える神様からのギフトだ。

そう思って楽しみながら進もう。


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