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いつのまにかだれもみな【小さな物語】

すぐにそれはやってくるけど
今はなんとなくハッピーなんだよ
雨降りでも笑えたり
晴れの日に辛かったり
そんなふうに歩いてきた日々が
ふっと浮かんでは消えた

2022年なんて想像できなかった
だけど今その場所に立ってる
いつだったか覚えてないけど
たしかに幸せはあったし
背中合わせのかなしみも
だけど今は手を繋いでる
2人は友達になった

時々息切れをしたり
若くはないなあと思ったりする
でも昔もそうだったなあ
多分気分のせいだろうなあ
それでいいよ君も僕も
いろいろな気持ちで生きてるよなあ

どこへいくかはわからない
だけど音がいつも聴こえてくる
あの日と似ているけれど
今の方がいいなあって思う
同じブラックのコーヒーでも
それには歴史がある

新しい旅人に出逢う
もう潮時かなあって思うけれど
ふっとした瞬間に繋がる
時代をこえて風の匂い
何も変わってはいないよなあ
僕も一緒になってバスに乗り込む

気がつくと雨はあがってた
晴れるまでに歌ができる
空になったマグカップに虹
少し暑いねって笑いあえば
さっきより仲良くなれてる
今もきっといつか憶いだす

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