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わたしの起業録 〜初めてのサービス提供:恐怖の乗り越え方〜 #004

このシリーズでは、英会話スクールビジネスで起業5年目、今では複数のビジネスを手がけ、YouTubeフォロワー数2.6万人、SNS総フォロワー数7万人の高木友夏里の、起業して今までの道のりを包み隠さずシェアしていきたいと思う。

「自分で何かやりたいけど何をしたらいいかわからない」、もしくは「はじめたはいいけど、これからどうやってやっていけばいいかわからない」という方の参考になればうれしい。


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前回までの記事(シリーズ第1〜3話目)はこちら:



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シリーズ第1話目の記事で、何かやりたいのに何をしていいかわからないモヤモヤ期を抜け出して、どうやって本気でやりたいこと(英語)に出会ったかをお伝えした。

2話目の記事では、やりたいことが見つかってから、自分のビジネスのコンセプトを決め、どんなサービスにするかをリサーチし、モニターを募集して英会話レッスンの実験を行ったところまでをシェアした。

前回の3話目の記事では、料金設定からSNS集客まで、わたしが初めてのお客さんを掴むまでにやったことをまとめた。

4話目のこの記事では、経験ゼロから、どうやってわたしがお金をもらって人にサービスを提供することへの恐怖を乗り越えてきたかをお伝えしたいと思う。


前回の記事にも書いたけれど、わたしは大人に英語を教えた経験がゼロなのにも関わらず、しょっぱなから平均よりも高めの料金を設定した。

唯一無二のコンセプトを考え、自分にしか教えられないメソッドを構築したからこその自信だったのだけど、でもやっぱり最初はサービスを提供するのが怖かった。


なぜならレッスンの内容はすべてわたしが考えたもので、つまり生徒さんに「なんなんだこのレッスンは?」「全然効果がないじゃん」と思われたらそのすべての責任はわたしにあるわけで、つまりわたしのビジネスを否定される=自分自身を否定されているようなものなわけだ。

お客さんの反応=100%自分への評価。


これは正直結構こわい。


初めての正規価格でのレッスンを前に緊張していたわたしは、ニューヨークで知り合った友人に連絡を取った。

彼女はNYでダンス留学をしたのち、東京で自分のダンスレッスンを始めたと言っていたので、一足先にわたしより自分の生徒さんにレッスンをしている友人にアドバイスをもらいたかったのだ。


そして彼女に、「はじめて自分のレッスンを持つ前、不安じゃなかった?」と聞いたところ、

最初は不安だったし、レッスンの流れを掴むまで時間がかかって生徒さんに迷惑かけちゃったりもしたけど、でも生徒さんと一緒に成長していくと思ったら大丈夫だよ。

と言返ってきた。

これを見た瞬間、ふっと心が軽くなった。


わたしはつい「いいサービスを提供しなければ...!」と思うあまり、自分の経験のなさや自信のなさが出てきてしまって不安に感じていたけれど、未経験なんだから未熟に決まっているのだ。

未熟なんだから、上手くできなくて当たり前。生徒さんたちの力を借りて、一緒に成長していけばいい。そう思えたら、ガチガチに固まっていた気持ちがちょっと緩んで、レッスンを楽しもうという余裕が生まれた。


実際にわたしの最初の生徒さんも、長年わたしのことを知っている方で、「わたしをレッスンの実験台に使ってくださいね」とおっしゃってくれていた。やさしすぎるやろ...!



サービスを提供するとき、特にわたしのような何かを教えるような場合、「ちゃんと教えなきゃ」「満足してもらえるサービスを提供しなくちゃ」「質問にしっかり答えられるようにしなきゃ」と思ってしまいがちだ。

でも初めてのレッスンだろうが、100回目のレッスンだろうが、まだまだわたしたちは発展途上。すごいサービスを提供しなきゃ!なんて肩肘張らずに、お客さんや生徒さんの様子を見ながら適宜修正し、少しずつ改良していけばいい。一緒に成長していけばいい。



そう思ってレッスンに取り組んだら、生徒さんたちととても楽しい時間を過ごすことができた。

もちろん「今日のレッスンは全然ダメだったな〜」と思う日もたくさんあった。わたしが教えたやり方が生徒さんに合わなかったり、時間配分がまったくできてなくて時間をオーバーしてしまったり、はたまた張り切って宿題を出したら、生徒さんのキャパをオーバーしてしまってみなさん全然取り組めなかったり。


小さな失敗を繰り返しながら、少しつず一人ひとりに合ったレッスンに近づけていった。


そしてありがたいことに、生徒さんたちは未熟なわたしでも離れずにずっとわたしのレッスンを受け続けてくれた。

きっと、みんなわたしが未熟かどうかなんてことはどうでもよくて、わたしが一生懸命に生徒さんの役に立とうとしていることが伝わったんだと思う。はたまたとレッスンを受けることで「英語のモチベーションが上がる」とか、「がんばろうって思える」とか、そういうことの方が大事だったのかもしれない。


いずれにせよ、みなさんわたしが「熟達した素晴らしい講師」かどうかはあまり気にしていないようだった。

確かに、超優秀な先生だけどミスばかり指摘しされて楽しくないレッスンより、たとえ未熟でも、ことあるごとに褒めてくれて楽しく英語を一緒に話せる先生だったら、自分が目指すレベルにもよるだろうけど、後者の方がいいという人も少なくはないだろう。


わたしには経験も技術もなかった。

何がいいレッスンかなんてまったくわからなかった。


でもわたしには向上心があった。

毎回修正を繰り返し、いいなと思う指導法を見つけたら即試した。効果がなかったり生徒さんがしっくりきてなかったらすぐにやめて、いい感じだったら継続した。

人によって合う方法と合わない方法を見極め、その人に合うレッスンづくりに心がけた。いつもありったけの笑顔でレッスンをして、とにかく生徒さんが楽しい時間を過ごせるようにと心がけた。

どうやったら忙しいみんながホームワークに取り組めるかもたくさん考え、ちょうどいい量や、一人ひとりに合ったホームワークのスタイルも発見した。

とにかくわたしは未熟なままで初めて、生徒さんと一緒に成長させてもらった。



半年ほど経ったある日、レッスン前にもうドキドキしていない自分がいることに気づいた。ビビリのわたしは毎回のレッスンの前は緊張していたのだが、あるときからそれがなくなったのだ。

それ以来、ずっと楽しくレッスンをさせてもらっている。レッスンでは爆笑の連続で、どの生徒さんとも素の自分が出せるし、だからこそ生徒さんにもリラックスして受けてもらえていると思う。


毎回成長しようという向上心と、楽しむ心があれば絶対に大丈夫。未経験だろうが、未熟だろうが、絶対にいいサービスを作ることができる。そして自分が未熟であることを受け止め、「わたし、できます!」みたいな顔せずに、わからないことはわからないと言い、生徒さんと一緒に成長し、一人ひとりに向き合い続けていたら、必ずお客さんは通い続けてくれるし、応援してくれる。



これがわたしが、最初の恐怖を乗り越えた方法。


大丈夫。

お客さんと一緒に成長していこう。


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