おちらしさんスタッフの推しチラシ紹介【おちらしさんアワード】
こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです！ いつもおちらしさんをお楽しみいただきありがとうございます。
さて、いよいよ今年も終わりを迎える時期となりましたが、先日……2022年の「おちらしさんアワード」の投票受付がスタートし、開票速報も発表いたしました！！
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— おちらしさん（チョイスくん） (@nevula_editor) December 19, 2022
#開票速報
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「2022年の年間大賞チラシ」決定する
#おちらしさんアワード 🏆✨✨
舞台 速報1位:
ミュージカル『キングアーサー』@kamusicaljp
美術 速報1位:
展覧会 岡本太郎@okamototaro2022
投票は1月8日（日）まで😆‼https://t.co/mC8lhyzSwt pic.twitter.com/1MsdgIpM5z
皆さまからのWEB投票で公演チラシ、展示チラシの年間大賞の決めるこちらのイベント。毎年多くの方からお気に入りのチラシへの熱い想いをお寄せいただき、今年で3年目の開催となります！
このおちらしさんアワードでは、公演・展示チラシとその作り手の方々が主役。「知れば知るほど面白い。チラシが手元に届くまで！」をテーマに、いつもは見えない制作過程でのお声や想いも、おちらしさんWEBを通して発信中です。
せっかくですから、“チラシがお手元に届くまで”の流れで皆さまの一番近くにいる私たちおちらしさんスタッフのことも、「チラシ好きの仲間」として知っていただけたら……。
今回はおちらしさんWEBによく登場するおちらしさんスタッフに、「推しチラシ」ミニインタビューをしてみました！ 好きなチラシから垣間見えるパーソナリティーをお楽しみいただけましたら嬉しいです。
おちらしさんスタッフが選ぶお気に入りチラシ！～2022年・舞台版～
☆スタッフ・伊藤
ロロ『ここは居心地がいいけど、もう行く』
――伊藤さんといえばロロのイメージなのですが、「いつ高（いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校）シリーズ」はいつから観られているんですか？
1作目からですね。子どもが生まれたタイミングで一部観られなかったものもあるんですが、ほぼ観ています。ロロ自体も2013年から観ているので「いつ高シリーズ」とはずっと一緒に育ってきた気持ちというか。この『ここは居心地がいいけど、もう行く』も「今回は“もう行く”なんだ……もう青春は終わっちゃうんだ……」と思って。まずタイトルから良いですよね。
――チラシにも「いつ高シリーズ」を観ていた人には分かる仕掛けがいっぱいなんですよね？
西村チツカさんが描いている表面のイラストも好きで、みんな過去作に出てきたキャラクターなんですよ。「シューマイだ！」「逆おとめだ！」と感慨深く思いながら見ていました。お芝居の本編も「いつ高シリーズ」から20～30年経った子どもたちの世代の話で、俳優さんは過去に出演していたキャラクターのその後を演じているんです。自分も生活が子ども中心に変わったことを実感している中で観たので、留まっちゃいけないんだな……と感じました。
☆スタッフ・しみず
ミュージカル『キングアーサー』
――しみずさんは「おちらしさんミュージカル部」部員でもある、大のミュージカル好きですよね。ミュージカルのチラシはどんな要素が重要だと思いますか？
ビジュアルから作品の雰囲気が伝わってくるのがすごく大事だと思うんですけれど、同時に情報もかなり重要だと思っていて。出演者もアンサンブルさんまでちゃんと書いてほしいし、演出・作曲・衣装などのスタッフクレジットも分かりやすいと良いですよね。キャストによってのスケジュールや、席種も比較的ミュージカルは幅広いので、チラシで確認できると嬉しいです！
――そんなしみずさんが選ぶ、『キングアーサー』チラシのお気に入りポイントはどこでしょう！？
パッと見から「カッコイイー！」と思えるところと、キャラクターの役割が見えるところですかね！ チラシ表面のメインビジュアルに主なキャラクター全員が登場しているって、意外と珍しくないですか！？ 全身での扮装写真なので、上のほうのおふたりは魔術系なのかなぁとか、下側に写っている方たちは騎士なのかなぁとか、ヒロインがこの位置にいるのはちょっと意味深だなとか（笑）、世界観も伝わってくるし……。圧巻！！ といった感じがします。おちらしさんではミュージカルチラシの取り扱いがどちらかというと少なめなのですが、その中でのおちらしさんアワード速報1位ということで最後までトップで切り抜けてほしいです！！
☆スタッフ・吉澤
ヨーロッパ企画第41回公演「あんなに優しかったゴーレム」
