7月15日(土)より始まった、国立科学博物館の特別展「海 ―生命のみなもと―」。この夏大注目の本展では、海の知られざる広~く、深~い魅力をどっぷりと味わうことができます。
カッコいい海の生き物はもちろん、これまでの歴史や宇宙とのつながり、そして未来まで。監修者の先生方にお聞きした、「展示の見どころポイント」を写真とともにご紹介します!
第1章 海と生命のはじまり
第1章では、地球における水の起源や、海の誕生と進化について迫っていきます。「生きた化石」でお馴染みのシーラカンスをはじめ、ジオラマや模型、化石などから生命のはじまりに思いを馳せ、楽しめるエリアです!
谷 健一郎さん
(国立科学博物館 地学研究部 鉱物科学研究グループ 研究主幹):
川口 慎介さん
(海洋研究開発機構 地球環境部門海洋生物環境影響研究センター):
第2章 海と生き物のつながり
第2章は、広い海に住むたくさんの生き物たちに注目。地学現象や海流の影響も受けながら、海には多様ないのちのつながりが生まれています。展示の目玉であるナガスクジラの模型もドドーンと大迫力!!
田島 木綿子さん
(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹):
第3章 海からのめぐみ
海の中の生き物だけでなく、人間も古くから海や海からのめぐみを利用してきました。旧石器時代の航海から、最新の無人探査機まで、海と人類の長い関わりを紐解きます。
藤田 祐樹さん
(国立科学博物館 人類研究部 人類史研究グループ 研究主幹):
野牧 秀隆さん
(海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門超先鋭研究開発プログラム):
第4章 海との共存、そして未来へ
水産資源の枯渇やプラスチックでの汚染など、私たちの生活はあらゆる場面で海洋の環境変化に影響を及ぼしています。これから海とどのように関わり、どのように守っていけばよいのか、展示から身近な目線で考えていきます。
藤倉 克則さん
(海洋研究開発機構 地球環境部門海洋生物環境影響研究センター):
音声ガイドやグッズもオススメ!!
音声ガイドを担当されているのは、海展の公式ナビゲーター・桝太一さん。これを聴けば、展示の解説からさらに一歩踏み込んで、海の秘密に詳しくなれるアイテムです。途中にはクイズコーナーもあり、ワクワク楽しめること間違いなし!!
桝 太一さん
(同志社大学ハリス理化学研究所専任研究所員):
海展オリジナルのぬいぐるみや、ハンギョドンコラボグッズもとっても可愛いんです!! おうちに帰っても海のなかまたちと一緒に楽しく過ごせそう。
生き物の進化や地球での暮らしに、欠かせない存在である海。海展を通して様々な海の顔を学ぶことで、身近な部分だけでない、まだ知らない神秘的な海の一面に出会い、きっと魅せられてしまうはずです。海展で未知なる冒険の扉を開いて、好奇心いっぱいの夏休みを過ごしませんか!?
文:清水美里(おちらしさんスタッフ)