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区役所職員にインタビュー! ―DX推進担当部 DX推進担当課 中編―

皆さんは「役所」と聞いて、何を思い浮かべますか…?
私は窓口でのイメージが強く、職員さんの具体的な働きが気になっていました。

そこで、ねつせた!では、世田谷区役所の職員にインタビューする企画を始めました🍀
現在、区役所のいろいろな部署で働く職員へのインタビュー記事を不定期で発信しています!

第4回目は「DX推進担当部DX推進担当課」!
ねつせた!メンバーの「りお」「さとぽん」「ゆー」が、DX推進担当課の3名の職員の方々にお話を伺いました。

前編、中編が部署やお仕事について、後編が部署で働く職員についての記事になります。中編である今回は、申請の電子化やテレワークを行なう際、職員さんの苦悩と葛藤に関するお話です。

前編はこちら🔗

世田谷区DX推進方針Ver.1について

さとぽん 続いて、DX推進方針Ver.1についてです。デジタルデバイドの課題やこれまで行ってきたことについて伺いたいです。

Oさん 例えばですが、各まちづくりセンターで高齢者の方向けにスマホ教室を開いて、高齢者の方に触ってもらう機会や使い方を知ってもらうようなことをしています。

さとぽん そうなんですね! 私の祖母もなかなかLINEの使い方がわからないことがあるので、勧めてみようと思います。

ゆー 世田谷区にも多くの外国人が住んでいますが、外国人に向けてのサポートとしては、どのようなものがありますか?

Oさん そうですね、本当に簡単なことですが、やっと区役所の窓口にもある程度タブレットが置かれるようになって、翻訳アプリを使って書面などを便利に翻訳できるようになりました。

りお 今、翻訳アプリが充実するようになってきたので、それを使って自分で翻訳する外国人もいらっしゃるのかもしれませんが、窓口でできるようになるのは便利ですね!
 DXを行うことで、「働き方」の変化については、今後どのようなことが起こると予想していらっしゃいますか?

Oさん なかなか難しい面もありますが、区役所でもテレワーク・在宅勤務を進めていければと考えています。
 テレワークが進むと勤務時間の確保がかなり進むので、子育て等で部分休業等を取得している職員にとっては大きなメリットだと思いますね。ちなみに私も今、部分休業をいただいていて在宅勤務ができれば勤務時間を確保できるので嬉しいです。

りお そうなんですね! 今後は男女ともに家事や育児に参画する場面が多くなってくるでしょうし、区役所以外でお仕事ができると助かる方も多いと思います。
 ただ、ねつせた!には公務員志望の人が一定数いて、官公庁に就職したOB・OGもいるのですが、やはり「個人情報のことがあるからテレワークは難しいだろうな」という話を聞いていて…。

Oさん それはおっしゃる通りで、区役所は色々な情報を取り扱っていて、例えば「区民の方の情報」のような、持ち帰ることができない機密性の高い情報は窓口業務で取り扱うことが多いです。そういう仕事は在宅勤務を進めていくことが難しいと思いますね。
 一方、中には持ち帰ることができるような仕事もあるんですよ。

りお そのような仕事もあるんですね! やはり、「できるところ」と「できないところ」を分けて、という感じですか。

Oさん 一律テレワークにすることや、いきなり進めることは難しいですが、できるところからでもやっていった方が良いと思いますね。多くの職員がテレワークを進めていくことはできるのではないかと思っています。

りお そういえば、アンケートや申込など、電子申請サービスが充実してきたと感じるのですが、どのように整備していかれましたか?

Oさん 昨年度、区全体で申請数が多い申請はなるべく電子化をしていこうという大きな方針ができました。

 全庁に何ヶ月かかけて「この申請は電子化できると思うのですがどうですかね」というようにひたすらヒアリングし、1年間かけて電子化を押し進めていきました。

りお 積極的に行動を起こしていただいたことが電子化の進歩につながっているのですね。

Oさん 各部署の方にとっては、申請を電子化するということが、そもそも頭にないところもあったかと思うので、「電子化すると具体的にどうなるのか」というイメージを持っていただくのが難しかったです。多少なりとも抵抗を持ってしまう人もいたのですが、意外とやってみるとできることもあったり、私たちもしつこく「いやそれは電子化できない理由にはなりませんね」とか言ったりして(笑)。結果、令和3年頃に多くの申請を電子化することができました。

りお 確かに、かつては部署によっても使われている頻度が違っていたかもしれませんね。

Oさん そうですね、1人でも使ったことがある人がいれば、「そんなこと電子申請でやってしまえばいいじゃん」という風に広がっていくと思います。

りお 実際に、イベントへの参加申し込みをする際や、パブリックコメント🔗の募集について調べた際に「電子化されている!」と実感していました。ねつせた!で発信する際も、URLを添付して誘導することができるので、分かりやすくなりましたね。

さとぽん そうなんですね! 私からも、イベントなど何かこちらから発信できることがあれば、ご協力させていただきたいと思います。

ねつせた!との連携について

さとぽん 他にも、若者視点のねつせた!でも行える情報発信やお手伝いは、何かありますでしょうか?

りお そういえば「せたがやDX」のTwitterを拝見しています。親しみやすい内容かつ、進捗がわかって楽しいです。

Oさん 世田谷区のDXが少しずつでも進んでいることを見せていこうと新しく作られたアカウントなので、そこを見ていただいていて嬉しいです。
これからちょっとの間だけ更新頻度を増やしたいなと思っているところです。

りお ねつせた!でも引用ツイートさせていただこうかな、と思っていたところでした(笑)。

Oさん ぜひしていただきたいです(笑)。

以上、区役所職員にインタビュー! ─DX推進担当部 DX推進担当課 中編─でした。
後編では、部署で働く職員の方々についてフォーカスしていきます。次回もお楽しみに!

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