――ヨーロッパ企画といえば、舞台以外に映画などでも皆さん活躍されていますよね。吉澤さんは作品のどんなところが魅力だと感じますか？
設定が特殊なファンタジー作品で面白いんですよ。いつもどこか不思議で、でもちょっと気が抜けつつ、気になってしまうんですよね。私が特に好きなのは『建てましにつぐ建てましポルカ』という作品で、タイトルの通りお城を建てまししすぎて、ずっと迷子になっている話です。 壮大なストーリーが多いので、何も考えずに笑いながら観ていてもすごく満足感がありますよ！
――今回選ばれた「あんなに優しかったゴーレム」のチラシはどうですか？
タイトルの付け方がまず面白いですよね。朽ちたゴーレムに対して、“あんなに優しかった”だなんて、「あんなに優しくてこうなっちゃったのかな？」とか（笑） ビジュアルもゴーレムの何とも言えない佇まいと、普通、ゴーレムからは連想しないはずのジャングルジムと野球選手と……。チラシからも感じるようにヨーロッパ企画の作品は突拍子もなく、でも基本はゆーるくだらだらと笑えるコメディなので、演劇をはじめて観る方にも面白いんじゃないでしょうか？？
おちらしさんスタッフが選ぶお気に入りチラシ！～2022年・美術版～
☆スタッフ・臼田（ななみん）
篠原紙工「あなたと一緒に本をつくる」
――ななみんはチラシをはじめ紙が好きで、おちらしさんWEBでも連載をされていますよね。ズバリこのチラシの良さを語ってもらえますか？
これは美術展のチラシではなく、製本をやっていらっしゃる篠原紙工さんの案内になります。まず手ざわりが優しくて、2つ折りで開くところにも本らしさがあるんですよね。“本をつくる”と言っても一口には表せないように、説明の中でも「美術展示の図録」「ファッションのルックブック」「映画や舞台のパンフレット」など具体例が挙げられていて、手にした人それぞれの好きなものから気になってもらえる導線が作られているんですよね。しかも「サービス案内」ではなくて「篠原紙工の仕事とは」と書かれているのがかっこ良くて。予算やオプションまで細かく書かれているので、親切で相談しやすいんだろうなと伝わってくるチラシです！！
――おちらしさんの会員にはデザインに興味がある方も多いので、きっとこの案内も気になった方が多いのではないでしょうか？ ななみん自身は、もし本を作るならどんな1冊にしたいですか？
私はチラシの本が作ってみたいです！ それこそアワードのランクインしたチラシを集めて背の部分を糊付けして、チラシごとめくって触れるような1冊ができたら面白いなぁと思っています。
☆スタッフ・岸見
東京都美術館「展覧会 岡本太郎」
――私も太陽の塔が大好きなので、なんだか嬉しいです！ 岡本太郎を好きになったきっかけは何ですか？
架空の特撮ヒーロー『TAROMAN』のドキュメンタリーがテレビで放送されていたのがきっかけです。以前に「紙カンパニーproject」についての記事をおちらしさんWEBでも書いたことがあるのですが、捏造されたエンタメみたいなものが好きなんですよね（笑）
――2パターンある『展覧会 岡本太郎』のチラシでも、こちらを選んだ決め手はありますか？
美術展のチラシって展示品がビジュアルのメインであることがほとんどだと思うんですけど、岡本太郎本人の写真から迫力を感じるのが面白いなと選びました。ある種の生々しさというか、ちょっと週刊誌の一面のような刺激を感じませんか！？
☆スタッフ・望月（ユニコ・プロジェクト）
東京都写真美術館「恵比寿映像祭2023 テクノロジー？」
――望月さんはカメラが趣味なんですよね。写真を観ることは好きですか？
大学生のときに、よく展示を観に行っていました！ 写真美術館はついこの前「野口里佳 不思議な力」の展示がお目当てで初めて行って、落ち着いた雰囲気でとても良かったです。誰かの生活の日常のふとした瞬間だったり、自分と他人の境目がないような部分だったり、そういったものを切り取ったストリートスナップが好きで。「これは誰なんだろう」とか「どこに今から行くんだろう」とか、写真から想像するのが楽しいんですよね。
――「恵比寿映像祭」のチラシも想像させられる“瞬間の一枚”ですよね。
映像も興味があるんですけど、これは映像のうちの一部なのかな……？ 水のペットボトルが倒れそうで、その上にオレンジがあって、ちょっと不思議じゃないですか。どうやって撮っているのか気になっちゃいました。色合いも緑色とオレンジと、背景のちょっと外国っぽい感じも綺麗ですよね。来年、行ってみたいです！！
おちらしさんスタッフが選ぶ「推しチラシ」は、いかがでしたか？ おちらしさんアワードは、このあと2023年1月8日（日）まで投票を受け付けています！！ 皆さまからもお気に入りチラシにまつわる熱いコメント・思い出の数々をお聞きできるのが楽しみです！ たくさんの投票をお待ちしています！
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▽知れば知るほど面白い。チラシが手元に届くまで！▽
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